よく行くスーパーにマクドナルドの茶飲み所がありたまに珈琲を飲む。
今日は3人グループの先客があり、そこへ、ゆっくりとおぼつかない足取りで手押し車を押した老婦人が入ってきた。先客の3人組が「買い物ですか」「一人ですか 」など話しかけている。
それに答えて老婦人は「88歳なの」と答えた。
自分は元気だと思っている高齢者の中に、進んで自分の年齢を話す人がいる。このおばあちゃんがそうだった。
自分を振り返った時どうだろうと考えてみる。特に年齢を隠すという気持ちはないが、不必要に告げることもしない。
古い句帳から
ウインドーに吾が老いを見る今日の菊 千字