英語な日々

京都在住の英語講師のと猫と英語と美味しいもののお話。
時々、脳動脈瘤のお話もね。

ステキな老人ホーム。

2022-01-10 | 日記

母が、『みんなに迷惑をかけるのが嫌だから、老人ホームに入りたい。』と時々呟くようになった。

何を言っているのやら、こんな街のど真ん中で、ずっと優雅に暮らしてきたのに。

周りには子供たちが暮らしていて、毎日あれやこれやと気遣っているのに。

挙句、私が毎年こつこつとプレゼントしてきた陶器の人形たちを、『死んだときに整理してもらうのが大変だから、もう片付けてしまってくれ。』などと言い出す。

私の仕事の繁忙期は、いつもこんな風になる、毎日様子を見にいけないのがいけないのだろう。

電話は毎日欠かさずかけているのだけれど、それでは足りないのだろう。

 

泣けてきた。

それほど気を遣わせていたのか、それほど寂しい思いをしているのか、と。

怒りもある。

一生懸命時間をやりくりして頑張っているのに、どうして分かってくれないのかと。

 

母にこう言ってみた。

ここが『老人ホーム』だって考えてみたら?ww

今まで何十年も暮らしてきた場所と全然変わらない『老人ホーム』に暮らしていて、私たちはみんなホームの職員だと思ったらどう?

猫のももちゃんだって、職員なんだから、セラピーキャットね♪

娘たちは職員だから、『申し訳ない』なんて思う必要もない、その代わり、年金はぜーーーんぶ職員のお給料としてもらっちゃうからね♪♪

寝たきりになっても、意識がなくなっても、ずっと上手に生かしておいて、年金はぜーーーんぶ横取りしちゃうからね♪♪

噴き出す母。

そうか、そうね、確かにね、ここは快適な老人ホームね。ww

 

これでなんとか元気を取り戻す。

老人性鬱的な状況に陥ることの増えた母。

その日によって、気分は乱高下する。

けれど、毎日、ももちゃんだってちゃんと来てくれる。

そんな素敵な老人ホームで、なんとか穏やかに暮らしてほしい。

 

本年もよろしく!と言っております。ww

 

・・・ももちゃん、またちょっと太った?ww

 

 

コメント (4)
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