おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

2016年度生誕祭を終えて

2016年10月23日 | つぶやき

十代の頃には四十路なんて
ちびまる子ちゃんのお母さんみたいに
くるくるパーマをかけて
色あせたエプロンを首から下げ
ぐうたらな子供のお尻を
叩きのめしているか
巣立った子供に仕送りしてもらい
悠々自適な人生を
歩み始めているかと思っていました。

しかしどうでしょう?
四十路も半ばなのに
むしろちびまる子ちゃん側に
ドスンと居座っている現実。
十代の頃には考えられない人生ですが
ここに来るまでには
まぁ紆余曲折と様々な葛藤があったのです。


高校生の頃、
女性としてできることは
なんでもやってやろうと
漠然と考えていました。
父は女が知恵をつけて社会進出すると
ろくな社会にならないという考えの持ち主。
だから大学進学にもいい顔をしません。
しかし母は全く反対の考えで
これからの女性は自立できる力を持っていなければダメ、と
愛知県から出て一人での学生生活を進めてくれました。
残念ながら第一志望の大学は落ちてしまい
受験浪人が認められるはずもはなったので
憧れの京都にある大学へ進学。
ここまでは順調でした。
卒業を目前にした頃
バブル崩壊の煽りを受けて
実家の家業が倒産。
「自立」という言葉が現実のものとなり
目の色を変えて就活に臨み
何とか一部上場企業に就職しました。
女に生まれたからには
結婚も出産も経験したいから
3年ぐらい働いたら
良い婿を見つけて結婚して退職してやる
なんて思っていましたが
案外「頑張り屋さん」な私はそうはいかず…
気がつけば部長職を期待される立場になっていました。
昼も夜もない仕事に加え
難しい仕事を任されてストレスが溜まりまくり
休日はマッサージと買い物と飲酒に当てるのみ。
しまいには休日も取れなくなって
ワーカホリックってこのことだ、
と自覚したんです。
でも、その時には色々なことが遅すぎました。
生理が止まって久しかったのです。


上司らに引きとめられましたが
このままではダメになると思い退職。
気楽な生活に戻れば子宝に恵まれると思いましたが
そうは問屋が卸しませんでした。
女性ならば誰でも母になれるとの考えがガラガラと崩壊。
周りの友人たちが出産や子育ての話をすると
耳を塞ぎたくなる時期もありました。
期待と落胆を繰り返し
自分を責めて涙した日も数え切れません。
自分はこういう人生を歩む運命なんだと
言い聞かせても納得していない自分がいて
前を向くのを許してくれないのです。
江戸時代なら追い出される身だとか、
お前は何のために生まれてきたのか、とか。



ここまでが私の紆余曲折と葛藤です。
ようやくこの歳になって吐露出来ました。
私自身、本当に感慨深いです。
今は友人たちの出産を心から喜べますし
友人の子供たちが可愛くて仕方がありません。
後悔がないといえば嘘になりますが
以前苦しんだ嫉妬の念は綺麗サッパリ消え去りました。
年齢的な諦めモードもありますが
もう自分を解放してあげてもいいんじゃないかと。
前だけを向いて歩めそうです。
そして結局仕事三昧な毎日を送っていますが
今は仕事が楽しくて仕方ないので
以前のようなストレスは全くありません。断言!
素敵な友人にも恵まれて
背伸びすることも卑屈になることもなく
本当に幸せなのです。



さて、
女性が活躍する社会を実現しようと
政府もいろいろ画策しているようですが
女性と男性が肩を並べて働くには
様々なリスクを伴います。
女性と男性はやはり違うことを
私は身をもって体験してきました。
能力とかそういうことではないんです。
体が違うんです。体が。
「女が知恵をつけて社会進出すると
ろくな社会にならない・・・」
という父の言葉、
ある意味一理あるんではないかと
今は思っています。
女性には女性にしかできない大業があり
それがままならなければ人類滅亡。
このことを大前提に考えて
社会に進出するばかりが女性の本分なのか
立ち止まって考えるべきではないでしょうか?

今バリバリ働きながらも
漠然と子供を産みたいと考えている若い方、
女性器官はストレスに対して敏感です。
生理が止まるのは悲痛の叫びなので
絶対に無視せず耳を傾けてあげてください。
そして、あなたにとって本当の幸せを追求してください。


生誕4●周年を迎えての
行き当たりばったり暴露と助言は以上です。



あー、スッキリした!
お母さん、産んでくれて本当にありがとう!

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