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千字のおもい


徒然のことを千字を超えずに載せていきます。

親に会えない雛鳥は?  

2025年03月02日 | 徒然の記
ドキュメンタリー番組で南極の皇帝ペンギンの生態をみた。
皇帝ペンギンは巣を持たず平坦な氷原の上にコロニーを作りそこで子育てをするという。何千羽もの雛鳥のいるそこは海岸線から50㎞を超える内陸部にある。
親鳥はそこから海に向かい餌を捕りお腹に溜めてコロニーに帰る。そこで親鳥は交わし合った鳴き声で雛鳥を見つけ腹に溜めてある餌を与える。苛酷な自然で生きる生物の超能力ともいえる野生の仕組みである。
それでもすべてが順調なわけではない。海岸に出た親鳥は波打ち際で待つシャチやアザラシに襲われる。その餌食となる親鳥は何十羽といるようだ。
この親の悲劇はコロニーで待つ雛鳥に餌が届かないことになる。この状況はドキュメンタリーの映像になかったが、皇帝ペンギンは自分の子にだけ餌をやる習性だという。親が帰らず餌のない雛鳥は悲劇で終わるのだろう。
苛酷な自然環境で生きるペンギン皇帝から感じた印象の一部だ。
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