雲のむこうはいつも青空

まったりもったり~自閉症息子のいる暮らし@ちびくまママ

エンジントラブル!

2008年08月04日 | 時には泣きたいこともある。
さて、昨日、ほうほうの体で交流キャンプから
「早退」してきたその帰り道のこと。

自宅まであと150メートルぐらいのところまで帰ってきて
地元の小学校前で信号待ちしていたら、

アイドリングしているはずのエンジンが急に
「ブオーン、ブオーン、ブオーン」と吹き上がったかと思うと、
「ブッスン」とエンスト。


「ひえええ~、なにこれ~」と慌ててエンジンをかけなおしてもまた
「ブオーン、ブオーン、プッスン」
「ブルルル、ブオーン、プッスン」

ぎえええええ。エンジン故障?
幸い、後ろに車は並んでいなかったのでクラクションは
鳴らされずに済みましたが、幹線の右車線でエンコって・・・


もう一度エンジンをかけてみると、今度は不安定ながらも
なんとか車が動いたので、ハザードをつけたまま
わき道に入って車を路肩に寄せることができました。

すぐに保険屋さん(ロードサービスつき)に電話しますが
日曜の夕方なのとこの暑さのせいか、なかなか繋がりません。
しばらく待って、やっと繋がり、事情を話すと
レッカー車の手配ができたら折り返し電話しますということに
なりました。

なにしろエンジンがかけられないのでエアコンを入れるわけにも
いかず、車の中は蒸し風呂のようです。
息子は不安そうに
「車、こわれちゃった?」
「うん、故障だね。今、保険の会社の人が、レッカー社の
 会社にお電話してからお母さんにお電話してくれるから
 ちょっとここで待ってないといけないの」
ここから自宅までは徒歩でも10分かそこらで帰れます。
そこで息子に
「どうする?ここでお母さんと一緒に待つ?それとも
 先にお家に帰って待ってる?」と訊くと
「先に帰っとくよ」との返事。

キャンプの荷物の中から水筒と汗拭きタオル、
それに自宅の鍵を渡して、一足さきに1人で帰らせることにしました。
「冷蔵庫にアイスクリーム入ってるから。おやつに食べてもいいよ」
「はーい」

ほんの数年前なら、こんな風に息子を1人先に帰らせるなんて
とてもできなかったはずですが
やはり中学になってからの自力登下校や、トライやるウイークで
片道25分ほどの道を1人で行き来してきたことが
息子にとっても私にとっても自信になっていたようです。

さて、息子を見送り、しばらくエンジンを冷やしてから
もう一度試しにかけてみると、今度はさっきよりも
回転が安定しています。そこで、そろそろと運転して
5分ほどで無事マンションの駐車場まで帰り着きました。
そこへ保険屋さんからレッカーの会社と連絡が取れたとの連絡が入り、
30分後にマンションまで迎えに来てくれることになりました。

とりあえず荷物を持って一度自宅へ帰ると、
息子は汗だくになった服を脱ぎ捨てて、扇風機を回し、
アイスクリームを1個選んですっかりくつろいでいます。
自宅の鍵もちゃんと所定の場所にしまってありました。

時間を見てもう一度駐車場へ戻り、入り口でレッカーを待ちます。
荷台に車をそのまま載せるタイプのトラックが来て
我が家の車を積んでもらい、私も助手席に乗っていく様子を
バルコニーから一心に眺めている息子の姿が見えました。

ディーラーまで乗せてもらって、車を預け、代車を借りて
帰ってくるまで約30分。
息子は「レッカー車、すごかったねえ。お家の車と
おかあさんをのせていったねえ」とご機嫌です。

「車、どうしたの?」というので
「修理してもらうためにお店に預けてきたよ」と答えると
「代車(こういう言葉は使える)はなに?」と目がキラキラ。

「ワゴンRだよ」と言うと
「えー、ぼくも乗りたかったなあ」
「明日朝プールに行くときは、まだ修理ができてないから
 乗れるよ」
「わーい、じゃあ、明日はワゴンRでプールに行くんだね!」
大小、メーカーを問わず、いろいろな車に乗るのが大好きな息子、大喜び。


結局、この日最大のイベントはエンジントラブルだったのかも。
幸い、エンジン本体は無事で、制御部品の交換で済んだのですが
私にとっては踏んだり蹴ったりの1日なのでありました。