Alohilani

何てことナイ毎日のつぶやき。
取るに足らない日常のアレコレ。

イヤイヤ炸裂。

2010-06-24 23:59:51 | Weblog

いつものように、保育園にお迎えに行く。
するとサキタは、私の顔を見るなり号泣した。

「ばぁば、くるー!! まま、こないー!!」

まぁ要するに、お迎えに来るのは私ではなく千矢母希望なわけだ。
そんな反応は情けナイことに最早珍しくもナイので、ちょっと寂しくなりながらもサキタをなだめるしかナイ。
千矢母にそんな毎日来て貰うわけにはいかナイのだよ。
ママで我慢してくれよ。

大抵はぶつぶつ文句を言いながらも、途中で千矢母がいないことを諦めて納得してくれるのだけど(というより納得して貰うしかナイので、テレビや食べ物で釣る)、今日のサキタはしつこかった。
一気に機嫌を損ねてしまったようで、保育園を出てもまず自転車に乗らナイ。
ようやく乗ったと思っても、途中で泣き喚いて降りてしまう。
更に、自転車を降りて歩くと要求した割には、すぐさま抱っこしろ、と。
勿論、荷物を乗せた上に電動アシストの重たい自転車を押しながら、サキタを抱っこして歩くなどという真似は出来るわけがナイ。
仕方がナイので自転車を停め、その場で抱っこして説得を続けるものの、このまま歩けと進行方向へ向かって手を伸ばし、大暴れ。
バランスを失って落としそうになり、慌てて抱っこし直そうと一旦降ろすと、離すものかとコアラのようにへばりつき、ギャン泣き。
その場でしばらく格闘していると、今度は自転車に乗る、と。
わけがわからないけれど、2歳児のイヤイヤ期とはそうしたものなのだろう、と素直に乗せ、いつものように電車を見に線路脇の駐車場へ。

いつもはここで、自転車に乗ったまま電車を1,2本見て帰るのだけど、今日はここで駐車場に降ろせと言ってきた。
昨日ここで千矢母を待っている時、楽しそうに走り回っていたしね…。
こちらも時間を稼がなくてはならなかったので、根気よくサキタの遊びに付き合ったし、抱っこして何本も電車を見たし、そうしているうちに大好きな千矢母が登場したから、きっと今日もそれを期待しているのだろう。
しかし、今日はいくら待っても千矢母は来ない。
その上、この駐車場の周りや線路沿いには雑草が生い茂っているので、蚊も多いのだ。
説得しつつ自転車から降ろさずに電車を見て、いつものように帰宅。

このスタイルがいつものパターンであってこれからもそうだよ、昨日のは特別だったんだよ、と言い聞かせるものの、そんなこと2歳児に通用するわけナイ。
帰宅したことに気を悪くしたサキタは、自転車から降りようとせず、もう1度駐車場へ行けとギャン泣き。
何とか降ろしても、抱っこで駐車場へ遊びに連れて行けとギャン泣き。
そうこうしているうちに、外はだんだんと暗くなってくる。
しかし家に入ってくれナイので、大暴れのサキタを抱っこしたりハグしたり説得したり。

仕舞には、こっちまで泣きたくなってきた。

家に着くまで、もう何分掛かっているのだろう。
保育園から自宅までは、自転車で5分程度。
普段なら、電車を見て帰ってきてもせいぜい15分だ。
それが、まず駐車場に着くまでに20分以上、家の前に着いてから30分は泣き喚いている。
家に入れず外で泣かれているので、人が家の前を通る度に見られている気がするし、近所の家では「随分長いこと泣かせているな」と思われているかもしれない。
そろそろ通報されるかもね…。orz

イイ加減付き合いきれない気分になり、強引にサキタを抱え上げると、とりあえず玄関に連れ込んでドアを閉め、鍵を掛けた。
もう知らん。
泣きたければいつまでも泣いていろ!!
どんなに泣こうがもう外は真っ暗なのだ、遊びに連れていくなどアリエナイ!!

サキタは家に入れられてしまった(もう遊びに行けない)ことにますますギャン泣き。
しかしもうこの頃には、私の感覚も麻痺していた。
普段より、既にもう1時間以上のタイムロスなのだ。
夕飯はもともと残り物のおかずで済ませる予定だったけど、この分では食べるかわかんないね。
食べなきゃ食べなくてもイイ。
洗濯をして、お風呂にお湯を張り、とりあえず夕食の支度を整えた。
すると、それまではしぶとくギャン泣きしていたサキタも、さすがにお腹が減ったのだろうか、夕食だけは素直に食べてくれた。

まぁな、夕食が済んだ途端、テレビを見せろだのDVDを見せろだの要求した上で「それじゃナイ!!」と泣き喚かれたけどな!
とにかく今日のサキタは、機嫌が悪いようだ。

ようやく寝かし付けた頃には、私のライフゲージはゼロどころかマイナスに振り切っていた。
サキタの寝顔を見るとほっとしたものの、これだけ拒否られて泣き喚かれて暴れられて、私はいったい何のために何を頑張っているのだろう、と思った。
泣きたい気持ちだったけど、現実には真っ白に燃え尽きていて、情けなくて涙も出なかった。
サキタが千矢母を好きなのは、よくわかっている。
だけど、それにしても、私への拒否っぷりはあんまりじゃナイかと思うのだ。
そりゃあ、千矢母のように優しく手際良く根気強く、サキタの相手はしてやれてイナイと思うよ。
サキタの周りで、サキタを1番よく叱るのは、私だと思うよ。
だけど、何かもう本当に、サキタは私を嫌いなんじゃナイかと思うほどに、千矢母を求め、私を拒否した。
「何だかんだ言っても、1番好きなのはママに決まっているわよ」という人は多いけれど、そんなことどうしてわかるんだよ!!
私自身、千矢母に甘え過ぎていたのだろうか。
サキタが千矢母に懐くのは嬉しいのだけど、毎日一緒に暮らしているのならともかく、それほど生活を共にしているわけでもナイのに、このばぁばっ子っぷりといったらどうだ。
毎日一緒に暮らしている私を全力で拒否してまで、千矢母がイイというのは、サキタにとってどうなのだ。
幸せな生活と言えるのだろうか。

自信を失くした、というには語弊がある。
そんなもん、最初からナイからな。
自分の行くべき方向を、ちょっぴり見失ってしまったような、そんな夜だった。
私は、どんなママになりたいのか。
サキタに、どうしてやりたいのか。

もう2年。まだ2年。
新米ママの苦悩は、いったいどこまで続くのだろうか。