今日はいよいよ運動会本番。
ちびくまたち5年生の出番は、半周リレーと騎馬戦、それに
恒例の組体操。
今年から体育委員会に所属するようになったちびくまには、
その他にも準備体操の時前に出て模範演技をしたり、
各競技の準備や後片付けなどといった「お仕事」もあります。
すっかり行事大好きっ子になったちびくまは、今朝から
大張り切りで出かけていきました。
まずは準備体操。障担の特訓の成果もあり、これはまずまずの出来。
次はリレー。ちびくまは大体交流学級の子供たちの平均の約2倍の
タイムがかかる、という測定結果から、距離を他の子供たちの
半分にしてもらいました。残りの半分はチームのメンバーが代走
してくれます。
走るのがあまり速くない子が多い障級在籍の子どもたちは
たいてい第1走者で、後の走者がその分をカバーしてくれることが
多いのですが、聴覚過敏のきついちびくまは第1走者は難しいので
第2走者です。その分、後で取り返すのが難しくなるので、見ている
私としては、ちょっとはらはら・・・。
ちびくまの代走もかねて4分の3周を走ってくれた第1走者は
2位でちびくまにバトンタッチ。でも、バトンタッチの時に
片手と肩で耳ふさぎをしているちびくま、たちまち出遅れて
最下位になります。
でも、ちびくまからバトンを受け取った第3走者はがんがん追い上げて、
1人抜かして3位に。そして、続く子どもたちもどんどん追い上げ、
ついにアンカーは接戦ながらも1位でゴールしました。
かけっこの遅いのは気になりませんが、チーム競技だとほかの
子どもたちの気持ちもあるので、こんな風にちびくまがいることが
不利にならずにすむと、正直ほっとします。
騎馬戦も無事すみ、昼食をはさんで午後の競技、
高学年の組体操と全校生参加の大玉転がしで最後になります。
懸案の組体操でしたが、ちびくまは明らかに見てとれるほど
真剣に一生懸命取り組んでいました。
障担の絶妙な補助もあって、確かに通常級の子のようには
いかないけれども、ちびくまにもここまでできるのか、と
母の私が感心してしまうほどよい出来でした。
さて、その後に介助の先生から聞いた話なのですが。
リレーの後、騎馬戦のために集合したときに、ちびくまと
同じチームだった子どもの1人が、
「ちびくまくん、リレー速かったで。頑張ってくれてありがとうな」
すると周りの子も次々と
「ほんまや。ありがとう」
「がんばってくれてありがとう」
と声をかけてくれたのだそうです。
みんなと一緒のことはできなくても、自分なりに一生懸命
頑張っている仲間のことは馬鹿にしない、というのは
この学校にしっかり根付いている校風で
子どもたちも先生たちの行動に倣って
「頑張ったなあ」「頑張ってるなあ」と声をかけて
くれることは普段からよくあります。
でも、「(みんなのために)頑張ってくれてありがとう」と
言ってもらったのは初めてかも。
みんなと同じ教室にいることすら難しかった1年生の時代から
ちびくまを知っていて、これまでいくつもの学校行事を
一緒に経験してきた子どもたち。
その彼らだからこそ、「頑張ってえらかったなあ」ではなく
「ありがとう」という言葉を思いついてくれたのか、と思うと、
ほんとにこの学校に息子を入学させて良かった、と
改めてしみじみ思ったのでした。
ちびくまたち5年生の出番は、半周リレーと騎馬戦、それに
恒例の組体操。
今年から体育委員会に所属するようになったちびくまには、
その他にも準備体操の時前に出て模範演技をしたり、
各競技の準備や後片付けなどといった「お仕事」もあります。
すっかり行事大好きっ子になったちびくまは、今朝から
大張り切りで出かけていきました。
まずは準備体操。障担の特訓の成果もあり、これはまずまずの出来。
次はリレー。ちびくまは大体交流学級の子供たちの平均の約2倍の
タイムがかかる、という測定結果から、距離を他の子供たちの
半分にしてもらいました。残りの半分はチームのメンバーが代走
してくれます。
走るのがあまり速くない子が多い障級在籍の子どもたちは
たいてい第1走者で、後の走者がその分をカバーしてくれることが
多いのですが、聴覚過敏のきついちびくまは第1走者は難しいので
第2走者です。その分、後で取り返すのが難しくなるので、見ている
私としては、ちょっとはらはら・・・。
ちびくまの代走もかねて4分の3周を走ってくれた第1走者は
2位でちびくまにバトンタッチ。でも、バトンタッチの時に
片手と肩で耳ふさぎをしているちびくま、たちまち出遅れて
最下位になります。
でも、ちびくまからバトンを受け取った第3走者はがんがん追い上げて、
1人抜かして3位に。そして、続く子どもたちもどんどん追い上げ、
ついにアンカーは接戦ながらも1位でゴールしました。
かけっこの遅いのは気になりませんが、チーム競技だとほかの
子どもたちの気持ちもあるので、こんな風にちびくまがいることが
不利にならずにすむと、正直ほっとします。
騎馬戦も無事すみ、昼食をはさんで午後の競技、
高学年の組体操と全校生参加の大玉転がしで最後になります。
懸案の組体操でしたが、ちびくまは明らかに見てとれるほど
真剣に一生懸命取り組んでいました。
障担の絶妙な補助もあって、確かに通常級の子のようには
いかないけれども、ちびくまにもここまでできるのか、と
母の私が感心してしまうほどよい出来でした。
さて、その後に介助の先生から聞いた話なのですが。
リレーの後、騎馬戦のために集合したときに、ちびくまと
同じチームだった子どもの1人が、
「ちびくまくん、リレー速かったで。頑張ってくれてありがとうな」
すると周りの子も次々と
「ほんまや。ありがとう」
「がんばってくれてありがとう」
と声をかけてくれたのだそうです。
みんなと一緒のことはできなくても、自分なりに一生懸命
頑張っている仲間のことは馬鹿にしない、というのは
この学校にしっかり根付いている校風で
子どもたちも先生たちの行動に倣って
「頑張ったなあ」「頑張ってるなあ」と声をかけて
くれることは普段からよくあります。
でも、「(みんなのために)頑張ってくれてありがとう」と
言ってもらったのは初めてかも。
みんなと同じ教室にいることすら難しかった1年生の時代から
ちびくまを知っていて、これまでいくつもの学校行事を
一緒に経験してきた子どもたち。
その彼らだからこそ、「頑張ってえらかったなあ」ではなく
「ありがとう」という言葉を思いついてくれたのか、と思うと、
ほんとにこの学校に息子を入学させて良かった、と
改めてしみじみ思ったのでした。
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