この2日間、ずっと家にいました。といっても寝込んでいたわけではありませんが、在宅はそれで又結構することがいろいろあるものです。先日友人から当然達筆な筆の書状をいただき、何事かと封を開けると「札幌交響楽団の演奏会、よかったらどうぞ」と三枚も送っていただきました。そういえば久しくフル演奏会にはいってなかったなあと思いながら、早速中島公園のコンサートホールにチケットの交換に行ってきました。
冬の公園の姿を見るのは何日ぶりだろうと、あたりを見渡していました。まだまだ池は氷が張り、その上にたっぷりと雪が積もっていて、広場のように見えます。木々はこの寒さにじっと我慢をしているような風情です。わずかに人の通るところだけ雪除けをしているだけで周囲はまったくの白銀の世界です。それでも池の小さな窪みが見え、池の水が陽の光に光っていました。春も近いのかな、と心なしか春の兆しを感じました。
チケットの窓口に行くと、3月のチケットはもちろん、4,5月分も天上桟敷くらいしか席がないのです。すっかり定着した「札響」の定期演奏会は年々好評なのでしょう。日々の研鑽さんの賜物ですが、それにしても2000人も入る大ホールが満杯に近い状態はチケットを求める者にとってよい席がなく残念ですが、オーケストラにとってはよい励みになるでしょうね。
春から初夏にかけて音楽を楽しむというのも今や贅沢ではなくなりましたが、それにしても3枚もいただき、少しばかり恐縮しつつ楽しんでこようと思っています。
やさしいタイガー