こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

熊野古道マップ

2010-08-13 05:30:30 | 和歌山県
駿田峠をあとに、駐車場にもどったらお昼となったので串本まで帰って食べるか、勝浦で

お昼を食べて帰るか・・・ということで、「勝浦は食べるとこが少ないからなぁ。でも

めんどくさいから食べてかえろー。」という私がオゴルということで、暑いからザルソバ、

ザルソバ・・と駅前を通ってコーナンに車を置き、次男君を電車に乗せるたびに食べ物屋を

探す、いつものアーケード街へ。夏休みになったのでふだんよりは観光客も目につく。

が、その人たちはみな、アーケードの向こうに何かあるんだろう・・というような感じで

歩いて行く。思わず「行ってもなにもないで~」と教えたくなります。昔はにぎわっていた

アーケード街も、シャッターを下ろしたお店が多く喫茶店がポツリ、ポツリとあるくらい。

私達は店の前で呼び込みをしている二軒のお店の前にきました。片方は喫茶店、もう片方は

食堂、こちらは以前次男君と来て、オムライスを食べたのだけど、両方から「すぐできます

よ」と言われたら、片方だけに入るのが申しわけないような、気がします。喫茶店には

ザルソバはないだろうと、意を決し喫茶店の呼び込みを見ないように食堂のほうのおばさん

に「ザルソバありますか?」というと「はいはい、できますよ」というので食堂に入った。

お客さんはゼロ。この間も私と次男君だけだった。私達はザルソバ二枚とさんま寿司一本を

注文。ザルソバが遅いのか、さんま寿司が手間取るのか、田舎ゆえのスローさなのか、15

分くらい待った。中から見た外の観光客は お昼を食べるところを探しているのか、何組も

ぞろぞろ歩いて行く、そしてガラガラ重いスーツケースを引きずりながら戻ってくる。その

一組はこのお店に、そのあと車で来た人は呼び込みのおばさんに「車を店前に止めておいて

もいいか」と聞いたようで、路上駐車してお店に入って来た。三組も同時にお客が入って

よかったね、おばさん。

私達は食べながら「駿田峠に行くもう一つの道路はどこから?」の話をしていた。峠で教え

てくれた人は、「パチンコ屋の横から上がる道がある」と言っていたし・・・。

     

私はこのお店の人なら町内のことを知ってるやろ、店内に熊野古道のポスターを貼ってるん

だもん。あとで訊ねてみよう・・・。きれいにザルソバとさんま寿司をたいらげじゅうぶん

涼んでから外に出た。おばさんが外で、また呼び込みをしていた。「ごちそうさまでした。

ところで加寿地蔵さんの駿田峠に車で上がって行く道はどこですか?パチンコ屋さんの近く

で国道沿いだと聞いたんですが」と聞くとおばさんが「へ?なんですって。加寿地蔵?」

「はい、シュンだかスルだかわからないけどシュンダ峠かスルダ峠という峠道のある・・」

そこにレジをしていた若嫁か娘だかが、私達がイチャモンでもつけたと思ったのか飛び出て

来て「なんですか!」と言ってきた。「アンタ、加寿地蔵とか駿田峠とかへ車で行ける道し

ってるか?」とレジの女性におばさんが聞くと「そんなの聞いたことがないわ」「観光ホテ

ルの駐車場から行く道はあるんですが」「知りませんね。駅の観光協会に聞いたらわかりま

すよ」なぜか、冷たい返事。このあたりは海側で、山の地蔵のことなんざ知るもんか!とい

う感じを私達は受けたのだ。お店は店内に飾られた スターのサイン色紙からみても昭和時

代から存在したようなお店なんだけどなぁ。加寿地蔵はともかく駿田峠を知らない・・とな

ると町民ではないのかもしれない。仕方なく。コーナンに車を取りに行く途中の勝浦駅で

観光協会を見つけたので聞いてみることにしました。中に入ると、お姉さんが一人、観光客

に説明をしていて、私達はそれが済むのを待ち、観光シーズンで休日なのに職員はひとりな

のね~とちょっと思ったりもした。番が回ってきて「加寿地蔵へ車で行ける道があると聞い

んですが、どの辺りから上がるのですか?」「加寿地蔵ですね、あそこは観光ホテルのとこ

ろからしかなかった・・んじゃないかな。ちょっと聞いてみますね」と携帯で問い合わせて

くれている「加寿地蔵へ車で行ける道ってありました?はぁはぁ、今映画の撮影している、

パチンコ屋さんの近くの道らしいんですがね。あ~、はいはい、あのトンネル出てすぐの

急な、え?その道は私有地なのでふだんは閉められている・・。きょうは映画撮ってるから

開いてる。はいはい、わかりました」そばで聞いてる私達にもわかりましたよ。その道は

個人の土地でほんとなら許可でももらわなくちゃ入れないとこなのね。でも、催し物がある

ときは好意であけてくれるってことか。お姉さんは写真のマップを取り出し、説明してくれ

ました。



マップに書かれた「湯川トンネル」横の道を上がって行くのだとわかったけど、そこって

けっこう斜度が高いんじゃない?と私はあの辺りの風景を思い出す。お姉さんは「ふだんは

入れないけど、開ける時もあるらしいですよ」というので、このマップをもらって外に出た

そうかそうか・・・やはり 観光協会やね。それにこんなマップをゲットしたし。これは

勝浦駅にも置いてないで!おとうさんに「それにしてもあの食堂の人は勉強不足やね。でも

まぁ。串本駅前のお店で有田のお瀧さんへの道を聞くようなもんかな」と笑ったのでした。





コメント
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