ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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盗み聞き

2005-10-20 22:06:02 | 舞台関係
人は2人以上いると大抵は会話をする。
友達、親子、恋人・・・その相手によって、会話の内容は変わる。

喫茶店の隣のテーブルの二人。何やらごちょごちょ話している・・・・
時に声を荒げたり、大きな声で笑ったり。

むむむ・・・キニナル。
会話がキニナル。続きがキニナル。

そんな経験はありませんか?


そんな人の心理を上手く突いたのが、この企画。
嶋田典子さんと国木田かっぱさんの『喫茶芝居「贅沢な日常カタログ(※)」』である。

少し前からこの芝居が月に1回行なわれている事は知っていた。
だが、なかなか見に行く機会が得られなかった。
しかし、1年ポッキリの企画だと知り合いのO川さんから聞き、しかも残すトコロ後2回だと追い討ちを掛けられ、取り合えず仕事をきゅきゅ~っと片付け、急ぎ参加した次第である。


どんな芝居かと言いますと・・・
以前からちょくちょく出て来ている、( )common cafeで、だらだらっとお茶をしていると、他の人より少し会話の大きな二人が登場するって寸法。
お茶をしているのは、この日、会話(芝居)を盗み見・盗み聞きしに来たお客さん。でも、喫茶店のお客でもある。ある意味、二人の芝居のエキストラみたいな感じ。
嶋田さんとかっぱさんは、二人のまわりの人達が「ん?何?何話てんの??」とキニナル内容の話をするのである。ちょっとウチワ話的な事やね。

普通のお芝居のように、じっくり見るにも、隣の席の知らない人の会話だし・・・
この日は初めカウンターに居たのに、途中で席移動をしたためオイラの席からはホントに見えなくなってしまった。
これぞ、まさに、『盗み聞き』である。

どんな表情してんのやろ?・・・とか、
何を今出してんやろ?・・・とか、
ボソボソ喋ったら、聞こえへん!・・・とか(笑)

すぅっっと入って来てテーブルに着き、サバサバっと用件を終えて喫茶店から出て行く。
いつの間にか始まって、いつの間にか終わる、隣の会話。

それがこの芝居の本筋である。
なので、はじまりの拍手も、役者紹介も、カーテンコールもありはしない。(忘れ物でもしてどちらかが戻ってくれば、ある意味それがカーテンコールかもね)

とても不思議で面白い芝居であった。

次回で最終回。
最終回は11月15日。おなじみcommn cafeにて上演(?)。予約を入れておかないと盗み聞きできませんよ。先着20名までです。詳しくはこちらかっぱさんのHPを見て下さい。