7月28日(金)は早朝から高江へ。ヘリパッド運用開始への抗議集会だ。
昨年7月のヘリパッド工事開始以来、ちょうど1年が経過した。県道70号線を走っていても、「ああここで機動隊の不当弾圧があったなあ」「ここでダンプを止めたなあ」と、昨年のことが次々と思い出される。まさに怒濤の1年間だった。
メインゲート前には150名ほどの人たちが集まった。この場所で集会が持たれたのは、昨年の12月以来だ。
平和運動センター、統一連に続いて、私が沖縄平和市民連絡会として挨拶をした。他にも、伊波洋一参議院議員、3村の島ぐるみ会議、奥間さん、宮城秋乃さんらがアピールをした。
高江現地行動連絡会やヘリパッドいらない住民の会は、8月中旬に東京で市民集会、防衛省交渉を予定している(3村の島ぐるみ会議へも参加要請中)。私も参加を予定している。
防衛省への要請事項は主に次の3点だ。
1.昨年12月、3地区4箇所のヘリパッドは米軍に移管されたが、まだ周辺施設は未完成のままだ。しかし7月11日、米軍は、まだ進入路等の工事が続いているにもかかわらずオスプレイを離発着させた。しかも、事前に約束していた、東村や県への連絡もなかった。この点について抗議し、オスプレイの運用を行わないよう申入れる。
2.また、この間、北部訓練場ではヘリによる深夜11時半頃までの夜間訓練が続いている。こうした夜間訓練や集落上空の飛行を行わないよう申入れる。
(注)この点について宮城秋乃さんによれば、たとえば最近だけでも次のような深夜訓練が行われている。
7月18日 23:30まで
7月20日 23:30まで
7月21日 22:20まで
7月25日 22:10まで
7月26日 21:40まで
3.FルートからH地区ヘリパッドへの工事用仮設道路の撤去、現状復帰。さらに、N1裏から約700mの国有林部分(米軍への提供区域外)の道路使用許可の取下げと、高いバリケードの撤去を申入れる。
3地区のヘリパッドは造られてしまったが、残された課題は多い。「高江」はまだまだ終っていないのだ。