気まぐれ日記帳

思いつくまま・・・

考察その1(はじめに)

2005年10月01日 | ギター
大学の大先輩が、音楽体験を教員退職を機会にHPにまとめられました。
ブラスの指導、ギターマンドリン合奏の指揮をされてきた方で、その筋では知られている方です。
指導者が奏者を合奏という場を通じてどう見てきたかも感じとることができます。

ギターマンドリン系のギター奏者は、個人レッスンを受けることなく、合奏を通じてギターを習い、活動の基本を合奏に置いている方が大半です。
悲しいかなそ、合奏ベースの奏者は、演奏会での1時間を超える合奏譜はこなせるのに、ソロで軽く1曲弾くことができないのです。
私も学生の時にそうした奏者の一人でした。

ギター歴3年、この「外道」奏者が、大学4年生の時に女子高のギターの指導依頼を引き受けてしまいました。
どう考えても犯罪行為(詐欺?)に等しいので、プロに基本から習うこととしました。
そのプロはサークルの先輩でもあり、マンドリン合奏も経験している方で、指導方法も含めてこってり教えていただきました。
レッスンは、カルカッシ25の練習曲を使って「一からやり直し」です。
細かい部分が全然だめで、最初の曲はかなり時間がかかりました。
途中からはすんなり行くようになって2/5日に開始、17番が6/18日とメモが残ってるので、7ヶ月くらいで終ったのではないかと思います。
目から鱗というか、自分の至らなさを思い知らされたというか・・・
その後にソルの練習曲、メヌエットに進んで、さらに厳しくなっていきます。

レッスンの最初は「通し」なので、1週間かけて自分なりにある程度かみ砕かないといけません。
そりゃもう大変です。

ソルが半ばに差し掛かった頃、この次はロボスだからと言われた時は、気が遠くなってしまいました。

就職で上京することとなったので、レッスンは1年間だけでしたが、苦悶の1年間でした。
このプロの方とは、今もお付き合があります。

当時の経験が消化不良に思っているものの現在の土台になっているのでしょう。
このあたりを一度大先輩の例にならって、一度、奏者の視点から整理してみようと思います。

自分の考えを整理するとともに、誰かの参考になれば・・・
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする