太陽もそこそこ暖かそうなので、妻の両親の墓参りに同行して滝野霊園に行ってきました。ところがものすごい強風でまるで空っ風のような冷たさ。途中で止めようかと思ったほどの寒さでした。ようやく霊園に着いたら、ここはさえぎるものがないところですから、一層厳しくいったいどっちから吹いてくるのかと苛立ちさえ思うほどでした。
お墓の周囲はまだたっぷり雪が積もっていて、すぐ近くまでたどり着くのですが、ざくりと足を突っ込まないと前に進めません。やむなく今日は心の中で「来ましたよ」との挨拶だけで本館の建物の中に逃げ込むように入りました。食事を済ませても次のバスの時間までにはまだたっぷりとあります。二人でなんとなくぼんやりと過ごしていたのですが、日常では滅多に味わうことのない一見無駄な空間の時間、癒されると時間と思っていたのですが、かえって倦怠的疲労感が襲ってきて、だんだん疲れてきました。
とにかく外に出ると風に悩まされ、真駒内駅の周辺もばらばらのバスターミナル、初めてやってきた人には随分不親切な構造になっています。こうなると見るものすべてに文句の一つでもいいたくなる、そんな不愉快の気持ちを持ってやっと帰宅しました。
やっぱり狭いけど我が家が一番休まるね、とケート紅茶でほっとした時間を過ごすことが出来てご機嫌もよくなりました。この地は春に見えてもまだ冬なのだということを忘れていたというわけです。
やさしいタイガー