おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

PIZZERIA CIRO

2012年08月09日 | お出かけ
私、三姉妹の末っ子でして
長女は東京に嫁いで今は茅ヶ崎暮らし。
長女の娘、つまり私の姪っ子が
母と次女と私の住む豊橋に夏休みでやって参りまして
女4人でディナーを楽しむことになりました。
例によってお店セレクトは私めが。。。
肉がいいだの鍋がいいだのみんな勝手なことを言うから
全部無視してチーロさんに決めちゃいました^^




まずはビール

姪っ子は今年21歳。
堂々とお酒が飲める歳になりました。
ベビーカーをひいて
姉と二人で横浜の街を歩いていたあの頃…
あれからもう、21年も経ってしまったのね。
いっちょまえにビールグラスを持つ姪を見、
感慨が押し寄せるとともに
過ぎ去った月日を懐かしく思うのでした。
赤ちゃんの時、お人形のようにかわいかった姪。
顔をクチャクチャにして泣く様子も
抱っこするとキックしてくる男前な態度も
全て愛らしくてたまらなかったな。
それが…
「ウチ、今カレシいないんだよね~」とか
「日本酒飲み過ぎて次の日大変なことになった」
とか言ってる。
私にそっくりな低い声で。
嗚呼。


ごめんなさい、長くなって^^
お料理の説明、いきまーす。





水牛のモッツァレッラとパルマのプロシュート
&付け合わせのフォカッチャ




注文が入ってからプロシュートをスライス。




美味しいに決まっている。
水牛のモッツァレッラ、たまりません。
ミルキーで濃厚で余韻が長い。
何もつけなくてもそのままで美味しい。
ハムも切り立てでしっとりしていて旨い。
パルミジャーノも贅沢におろしてくれて
上質なバルサミコ酢もアクセントになり
イタリアの味覚が凝縮された一皿です。




小やりいかのトマト煮 焼きたてパン添え

全体像を撮影しようとしたら
いつもは何もしない姉が突然取り分け始めた。
「あ”ーーーーっ!」
と大声を出したらフォカッチャを切っていたシェフが
「なななんですか?」とビックリしてました^^
お騒がせしてスミマセン。
なので取り分け後の写真。
ケイパーとブラックオリーブがいい仕事しています。
塩分強めですが全然気にならない。
塩気控えめのイタリアンなんてイタリアンじゃない。
と私は思う。
これ、今度自分で作ってみよう。




焼きたてフォカッチャ

シェフがナイフを入れたら
プシューッと湯気が立ちのぼりました。
粉の旨味がダイレクトに分かります。
美味しいなぁ。




ピッツァハーフアンドハーフ

マルゲリータロマーノ。
こちらは基本のマルゲリータに
アンチョビとケイパーが載ってます。
生地もトッピングも全て美味しい。

ベリーとゴルゴンゾーラと蜂蜜。
乾燥したベリーとゴルゴンゾーラに
蜂蜜があしらわれていますが
これがいい塩梅で美味しいんです。


本当はサマートリュフのピッツァも行きたかったけれど
私以外の面々はメインがあるからもういい…と
却下されてしまいました。くぅ~っ!
サマートリュフがあるうちに誰か誘うことを決意。




豚肩ロースの釜焼き



豚のロースをピッツァ釜で焼き上げています。
私はもう少しロゼの方がいい…。
豚の焼成は非常に難しいこと
身を以て分かっています。
ただ、ちょいと残念だったかな。
贅沢言ってスミマセン。


3人で赤ワインを1本頼んで
ほとんど私が飲んじゃいましたが
初めて飲んだ姪っ子も
赤ワインを美味しいと思ったらしいです。
「赤ワイン、初飲み!美味しい!」
とFBにアップしていたみたい^^
よおし、調教するか!
ダメ人間の世界に引き込んだら
お姉ちゃん、怒るだろうな~。怖!



シーバスリーガル18年

最後にグラッパを所望したら
今切らしているとのこと。
だからシェフ秘蔵のお酒を分けてもらいました。
確か前に訪れた時も出していただいた気がする。。。
チェイサー片手にゆるゆる飲んで
心地よい酔いに包まれたのでした。


チーロさん、大好きなお店です。
また近いうちに伺うつもり。
サマートリュフがあるうちにっ!
ご馳走さまでした。



PIZZERIA CIRO

豊橋市西幸町字浜池205-3
TEL/0532-21-8599
定休日/木曜日・第3水曜日


そば処 小文

2012年08月09日 | 蕎麦
浅草は浅草寺近くに
JRAの場外馬券場があります。
周辺は混沌、という言葉がぴったりな街並。
土手煮や焼き鳥を看板に掲げたお店では
軒先にビールのP箱と椅子をひっぱり出して
皆さんビールやワンカップを楽しんでます。
午前中から最終レースまで粘るのでしょうか?
終わる頃にはヘベレケになってそうですね^^

そんな喧騒を肌で感じながら、
ブランチで立ち食い蕎麦を食べようと物色。
チェーン店ではつまらないと妥協せず
個人店で良さそうなところを探し当てました。



そば処 小文

場外馬券場の真ん前(笑)
なのでお客さんは漏れなく競馬愛好者。
ご飯食べていても先頭馬が第4コーナーをまわると
時が止まったように動きを止めてテレビを凝視。
この人達、きっと生活がかかってるのね^^;



かけ蕎麦250円


店内はとっても狭く人気店なので
遠慮をしているとカウンターが使えません。
強引に身体をねじ込んで食べ始めます。

お蕎麦はよくあるカウンター蕎麦のそれですが
お汁…雑味が無くって美味しい!
お店の壁面を見ると「天然出汁を使ってます」の表記。
なるほど、業務用の蕎麦汁ではなさそうです。
250円でこのレベルならばコスパ非常に高い!
期待していなかっただけにサプライズな味でした。


今度は裸足にツッカケ、ジャージに身を包み
横丁を練り歩いて土手煮とビールを楽しみたい。
そして〆にここの蕎麦(笑)
そういう下町遊び、大好きです。

ご馳走さまでした!



そば処 小文(こふみ)
浅草JRA 場外馬券場前


蕎や 月心

2012年08月09日 | 蕎麦


目黒の閑静な住宅街にある
「蕎や 月心」さんを再訪しました。
インターネットやカーナビが無ければ
きっと訪れることの無いお店かも知れません。
それほどひっそりとした佇まいなのです。



玄挽田舎蕎麦

北海道の北早生の玄そばを石臼で挽きぐるみした田舎蕎麦。
北早生は牡丹蕎麦同様、夏蕎麦のようですね。
浜松の大森さんで牡丹蕎麦に感動しましたが
現在はそれに代わり北海道で主流になっているよう。



黒褐色の地にゴロッとした星も点在。
その見た目通りギュッと噛み締めると
香ばしい味わいが口内に広がります。
はじめは茨木産辺りの蕎麦のように
あまり香りが立ちませんでしたが
食べ進めると味と香りが重なり
だんだん濃厚になっていくから不思議。
北海道で逞しく育った野生児を思わせます。
派手さは無いけれど素朴で力強いわ。





利き蕎麦用に塩が用意されましたが
私はそのままいただくか
蕎麦汁でいただくのが好きだな。



薬味


蕎麦汁は節のスモーキーな香りがしっかり効き
やや甘みも感じますが嫌みはありません。




ナチュラルタイプの蕎麦湯を注ぐと
節の香りがマイルドになり美味しいこと!



こういうお店が近くにあったらいいなぁ…
と思わせてくれる味わいです。
ご近所さんに愛されているのか
ご家族やご夫婦が入れ替わり立ち替わり。
休日のお昼に蕎麦前とお酒で一献、
なんて使い方が似合うお店ですね。


美味しかったです。
ご馳走さまでした!


蕎や 月心