ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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心の方位磁石

2006-02-03 16:50:48 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
BD.presentに貰った本である。
以前、リョーコちんが言っていた本ではないかと思われる。

どんな本か?
こんな本。
  ↓
深呼吸して。
心に質問事項を思い浮かべて。(Yes or Noで答えられるもの)
おもむろに「ここじゃ!」と思うページを開く。
・・・それがあなたへの答えなのです。

というもの。
書物占いという分野だそうだ。
今現在HOTな占い師、鏡リュウジ先生監修の一冊である。

リョーコちんに教えてもらったときは、本のタイトルとか解らなくて、ほしいなぁ。と思っただけで、本屋で探すことはなかったんだけど。
巡り巡って、オイラの元へ来たというわけ。
(リョーコちんに確認してないから、リョーコちんの持っている本がコレとは限らないが

この本をくれた子の名前は、太陽にちなんだ名前。
この子の事ではないんだけど、本を頂いたお礼も兼ねて、気になることをその場で占ってみたらば・・・
『朝日』という太陽に関係のある啓示が出たのである。
ちと、びっくり。
今、この本が私の手の上にあるという縁を感じてしまった

この占いの結果というのが、結構「なるほど~」と唸らせられるものなのである。

ただ単に、「これからどうなるの?」とか「こんな風になりたい」って言うような漠然とした質問や、心此処に在らず状態でこの本を開いた時には、ピンと来ない啓示しかもらえなかった。

人生の岐路に立ったとき。
あまりにも混沌として進むべき方向が解らない時。
この本は自分の可能性を見つめさせてくれる気がする。

この本に傾倒するのでも、依存するのでもなく、
オイラはこの本を方位磁石のように使いたいと思う。
欲しい答えが欲しいのではなく、自分が何処へ行きたいのか、何処を向いているのか
そういった「自分」を知る道具。

いいもの貰ったな
と思うのであります。

ありがとぉ

BLACK CAT

2005-12-15 16:04:35 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
・・・・・ハマってます。この年になって、漫画に(オイオイと思った貴方・・・そっとしておいて下さいまし。)

元をただせば、土曜のテレビが問題なのです。
ここんとこずっと土曜は、『野ブタ。をプロデュース』→『エンタの神様』→『チャングムの誓い』→『爆笑オンエアバトル』→『スタートレック』(終わりの方だけ)→『ER』→『地獄少女』→『BLACK CAT』(以下B-Cと表記)という具合にテレビの前に鎮座しているオイラである。
B-Cを見終わった頃には既に3時頃なのだよ。
眠いんだ。日曜は。でも、B-Cが面白くって、頑張って起きてしまうんだ。(←ビデオに撮っても見ないのでリアルタイムで見るしかないのだ)

夜中のアニメだけでは満足できず、昨日は仕事を定時で切り上げ、とうとう本屋へ突入。
えぇ。買ってしまいましたわ・・・とりあえず2巻まで。(3,4巻がなかったのだ。)
えぇ。本日も本屋へ行く予定ですわ・・・残りを買いに。
だって、気になるんだもん。
大人ちゃまだから、大人買いしちゃうんだ

でもね、原作とアニメとでは設定が微妙に違うんだよね。
どっちがいいって、どっちでもいいんだけど。

まぁ、そういうことで、現在、B-Cにハマってます。
アニメではスヴェンが好き漫画ではトレインが好きかな(←って、どうでもいいし。っつーか、どっちも好きやし)


ちなみに、ブラックキャットで検索したら、こんなお花が出てきました
ブラックキャット

冬のおくりもの

2005-12-13 19:05:48 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
実は西村豊さんの作品との出会いはヤマネの写真集『ヤマネ日記』であった。
ヤマネという生き物を知らなかったオイラは、本屋で見つけてヤマネの虜になったのだ。

大きな瞳とピンクのとがったお鼻。小さな手。
雪の上で真ん丸になって眠っている姿。
全てが可愛い(虫を食べているのだけが、あきゃきゃな姿だけど。生きてる姿としてはOKですわ。)

知ってた?
不思議の国のアリスがお茶会に呼ばれた時・・・ポットの中で飼われていたのがヤマネだったって事。
アリスのお話は知ってるのに、ヤマネのトコロは覚えてなかった。
西村さんの写真集を知って、アリスの物語のワンシーンを改めて知ったのだ。

お写真の全てに西村さんの優しい眼差しが感じられて大好き。
大好きな写真家さんの一人なのだ。


その西村さんのヤマネでない写真集。
この写真集は数年前に本屋さんで出会ったもの。

西村さんのお写真はヤマネ以外の写真を見た事なかったのに、本屋で一発で解った。
これは、西村さんのお写真だーって。
「こっちゃ来い」
と写真集が呼んでいたのかもしれない。ともかく、一直線で見つけたのが『冬のおくりもの』

寒い冬はどちらかというと外に出たくない。
だって寒いから。
でもね、この本を見ていると「冬のおくりもの」を探しに出かけたくなるんだよ。
オイラの住む大阪ではあまり見つけられないかもしれないけれど。でも、きっと贈り物は何処かにある!って思わせてくれる。
冬なのに、ごっつ温かい1冊なのだ。

もし本屋さんで見つけたら、是非、立ち見してくらさい。
そして「冬のおくりもの」の正体を知って微笑んで欲しい。
気に入ったら自分の手元にこの本を置いてくらさい
・・・もちろん、ヤマネの本もごっつ可愛いゾヨ

ウメ子 

2005-12-05 14:37:56 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
本日の夜9時から、ドラマスペシャルウメ子がある。
阿川佐和子さんの同タイトルの小説のドラマ化である。

この小説は、みよとウメ子の出会いと繋がりの深さの物語なのだが、細かいストーリーは忘れちゃった。
かなりややこしい人間関係をバックポーンに描かれた物語だったように思う。
すごーく深く読む事もできるし、軽く仲良し物語を読む事もできる、そういった作りになっていた。

阿川さんの小説の中心は小さい頃の『みよ』であるが、ドラマの中心は『大人になったみよ』であるらしい。
ちなみに主演は深キョンである。
他にもウメ子の母に薬師丸ひろ子・ウメ子の父に伊原剛志・紙芝居のオッチャンに宇梶剛士などなど・・・個人的には微妙な気持ちも否めないが、最近のオイラは食ってから判断!ってことにしてるので。

とにかく、楽しみだなっ♪
今日は、早く帰らなくっちゃ~

西日の町

2005-10-27 19:59:20 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
湯本香樹実さんの新刊が本屋に並んでいた。
『西日の町』
「てこじい」と「僕」と「お母さん」の人生の接点を描いたもの。

湯本さんの作品との出会いは随分前。
『夏の庭』という作品だった。
映画化もされていたので、ご存じの方も多いかもしれない。
おじいさんと僕らのひと夏を綴った物語。
面白かった。すぐに湯本さんの次の作品を探した。
そうして次に見つけたのは『ポプラの秋』である。
私と大家のおばぁさんとの奇妙な関係を描いたお話。
いろいろな想像を掻き立ててくれる湯本さんのワールドに引込まれる。

児童文学に分類されておられるようだが、湯本さんの作品は、大人の方が感じる部分が多いのではないかと思う。

全体的に、ノスタルジックな印象がある。
時代が古い設定な訳でも、昔の話を描いている訳でもない。
でも、どこかホコリの香を感じる文章が、えも言われずよいのである。

西日の町も、そう。
斜陽の差し込む部屋の片隅に、てこじいが見える、そんな気がする。

日本の楽し

2005-10-01 02:49:36 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
帯留・・・の記事を友達のトコロで読んだ。
装飾品を見るのは大好き。
面白そうな本なので、本屋に行った時に捜してみようと思う。

帯留の本の表紙が小面という面。
お能に使われる若い女の面である。

随分前に、伎楽面から創作面まで色々載っている本を購入していた。
大塚亮治さんの『面(おもて)の世界』という本である。
刀の鐔の細工の本も持っていた。
清水三年坂美術館の『金工の美』という図録かな?

家に帰って引っぱりだして、久々に眺めてみた。

そうしたらね、面の本に、ウチの姪っ子そっくりな面があった。
写真の右上の『童(じっ)』という面。
「幼な子の物を素直に見つめる姿が、なぜか大人になったらなくなってしまう。」
という文面が添えられてある。
なる程なぁ・・・と思いながら写真に見入るのだ。

江戸時代の武士の趣味の一つとして、刀の鐔を集めるというのがあったらしい。
確かに、鐔や小柄には美しい細工物がある。
花鳥風月、故事に習ったもの、空想の動物、縁起物・・・等々・・・
武士だって、お洒落だよね。
根付とか印篭とかもかなり凝ってるし。
刀1本とっても、鐔・小柄・縁頭・目ぬきの二つ所・・・などなど装飾個所多いもの~
見ていて飽きないなぁ・・・

こうやって引っぱり出して見ていると、本棚に入れっぱなしの他の図録とかも見たくなって来る。
ダイヤモンド展の時のティアラとか。
高畠華宵さんの図録とか。
翔ぶが如く展の西郷さんの軍服とか。
内海清美さんの平家物語とか。
バカラ展の硝子のハートとか。
石井美千子さんの昭和のこどもたちとか・・・

今日は、枕元に置いている石井美千子さんの『昭和のこどもたち』と『絵巻水滸伝』をめくりながら眠ろうと思う。
・・・すごい組み合わせやな・・・どんな夢が見れるだろう

全集

2005-09-25 03:33:58 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
子供の頃、お金を溜めて一生懸命に講談社文庫から出版されている『佐藤さとるファンタジー童話集』及びさとるさんの本を集めていた。
今思うとたいした金額ではないにせよ、お小遣いでやり繰りしている当時にでは、数百円を捻出するのは結構いろいろ我慢をしなければいけなかった。
もっと頑張って当時に全巻を集めていればヨカッタのだが、全部集め切る事の無いままになっていた。
さて、社会人になって自由にできるまとまったお金を手にした私は、「そうだ、さとるさんの本を全部集めよう!」と思い立った。しかし、講談社文庫では見つける事が出来なくなっていた。(どうやら文庫は絶版になっているようだ)
で、遂に見つけたのが講談社文庫から出版されていた『佐藤さとるファンタジー童話集』ではなく、講談社から出版されている『佐藤さとる全集』だった。
大人になっていたので、大人買いをした。
全巻揃った箱で注文したんだな。
ちょっぴり自慢のワンセットなのだ。(写真参照)
その後、たまに本屋を覗いては、さとるさん及び村上さんの本が発行されていないか見る様にしている。
しかし全集は、買っただけでちゃんと読んでいなかった。手に入れた事で満足しちゃってたんだよね。
で、今、遅ればせながら読み返している。トコロ。




全然話は本と違うんだけど・・・スーパーの食器売り場でこんなの見つけた。
 『ぶたの落としぶた』
オイラはこれを握りしめ、本気で買おうかと悩んでしまった・・・
一人暮らしだったら買っていたかもしれぬ
だって、可愛くね?

双璧

2005-09-21 17:40:44 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
たいして活字好きでなかった私。本を選ぶ時は絵の多さで選んでいた。
そんな私が本を人並みに読むようになった切っ掛けの本。
それが、佐藤さとるさんの『コロポックルシリーズ』松谷みよこさんの『ももちゃんシリーズ』だった。
小学校の図書館で偶然借りたその本は、ある意味、私が私であるためのバイブルかもしれない。

活字嫌いの私は、喜び勇んで借りたのではないと思う。
でも、読み終えた次の日には次の本を借りに行っていた。

コロポックルシリーズに限らず、佐藤さとるさんの本は全部好き。(全部は読んでいないけど
どれもキラキラの夢ではなく、ずっしり現実に根ざした目線で掛れていて、とても面白い。
さとるさんのお話は、大人になってからも楽しめる、考えること沢山あるお話。
さとるさんの作品になくてはならないのが村上勉さんのイラスト。
大~~~~好きな絵描きさんです。とってもとっても可愛いのだ。
さとるさんの文章の上を勉さんのイラストが跳ねる。
このバランスが大好き。

松谷みよさこさんの作品は、実はももちゃんシリーズ以外は読んだことない。
あ、龍の子太郎は大人になってから読んだな。
ももちゃんとあかねちゃんの成長がとても可愛らしいのだ。
でもね、ももちゃんの住む環境はすごくシビア。よくよく読むと、現実だな。と感じずにはいられない。子供の目線から見たらば、世の中はこうだったのかもしれない、と思わせてくれるお話。
まぁ、小学生の私にはその時には解らなかったこと等は、すっと体に入って、それが理解できる年齢になった時に「あれは、そうか」と思った。


子供の時から好きな本はありますか?
ずっと大事に語り継ぎたい本はありますか?

私は友達の子供の誕生日プレゼントに、ももちゃんシリーズを1冊づつあげている。(しかし、毎度何巻まであげたか忘れちゃうので確認しなければイカンのが難点・・・つーか、覚えとけよ、それくらい・・・)

ジプシー

2005-09-14 02:27:18 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
今回は戯曲の紹介。
作:横内謙介 ジプシー ~千の輪の切り株の上の物語~

遠い昔、静かに張りつめた水面に、小さな一滴の雫か落ちた・・・・すると張りつめた水は揺れ、雫の周りに、一つの小さな輪ができた・・・・そして、その小さな輪は、幾重にも連なる波紋となって、遠く、大きく、広がっていったのじゃ・・・・すべてのはじまりは、ただの一滴の小さな雫だった・・・・その雫の命が、季節の巡り来るたびに新しく描かれる輪から輪へ、託され、伝えられたのじゃ・・・・
ワシらのはじまりの家族がここにいた・・・・それはもはやワシらの心の中の思い出からは消え失せ、ただこの身の中にだけ生き続けている、ワシらにとって一番最初の小さな雫じゃ・・・・そして、その雫の命を受け継いだ子供達の家族がいた・・・そして、また次の子供達の家族がいて・・・その子供達の家族がいて・・・その、終わりない繰り返しの果てに描かれた千の輪の切り株の上に今、ワシたちはいる・・・・     (ジプシーより抜粋)


私が初めて観た善人会議(現在の扉座)の芝居である。善人会議を見る切っ掛けは『きらら浮世伝』という作品で、上演したのはM.O.P.だった。この芝居を切っ掛けに、善人会議を見るようになったのだ。
数ある横内さんの作品の中で、多分、一番好きな作品がこれ『ジプシー』
ラストで語られるセリフも大好きだ。

「思い出がたくさん眠っているところには、思い出になるようなことがたくさん起こるものだ。」

悲しいは悲しいを呼ぶ。嬉しいは嬉しいを呼ぶ。思い出は思い出になる事を呼び、私たちはそれをたくさん心に重ねて『自分』という樹を大きく育てる。
感じた事は全部年輪として刻まれる。同じ刻むなら深くしっかり密に刻みたいではないか。

作品の中にレーナウの「三人のジプシー」と言う詩が出て来る。最後の部分
「三人とも昂然と胸をはり 何も囚われずにこの世の中の運命を無視していた」
世の中の運命ではない。自分の運命を昂然と進むジプシー。


現在扉座の公演レパートリーには入っていない作品。仕方がないので、たまに戯曲の頁をめくって、いろんなシーンを思い出す。
心の中に焼き付いた舞台を思い出しつつ・・・



イラストはね、久々に描いてみた。パソコンで。
影響されやすいの、ワタシ。
千の輪の切り株のイメージです


・・・・ちなみに没ネタはこちら・・・

こっちは、『も♪っちゃまの石・naoSIDE』になるはずだったもの。なんか、足りないの。なんじゃろね?

北方謙三版・水滸伝

2005-07-26 12:56:37 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
水滸伝。何故か私を魅了する物語。
水滸伝と見るだけで、ともかく手元に置きたい衝動に駆られる。


私はまだ、北方版・水滸伝を読んだ事がない。ってか、北方さんの作品自体を読んだ事がないのだ。
小説にせよ、エッセイにせよ、『文章』を読み出すのには一種の勢いが必要なのだ。新たな作家さんの文章に触れる第一歩は特別に。何かの後押しが必要となる。
後押しをするのは、挿絵かもしれない。表紙絵かもしれない。友達の推薦かもしれない。偶然の出会いかもしれない。

流行ではあまり本を読まない。
流行り物をまったく読まないと言う意味ではないよ。
目に留まるか、留まらないか。である。
平積みしてても、流れて行く本もあれば、本棚の端っこなのに「ここだってば」と気づく本もある。本は会うべくして会うものなのかもしれない。人と同じやね。
会いたいからと言って会えるわけでもなく、人の紹介が必ずしも良いとは限らない。でも、一度気が会うと、とことん付き合える・・・そんな気がする。

で、今回、三国無双ってゲームの話から、キャラクターデザイナーの話になって、そこから水滸伝に飛び火して、いろいろ検索掛けたとき、北方さんの水滸伝HPにたどり着いたんですねぇ。
すごくカッコイイページなのですよ。
北方謙三水滸伝
オープニングページのシルエットがカッコよいのだ
全部で4パターン程あるのだけど、どれも素敵。きっとこの人だぁとか想像しながら見れる
北方さんが物語を作り上げる上で性格付け等メモしたものを元とした、キャラクター(108星)の紹介ページ、国の位置関係の解るMAP等、かなり見ていて楽しいHPだった。
しかもこのHP自体、かなり凝った作りである。


これはある意味、一つの切っ掛けの気がする。
一度、北方版・水滸伝を読んでみようかな、と思っている。