僕の家から徒歩で数分のところにファミリーレストランがあり、打ち合わせや談笑に使っていますが、ゆったりとしていてなかなか居心地がいいのです。すっかり味を占めて今週日曜日、少し仕事を持って朝から出かけました。朝の遅い食事でしょうか。何組かの家族が楽しそうな時間を過ごしていました。
たった一杯のコーヒーと暖かなルームの中で四人がけテーブルを独り占めして胸焼けするほどコーヒーのお代りをして予定の仕事を済ませました。時間を見るともう１２時近い。一段落したところで帰宅の用意をしていたら、入り口から入ってきた二人の紳士が僕を見つけて手を振ってこちらに。本当に久しぶりの方で、またそこで近況交換で時間は延長。
こんなところで滅多に知り合いと出会うことはないのですが、ひとしきり話して、それじゃ！といって互いに右と左に分かれました。ぼくが道路の向こう側にわたっている姿を見ていたのでしょうか。バス待ちの野球帽をかぶった紳士がまたニコリとして手を挙げました。普段とは違う服装で一瞬誰だろうと思うほどのラフなスタイル。この方とは不思議にバスの中や道路の真ん中でよく会う元裁判官で今は公証人をされています。「よく会いますなあ。今度一杯いきましょうや。いいとこ見つけましたから」 「じゃあ楽しみにしています」と短い挨拶をして別れました。
今日はとても人当たりのよい半日でした。やっぱり久しぶりに会っても心に留めてもらえるって事はありがたいものですね。帰りに妻から頼まれたケーキを買って帰りました。そのケーキのお相伴に預かったのはもう５時ごろでした。日曜日のひと駒でした。
やさしいタイガー