今日、六十前の女性客と会話をしていたが、その女性の言葉遣いがとても上品だ。
着物姿がよく似合うはずで、仕事は着物関係で職場は京都だとか。
お母さんの事を「お母上(ハハウエ)」、兄さんの事を「お兄(アニイ)さん」、着物も「お着物」と言っている。
「なんでも言葉の頭に“お”をつけると上品な言葉になるんやね」と私はつっこんだ。そして、
「味噌汁は?」と質問した。
「お味噌汁」と応えた。次に
「京都は?」と質問。
「お京都」と乗ってきた。
「ふつう地名には“お”は付けへんけど品(ヒン)がええなぁ」
「・・・」
「それでは奈良は?」
「おナラ!」
そのお澄ましな女性、上品な顔して下品な言葉を発した。少しムッとしたがみんなが笑ったので愛想笑いで取り繕(ツクロ)った。
着物姿がよく似合うはずで、仕事は着物関係で職場は京都だとか。
お母さんの事を「お母上(ハハウエ)」、兄さんの事を「お兄(アニイ)さん」、着物も「お着物」と言っている。
「なんでも言葉の頭に“お”をつけると上品な言葉になるんやね」と私はつっこんだ。そして、
「味噌汁は?」と質問した。
「お味噌汁」と応えた。次に
「京都は?」と質問。
「お京都」と乗ってきた。
「ふつう地名には“お”は付けへんけど品(ヒン)がええなぁ」
「・・・」
「それでは奈良は?」
「おナラ!」
そのお澄ましな女性、上品な顔して下品な言葉を発した。少しムッとしたがみんなが笑ったので愛想笑いで取り繕(ツクロ)った。