短命

　Kさんの娘さんは闘病中の同級生を見舞う為に故郷の熊本に帰っているとか。

　私 「いつから熊本に帰ってるのん？」
　客K「もう10日ほどになるねん」
　私 「えっ、10日間も？」
　客K「その同級生が小林麻央と同じ乳ガンで、危ないらしいねん」
　私 「娘さんは34歳やろ。その同級生も小林麻央と同じ34歳やねんなあ」
　客K「その子も子供が2人いてるらしいねん」
　私 「34歳で亡くなるのは可哀そうやけど、残された子供も可哀そうやなあ」
　客K「子供は小さいだけによけいに可哀そうやなあ」
　私 「テレビで見た時、胸が痛んだわ」
　客K「俺も泣いたわ。今、乳ガンの人が多いらしいね」
　私 「そうやなあ、俺も心配になってきたわ」
　客K「男はなれへん！」
　私 「実は俺、オカマねん」
　客K「オカマも男や！」
　私 「夏目雅子も早よ死んだなあ」
　客K「エエ人は早い」
　私 「俺、心配やわ」
　客K「もう、充分に歳いってるがな」
　
　謎かけ：短命とかけて、自然葬や海洋散骨と解く。どちらも(はかない・墓無い)です

面会

　G君が珍しく歌を唄った。

　私 「うまい！」
　客G「そうか。褒められるとうれしいな」
　私 「伴奏が…」
　客G「なんやねん、伴奏かいな。褒められたと思て喜んだのに…」
　私 「伴奏は完璧やったけど、唄はイマイチやったな」
　客G「伴奏が完璧なんは当たり前や。唄がイマイチや言われて俺、落ち込むわ。俺が自殺したらどないするねん」
　私 「自殺したかったら、自称“首吊り士”の白石君を紹介したるのに」
　客G「白石君て、座間市の9人殺害男かいな？えらい馴れ馴れしいな」
　私 「白石君は俺の友達の弟の同級生のお父さんの息子さんのアカの他人や」
　客G「回りくどう言うて、結局は知り合いでも何でもないやん」
　私 「分かった？」
　客G「分かるわいな。それに白石は捕まって居てないがな」
　私 「そんなに気になるんやったら面会に行ったら？白石君、喜ぶで」
　客G「気になるかい！マスターが話題に出したからやん」
　私 「面会はせんでもええけど、歌はキッチリ決メンカイ」
　客G「面会のダジャレは、やメンカイ！」
　私 「G君も言うてるやん」

 

　謎かけ：面会とかけて、お風呂と解く。どちらも(接見・石鹸)がつきものです

爪

　私は趣味でギターを弾くので弦を押さえる左手の爪は短く切っているが、弦を爪弾く右手の爪は少し長めである。

　妻　「あんた、男が爪を伸ばしてたら嫌がられるで。切りや」
　私　「誰に嫌がられるんや」
　妻　「女性にやん。爪の長い男性はエッチがヘタやねんで」
　私　「今さら、勃(ﾀ)ちもせんのにエッチもクソもないわ」
　妻　「見た目もやらしいやん」
　私　「俺はギターを弾くのに、爪を伸ばしてるんや」
　妻　「しやけど、ギターを弾いてるとこあんまり見かけへんやん。爪を切りや」
　私　「自分(妻)が何回も爪を切れ切れ、言うから映画を見ててもストーリーを見んと俳優の爪ばっかり見てしまうわ」
　妻　「ホンマかいな」
　私　「爪を切りやと、ツメ寄らるからや」
　妻　「ダジャレかいな。いっこも面白ないわ」
　私　「爪の話だけに、ツメらん事を言うて、スマン！」
　妻　「そのダジャレも、つまらんわ」
　私　「そうか、ツメが甘かったなあ」

 

　川柳：爪とかけて、熟睡すると解く。どちらも(ネイル・寝入る)です

種明かしシリーズ161 割り箸のハンドパワー

　第161回目のマジックは『割り箸のハンドパワー』です。今回は割り箸を使ってハンドパワーをお見せします。左手に持った割り箸にマジナイを掛けると上に上がります。簡単なマジックですのでレパートリーの一つにして下さい。 

　Youtube＝https://youtu.be/9Zs_QbDVqDE

ワースト1

　常連客のAさんがカラオケ番付表を見て一言…。

　客A「この店でお金を使うお客さんの番付表も作って貼ったら面白いで」
　私 「Aさんはカラオケ番付でいつも下の方やから、売り上げ番付やったら上位に来ると思てんねんやろ」
　客A「そやねん。因みにこの店の売り上げナンバー1は誰や」
　私 「Aさんと言いたいところやけど、Tさんが当店の売り上げナンバー1や」
　客A「俺は？」
　私 「ワースト1」
　客A「そうか、50位以内にも入ってないか…」
　私 「いや、50位以内は入ってるで」
　客A「何で？」
　私 「俺とこ、お客さんは50人もいてないから」
　客　客A「ホンマかいな。俺、この店によう来てるのに何でワースト!やねん？」
　私 「Aさんはよう来るけど、そんなに飲めへんのに最後までネバルから」
　客A「それを言われると、返す言葉はあれへんわ」

 

　謎かけ：ワースト1とかけて、 物事の是非を考えて決定すると解く。どちらも(最低・裁定)です

ややこ

　Y子ちゃん宅には週末はいつも娘さんが孫を連れてくる。

　私 「明日、お孫さんが来るんやろ？」
　客T「えっ、ひ孫？」
　客Y「何を言うのん！ひ孫と違うで」
　私 「そうやで、失礼な！Y子ちゃんは何歳やと思てんの」
　客T「Y子ちゃんは56歳やろ？」
　私 「56歳でひ孫は無いやろ！玄孫(ﾔｼｬｺﾞ)や」
　客Y「余計、わるいやん」
　客T「ほんまや。ややこしい事を言うて…」
　私 「ややこの話だけに、ややこしくしてん」
※ややこ＝あかご。赤ん坊。やや。

　謎かけ：ややことかけて、天秤と解く。どちらも(お守り・重り)が必要です

オシボリ

　Gさんがトイレから出てきたのでオシボリを渡した。

　客G「オシボリ温いなあ。どこで温めたん？」
　私 「股間。藤吉郎(後の秀吉)は信長の草履を懐で温めたけど、俺は股間でオシボリを温めてん」
　客G「そんなん要らんわ」
　私 「匂い付やで」
　客G「よけい要らんわ！」
　私 「股間だけに好感持てる思たけどな」
　客G「好感なんか持てへんわ！」
　私 「好感持てへんねんやったら新しいのんと交換したるわ」
　客G「ダジャレばっかしやなあ。マスターは好感度ゼロや！」
　私 「無い知恵オシボリ、オシボリのダジャレ言うたけどアカンか」
　客G「もうエエっちゅうねん！」

 

　謎かけ：オシボリとかけて、信じる人の心の中と解く。どちらも(紙・神)もあります