
5日、午後からのこげの散歩に出掛け、折り返して帰る途中軽トラに乗せてもらっ
たおばあちゃんが「ヤマザクラを見にいくんや」と降りてきました。運転している
のは、いつもおばあちゃんとその友達を近隣の山に連れて行ってくれるオジサンで
す。「一緒に見に行こう、後ろに乗って」と言ってくれるけど、「こげ連れてるし
でも、行きたいなぁ・・・こげ乗ってもかまん?」と聞くと「かまん、かまん」。
もう乗るっきゃないでしょ。まず私が荷台に乗り、おばあちゃんがこげを(20
キロもある)抱え上げます。こげは、顔が引きつって、獣医さんにでも連れて行か
れるような顔をしています。大体どの辺りまで行くのか想像もつきませんが、夕飯
には帰れるだろうな・・と。車が奥へ奥へと進んで行きます。こげの散歩コースよ
り奥には三軒の家があり、人が住んでいるのは一軒だけ。どんなヤマザクラが見ら
れるかワクワク。上の写真は軽トラの荷台から、走行中に撮影。意外と山々のサク
ラは咲いているじゃないですか!


車から降りてまずは少し高いところに上がって、撮影。え、手前の木がじゃまで
奥の白いサクラが見えません、でもそのすき間に見えるのが上ってきた道路の白線
かなりな坂道です。ここまでが舗装された道、この先は未舗装、でも舗装する予定
もないみたい。昔は山を越えて若者が彼女のところにやってきて、夜明け前に帰る
ってなこともザラだったとか・・・同行のオジサンが言ってました。

頭上のサクラの木を撮影しただけだったのが、こうして見るとその下の緑色の葉
が茂った木と対照的な写真になっていました。サクラはほぼ満開、この日はうす曇
りで時間も午後3時頃なので、空の色がサクラの色を吸収してしまい、サクラやら
なんやらわかりません。幹と枝が黒くなりました。思うにサクラは目で見て楽しむ
のが最高かもしれません。紅葉は写真でもきれいに見ることができるけど、サクラ
は近くで写さないとそれがサクラかわかりません(腕の問題だわ)

こげをおばあちゃんに預けて、未舗装の道を歩いて行きます。木々のむこうに
満開のサクラの木が見えたのです。こげが不安そうな顔をしていますが、私の姿が
隠れると鳴きます。置いていかれたとおもったようで、それはおばあちゃんの姿が
隠れたときも・・・。この場所は、数年前に我が家の裏で捕獲箱に入ったアナグマ
を放ちにきたところです。あの時は4、5匹捕獲したっけ。いまは シカの足跡と
イノシシの足跡が道下の山道にありましたが、小動物はなさそう。