早いもので、4月ももう終わりだ。
5月からは仕事に復帰するということで、サキタと過ごす専業主婦な毎日が終わりを告げる。
まぁ、今月からは保育園に通い始めているから、日中は数時間離れている日々だったけども。
まだ少し、迷いはある。
専業主婦でいた方がイイのか。
兼業主婦に戻るのがイイのか。
「3歳までは、母親がずっと傍にいて、子育てをする方がイイ」
そんな3歳児神話は、信じていない。
それが科学的根拠に基づいたものでナイことは、わかっているから。
だけど、サキタはどう思うのか。
私は、どう思っているのか。
専業主婦でいれば、サキタとのべったりな甘い時間はまだまだ続くことになる。
サキタが劇的な成長を続けるこの時期、一つ一つの姿を見ていくことができるだろうし、いつか思い出になった時、この上なく幸せな時間だったと思い出すことになるのだろう。
ママ友と遊んで、千矢母や弥生さんに遊びに来て貰ったりして、たまには里帰りなんかもして。
孤独になることもあるけれど、疲れることもあるけれど、それでも勤めに出るよりは緩い毎日。(上手くやれば、昼寝とかできるしな)
サキタの様子を見ていられるから、体調が悪いなどの変化にはすぐ気付いてやれるだろうし、病院へ連れて行くなどの対応もすぐできる。
かといって泣くことは多いし、言うことはそうそう聞かないし、これから反抗期だってあるだろうし、日々可愛いばかりではナイ子育ての日々だ。
ずっと一緒にいるあまり、ムカつくことも、キレることも、きっとたくさんある。
それでもサキタは、そんな私と一緒にいたいだろうか。
兼業主婦になれば、単純に平日一緒にいられる時間が少なくなる。
時間に追われる毎日で、サキタを急かすことが増えてしまうかもしれない。
サキタの寝る時間も、今よりは少し遅くなってしまうだろうし、家事に時間を取られて、サキタと一緒に遊んでやる時間は多分ほとんどナイ。
仕事の方だって、残業はできないし、時間短縮さえ使っている。
サキタが熱を出せば、すぐお迎えだと早退しなければならないし、そもそも朝から出勤できないことも考えられる。
予防接種や検診でも1日休まなければならず、ぼこぼこと穴を開けることになるだろう。
付き合いとしての飲みなんてアリエナイし、送別会や歓迎会すら参加することはできない。
後で思い出しても、「あの頃は大変だった…」なんて記憶しか残らないかもしれない。
けど、後ろめたさも手伝って、サキタといる短い時間を大切に思えるかもしれないし、一緒にいることのストレスがナイ分、休日はいっぱい遊んであげよう!と優しい気持ちになるかもしれない。
で、結局今の私は、仕事に復帰する方を選んでいるわけだが。
それは、平成不況のこのご時世に、何とか私の迷惑な要求を満たすよう職場を確保してくれた上司に対しての感謝の気持ちとか。
安易に退職して、パートやアルバイトならともかく、今後正社員になることは不可能だろうという思いとか。
やっぱり平日、サキタの相手をずっとしながらの孤独がツライとか。
ハルトくんの稼ぎだけで十分暮らしていけるけど、ゆとりはあんまりナイだろうし、今後いくらでもお金は掛かってくるだろうな、とか。
2人目を希望してはいるから、今のうちに貯蓄はしておきたいし、サキタ1人の今が、保育園に預けながら働きに出るラストチャンスかもしれないな、とか。
(2人も3人も預けながら働くママさんもいるけど、私にはちょいとキツイかな、と思うのだ)
いろんな理由が、あるにはある。
だけど1番の理由は、「後悔したくない」ということ。
仕事を辞めるのは、その気になればいつでもできる。
サキタを預けて働いて、どうしても無理だということになれば、その時辞めればイイことだ。
だけど、さっさと辞めてしまって、「辞めなきゃ良かった」と思っても、もう遅い。
小心者の私には、生活の変化は恐ろしく、これまで続いていた社会人としての自分を失うのが怖い。
かといって、この1年の専業ママ生活からの変化も怖いから、しょうもナイよね!
でも、小心者のくせに大雑把な私は、いざ新しい生活が始まってしまえば、どうとでもなんとでもするんだよね!
うん、私ってそういう面倒な女。
だんだん、何を書いているかよくわからなくなってきたけど。
とにかく、頑張っていかなくちゃだよな、ということ。
サキタにも、これまで以上にママやパパとでナイ自分だけの世界を持って、保育園という社会で、頑張って欲しい。
で、今日は最後の専業主婦としての1日を頑張ったよ。
超眠かったけど昼寝はせずに、いろいろ家事をやりました。
ん、最後だからとのんびり過ごせば良かったかな!