ピンク。

ハルトくんは、「まだ全然キレイなんだけど飽きた」とか、「試着して買った時はイイと思ったけど着ているうちにやっぱり小さいなと感じた」とか、そういう服を私に下げ渡してくることがあります。
割とすっきりしたデザインを選ぶので、私が着ても極端にぶかっとすることもなく、そして私は着る服にさほど拘りがナイため、許容範囲もそこそこ広い。
そうしてお下がりが成立することも、珍しくはアリマセン。

「ちや、これ着ない？」

今回ハルトくんが差し出したので、ピンクのセーターでした。
プライベートでもピンクを着ることがあるハルトくんですが、今回のは仕事の時ワイシャツの上に着てるヤツだね？　どうしたの、縮んだ？ （縮んでお下がりになることもある）

「いや、悪くナイんだけど、何かあまり着ないなって。朝の時間がナイ時には、やっぱりもっと無難な色の方が合わせやすくてさっと手に取るというか」
「なるほどね。さて、ここで質問です。」

渡されたピンクのセーターを体の前に合わせて、ハルトくんに問う。

「この色、私に似合うでしょうか」
「…なんか違いますね…」
「だろ…？」

元々ピンクってキャラじゃナイのは自覚してるんですが、髪切ってから余計に、そういうふわふわした可愛い感じが似合わなくなったような…！
メンズなのでデザインはすっきりしてるんですが、色味が何つーかしっくり来ない…！
割と落ち着いた色味のピンクなんだけどなー！

赤まで行っちゃえば、逆に似合う気がします♡