ブログ人 話の広場

日頃の生活のなかで見つけたことなどを写真もそえて

スケッチブックを開いて

2010-03-14 09:10:54 | 日記・エッセイ・コラム

 毎週の水彩画教室はみんな陽気な方ばかりなので楽しく描き、驚くほどの成長をみて嬉しいものです。それに負けじ、と朝から少し大型のスケッチブックを取り出し、既にスケッチだけしていた作品に色を入れました。雄大な海に浮かぶ海岸沿いの大きな岩と小さな岩、そこに強烈な陽光が照らし、切り立った岩も白く見えるほどです。海の色はマリーンブルーそのもので深いところの色、浅いところの色、いろんな変化に描く意欲をわかせてくれます。

 2時間ほど描きました。久しぶりに我が家で絵筆を持った快感は一日気分をよくしてくれました。たまった原稿を少しずらしてでも思い立った時にしたい事をする、というのは何か犠牲を払っているかのように見えますが、それが次への「やる気」に繋がるということも気付きました。

 人間は欲深い動物ですから、気にいるとこれもやって見たいという衝動に駆られます。しかししばらくするとしぼんでしまいます。やると決めたら苦しくとも自分への約束として何としてもやりぬこうという気持ちを持ち続け、自分を拘束するくらいの強い意志で取組むことが長続きさせる要因だと思いました。ただしその前提には「楽しむ」という余裕が必要な事はいうまでもありませんが。

 今朝はこれから例のコーヒーショップに行き、ほぼ毎月会うことにしている25歳のY君と談笑することにしています。これも一見無駄なように見えるでしょうが、次へのエネルギーの補強のために不可欠な時間です。彼もそう思っているからです。

やさしいタイガー