英語な日々

京都在住の英語講師のと猫と英語と美味しいもののお話。
時々、脳動脈瘤のお話もね。

『老女の目ぱっちり作戦』 失敗。

2021-02-09 | 日記

母から電話がかかる。

『アイプチ?っていうの?あれ、買ってきてくれる?』

へ!?

母上、今ごろ美容に目覚めちゃった??

けれど、母は昔からぱっちり二重である。

『がん・・・とかなんとからしくて、よく見えないのよね。』

ガ、ガン!!!

癌なのか?

母が癌なのか?

それにしても、何故に『アイプチ』?

頭が、コンピュータの数万倍の速さで働く。

 

あ、もしかして『眼瞼下垂』?

『そうそう、それそれ。だから視野が狭くって、上の方がよく見えないんよ。二重にするノリみたいなので留めたらいいって聞いたから。』

・・・誰に聞いたんだろう?

・・・90越えで、緑内障と乱視のある母に、そんな細かい技を使える訳が無い。

けれど、『ムリ』とか『ダメ』いう言葉をぐっと堪えて、アイプチを買いに走る。

 

翌日、空いた時間に『老女の目ぱっちり作戦』に取り掛かる。

じっとしててね?

パチパチしたらダメよ?

と言いながら、母の瞼にアイプチをたっぷりと塗る。

ずぶん下がってきているから、大幅に皮膚を留めなくちゃいけないのだ。

糊を塗ったから、このまましばらくじっとしてて。

と言った途端に、母が何度もパチパチと瞬きをする。

・・・ノリは、まつ毛から下まぶたまで、広範囲に広がってしまう。

慌てて濡らしたティッシュで拭きながら、思わず叫ぶ。

だからじっとしてて、って言ったでしょ?

ノリで上下のまぶたがくっついちゃうよ!

 

何度か繰り返した結果、とうとう母は諦めた。

(ここが肝心です、私が諦めたのではない、諦めさせたのでもない、母が『自発的に』諦めたのである。)

 

眼瞼下垂の手術って、簡単らしいよ?

目の上の皮膚をちょっとだけ切り取るんよ。

 

『そ、そんなことできませんっ!!メスを入れるなんてっ!!』

もしもし?

いい歳をして何を仰っちゃってるんだか。ww

けれどまあ、この歳になって切るのも色々心配だ。

眼科の先生に相談しましょう。

どんな結論になるだろう。

 

 

ところで、生徒さんにチョコレートをいただいた。

めっちゃくちゃ嬉しかったんですけど。ww

 

 

 

コメント (10)
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