キャッチセールス

　Kさんの娘さんが堺東の駅前の路上で、「アンケートに答えて下さい」と声を掛けられて、近くの喫茶店に連れて行かれ巧みな口車に載せられて高額な指輪を契約させられたとか。

　客K「俺とこの娘、キャッチセールスに引っかかってん」
　私 「親を信用せんと他人を信用したんかいな」
　客K「そんなんと違う。とにかく相手は言葉が巧やからなあ」
　私 「俺やったら、絶対にキャッチセールスに引っかかれへんわ」
　客K「何で？」
　私 「キャッチセールスに声をかけられて勧誘されたら『僕、未成年です』て言うねん」
　客K「70歳近いオッサンのどこが未成年やねん。そんなん相手は騙されへんわ！」
　私 「相手は変なオッサンや思て、立ち去りよる」
　客K「俺とこの娘は45歳や。そんなん、よう言わんわ」
　私 「あっ、キャッチセールスに引っかからへんエエ方法があるわ。娘さんに教えたり」
　客K「どんなん？」
　私 「ワタシ、ニホンゴ、ワカリマセン、とたどたどしく言うねん。ほんだら相手は外国人や思て、相手にせーへんわ」
　客K「しやけど、俺とこの娘はどう見ても、アメリカ人には見えへんで」
　私 「厚かましいなあ。誰もアメリカ人て言うてないやん」
　客K「しやけど今、外国人て言うたやん」
　私 「Kさん、いっぺん鏡を見てみ。その顔でアメリカ人みたいな子が生まれると思うか？外国人言うてもアジア人もいてるがな」
　客K「あ～、そう言う事かいな」

 

　謎かけ：キャッチセールスとかけて、昔の畑と解く。どちらも(声・肥)をかけます