白楽妙蓮寺ご近所散歩

ヒロミ、ハニートラップの入れ物どうした？

○○さんがもってったー

なにぃ？なんでそうなるんだ、いいから冷蔵庫さがして！

今日のサリサリマスターは
いつにもましてヒロミにぴりぴりあたってる
が、ヒロミは相変わらず席から動こうとしない
これでもクビにしないのだから、
やっぱり愛人説は本物か？

目の前でさとみさんが
必死に笑いこらえてる
あとできいたら
ヒロミ、立ち上がった
かと思いきやコーラのペットボトルを
ラッパのみしつつ
さとみさんガン見だったとか

もうひとりの店員が
こちらに歩いてくるので
ビール、と頼んだら

あー、今から買い物いくからー

とスルー

なんなんだサリサリ

ほどなくして目の前の
業務スーパーから
店員が無洗米10キロ抱えて
戻ってきた

そのまえにご夫妻と
イベントでご一緒するたび
なかば合言葉のようになってる
またサリサリいきましょう！
が、やっと叶ったというのに

いやむしろこうでなきゃ
と思わせるところがすごいな

一日一食サリサリでもいい、
と、さとみさんに言わしめ
さすが唯一無二のカリー

おなかいっぱい食べて笑ったところで
定番　珈琲文明さんへ
一番乗りでボックスキープ
コスタリカ、グァテマラ、ケニア、茜すみれ、とバラバラなオーダー
どうして間違えずに持ってこられるんだろう？
サイフォンの見た目はそんな変わらないのに

先月お誕生のお嬢さんにちょっとプレゼントしたら
マスターからお返しに、と
コブラツイスト&シャウトさんの
CDをいただいて大喜び
早速あけて歌詞カードを見る
あ、ゼットンだー、とムスメ

俺ゼットン描けるよー、とそのまえにさん
わたしがボールペンを渡すと
かりかり描き始めた
文庫本の裏表紙に

ええっ、そこに、書いちゃうんだ

さとみさんによると
おうちの本にはだいたい、なんか
書いてあるんだって

そしてできあがったゼットンは
なんだかふしぎで
ちがうよこうだよ、とかって
わいわいしてたら
見かねたのかマスターが
ストラップと、コースターの
ゼットンをくれた

ウルトラマン講談をひとしきり
そろそろお店もいっぱいなので
ふらっと外へでる

妙蓮寺の古民家カフェめざして
強い日差しの下をてくてく歩く
いなせな和装のそのまえにさんの
草履がぱさぱさと乾いた音をたてる

たどり着いた古民家は
ひなびた佇まい
お客さんがたくさん入ってる

わらび餅とアイスクリーム
暑さがやわらぐ味

畳の上にのんびり寛ぎ
隣においてある丸いちゃぶ台に
興味津々なそのまえにさん
ご自宅でときどき開催する
ちゃぶ台カフェのちゃぶ台が
足りないのだそう
鎌倉の古道具屋さんに
物色しにいこうか思案中と

鎌倉には雰囲気のよい
貸しスペースがあるそうで
そこでなんか
楽しいことできたらいいなとも
考えてるんだって

今できることを
今やりたいことを

わたしのテーマでもあるので
なんだか嬉しくなる
そういう話ができるお友だちは
なににもかえがたい大事な存在

さんざん長居して
古民家をあとにする
来たのと反対方向の道を歩くと
細く背の高い竹のトンネルが
秘密基地のよう

今度は、讃岐うどんをめざして
また白楽へてくてく戻る
オープンを待つ間は
ハワイアンなカフェで
アサイーとか食べてみる

さて、そろそろ開くかな
お店についたら
のれんを出すところだった

大将が特大麺棒で
うどんを伸ばすのを
じーーっとみてるそのまえにさん

ゆであがったうどんは
きらきらつやつやぴかぴか

美味しいものって
美しい外見をしてる

相当いろいろ食べたおなかに
なぜか入ってしまう
恐ろしい食べ物
満足しきって外にでると
薄闇がたちこめていた

ながながとおつきあいくださった
そのまえにご夫妻
楽しい休日をありがとうございました