こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

加寿地蔵へ

2010-08-11 05:30:30 | 和歌山県
先月末、那智勝浦町の『加寿地蔵世話人会』の中田さんから「7月25日に駿田峠で加寿姫

伝説の映画撮影をしますので、取材ににきてください」というコメントをいただきました。

取材って・・・、この人見知りする私が取材なんてできへんやろ~と苦笑しちゃったんです

が、午前中ならおとうさんも付き合ってあげるというので行ってきました。その数日前から

日本全国で 熱中症で死亡というニュースがさかんに報じられていたので、スポーツドリン

クを持ち、峠までを歩くから首に保冷材を巻く首輪みたいなのを持ち帽子にタオルで出かけ

ました。



ごらんのとおり、晴天で観光ホテルの駐車場から見上げた駿田峠はこの山の道を通って行く

のです。この日は撮影日というのに駐車場には車も少なく「きっと、峠にできた古民家のほ

うの駐車場で準備してるんだわ」などと言い、できれば中田さん、その駐車場への道案内を

してくれれば・・・とまったく、歩くのは平気なんだけど暑いからね・・・。

 峠道の入り口には、歩く人のための杖を世話人会で設置してくれていました。以前にも

傘立てのように長方形の箱型に何本か置いてくれていたのですが、それは長さもまちまち、

握ると手に馴染まない細さ・・で、不便だったんだけど今回はきれいに幹の皮をむいたもの

や太さもしっくり握りやすい杖に変身していて喜んだのです。が一本一番見た目もきれいな

皮をむいた杖を手に、歩きだすとなんとスルッと握った手がすべってしまいます。これでは

歩くたびに握り直さないといけません。それとも、私の成長のあかし、体重が増えたせいで

その杖では機能せず手が滑るのか?いや、いくらか成長も止まってるはずなんだけどなぁ。

で、皮をむいてない一本を手にして歩くと、滑らず歩けます。こちらをお供に上ることにし

ました。

加寿姫伝説映画  どうやらこういう風景だったみたいです。

もっとセミがジージーうるさいかと思ったんだけど、峠道は国道の車の音が聞こえるくらい

で鳥の声と、夏虫の鳴き声くらい。道全体が半日蔭だし時々風も吹くのでそう暑くない。

撮影は午後1時からだけど、準備で11時ごろからワイワイしています。という中田さんの

説明だったので、見物人もいくらかいるだろう、それにまじってパチリパチリとやればネタ

になるな・・と思ってたんだけど。いつもは(大祭の時に)峠道で信者の人や、古道歩きの

人に出会うのだけど、とうとう祠下まで誰にも合わずに到着してしまいました。



仕方がないので、峠道に置かれたベンチに腰掛け一息ついていると、祠の方で声がします。

もしや、撮影隊かしら?と私達は小声で話し様子をうかがうようにチラリチラリと盗み見し

てたら、階段を下りてきました。男性二人と女性一人と、真っ白なわんこ。どうやらこの人

達は地元の人のようで、地蔵尊のまわりに寄進されている赤いのぼりばたを取り換えたのか

手に持っています。一人が「一時から映画の撮影しますよ。どちらから上がってきたの?」

「映画の撮影があると聞いたんですが、まだみたいですね。観光ホテルの駐車場からきまし

た」「へぇ~、そりゃぁ20分くらいかかったでしょう。車で来れる道もあるのに」

ーそれがわかんないのよー    写真はその峠道をはさんだ反対にある広場。祠からは

そちらが見えます。私達が祠前に行ったときには 撮影隊の人の車や、なにやらお昼の用意

ができたような話声。衣装をつけた人も・・・この暑さに参ってしまうんじゃないかな、お

化粧して昔の衣装つけて。走って行って「中田さ~ん」と声をかけたら会えるのですが、そ

こは人見知りの故、できません。私としたら少しでも早めに開始してくれたら、の願いもあ

りましたがなかなか始まらないので、祠の「お参りノート」みたいなのに一言、書いて帰る

ことにしました。秋の完成映画を楽しみにしていますね、中田さん。その時は、熊野新聞に

○月○日 ××で公開します・・と、お願いします。
コメント
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