4月22日(水)は久しぶりに高江へ。県道70号線の境界をめぐって沖縄県と防衛局の立会があるので、県から呼ばれているのだ。東村は村長選挙一色、トヤマ全伸さんのノボリが圧倒的に多い。なんとしても勝ってほしい。
昼前に高江に着き、花を探して回った。最初に探したのは、カクチョウランの花。ところが、毎年咲いている箇所にはひと株も見当たらない。目立つ花なので、誰かに持ち去られてしまったのかもしれない。それでも別の場所に多くの花が見つかった。
(カクチョウラン。環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。)
午後2時、N4ゲート付近の旧道部分の県道境界の確定のため、沖縄県北部土木事務所と防衛局の担当者らがやってきた。この問題について経過を説明しよう。
3月に突然、防衛局の職員らが来て、県道と米軍への提供区域の境界線だと言って黄色いラインを引こうとした。N4のヘリパッドはすでに米軍に移管され、オスプレイの運用も始まっているし、海兵隊員らが再三、演習にもやってくる。旧道部分への住民の立入を禁止するために米軍から要請があったのだろう。現地で監視行動を続けていたメンバーらが、「県道との境界線なのに、何故、県に連絡もせず、防衛局が勝手に線を引くのか」と抗議し、作業を止めさせた。すると、次には米軍が出てきて境界線に赤い線を引こうとした。先日、シュワブ基地のゲート前に引かれた黄色い線の中に数歩入ったということで、山城博治さんが逮捕されたが、フェンスや黄線がほとんどない北部訓練場でも規制を強めようとしているのだと思われる。
こうした事態に、我々は県の北部土木事務所を再三訪れ、「防衛局に勝手に線を引かすな」と申し入れた。北部土木事務所もやっと重い腰を上げ、何回か現地に来て測量。その結果、防衛局が最初に引いたラインが間違っていることが分かった。そして、今日、県が防衛局を呼び現地で確認するというので、我々にも立ち会ってほしいと連絡があったのだ。
防衛局は今日中にラインを引きたい様子だったが、我々が大勢いるので諦めて帰っていった。また、近いうちに職員を動員して来るのだろう。
(県と防衛局による県道70号線の境界確認作業。)
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(カシノキラン。これも環境省のレッドリストで絶滅危惧Ⅱ類)
(ハマニンドウの花はもう時期が過ぎてきた。)
(オキナワシャリンバイ)
(ギーマ)
(エゴノキ)
(クチナシ)
(コンロンカ)
(イタジイの森)
(塩屋の近くに満開のデイゴがあった。今年見た初めてのデイゴの花だ。)