降る様なキス。

揶揄とかそういうキレイごとではアリマセン。
文字通り降ってくるちゅーの嵐が、ぶっちゃけ最近恐ろしいです。

最近ではすっかり、サキタにヒナタとの入浴を任せることが定番となりました。
週に1～2回は大人がしっかり洗ってやるようにしていますが、真面目なサキタらしくちゃんと洗えているようだし、やっぱりサキヒナが先にお風呂に入っていてくれると、その間に家事がやれたりして超助かる。

それに、僅かに距離が空く、という利点もありました。

保育園から帰ってくるだけで、何度注意するかワカリマセンし、ヒナタはそういうお年頃なのか、とにかくのらりくらりとやるべきことをやらない。
やるにしてもすげぇ遅い。なんでそんなにちんたらしてんのなんなのねえなんなの。
そんなわけで、この時間に私がイラッとしていることは多いのです。
これまではそれでも年がら年じゅうひっついていなければならないような状態だったのですが、このお風呂タイムに僅かに距離を保てることで、気持ちを切り替えたりする余裕ができるといいますか。

そしてその気分転換は、サキヒナの方にも働くような気がしています。

サキヒナが頭も体も洗い終わっただろうという頃を見計らって私もお風呂に入りますが、その時にはヒナタは最後に湯船に入って数えるのを終えており、サキタが数を数え続けていることが多い。
そんな時、私が湯船に入ると、暇なヒナタが絡んで来るのです。それがちゅー。

最初は無難に頬にしていたのですが、そのうち両頬にするようになり。欧米か。
おでこにするようになり。
鼻にもするようになり。
そしてまた頬に戻ってきた頃にはサキタも数を数え終え、僕もと言わんばかりにちゅーをしてくるのです。あのなぁ。
今日はヒナタが私の肩にちゅーをして、「ママのここ、いちごの匂いがする！」（そんなわけあるか）とか言い出したものだから、サキタまで「えっ、どこどこ」と肩にちゅーしてくる始末。

イイ加減にしろバカ息子ども！！

だけどこれがもうおかしくてね。
どんなに怒っていても、とにかくおかしくて笑ってしまうんだ。
サキヒナもそれをよく知っているから、何かママの機嫌を損ねるようなことをした時には、ちゅーもいつもより余計に降ってくることになります。

ニヤけずに怒りを持続するのが、非常に難しいので止めていただきたい。（にやにやでれでれ）