ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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西遊記

2008-09-10 12:03:40 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
8月の末に、ジェット・リー好きの友達Tと一緒に、ジャッキー・チェン好きのオイラは『ドラゴン・キングダム』を観に行った。
どんな話とか全然調べずに行ったんですが・・・如意棒の話だったんですね。

ちなみに邦題は『ドラゴン・キングダム』ですが、原題は『FORBIDDEN KINGDOM』で、直訳すると『禁断の帝国』なんですよね。
で、内容にドラゴンはまったく登場せず、なんで邦題にドラゴンが着いたのかまったく意味不明。中国っぽくするときにはドラゴンは不可欠なのか?と突っ込みたくなりました。(ま、どーでもいいことなんですが。)
原題そのままで良かったのに。

さてさて。
如意棒のお話って事は、もちろん出てきましたよ。孫さん家の悟空が♪
ショッパナに登場いたします。

どどーん♪
すーてーきー*^O^*


なんと、ジェット・リーが悟空を演じたんですねぇ。
あ。大半は渋い坊様姿なんですがね。最初と最後は悟空だった訳です。

コレにハマリました。
もともとジェット・リーは嫌いではなかったんですがね、好き寄りの普通だったんですよ。
しかし、悟空のジェットは素敵過ぎました。
ってか、あんなに大口開けて笑っているジェット・リーは初めて。(リー・リンチェイの頃にはあったようですが。)
T曰くは、「猿姿だからハマったんちゃう?」らしいですが。どっちでもいいです。
ジェット・リー良いですね。

そんな訳で、『ハムナプトラ3』も観に行くことになりました。


更に、今まで遠巻きに『マチャアキと夏目雅子さんの西遊記』しか見ていなかった西遊記・・・
児童書から読み始めることに致しました♪
ただいま、斉天大聖として天界に入ったところです。なかなか面白いですが、上中下の3巻になっているので、まだまだ道は険しいです(笑)



ついでに、どーでもいいんですが・・・
悟空なジェット・リー、橋本じゅんさんに似てません?

ボーイズ・ビー

2008-06-16 13:39:32 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
桂望実さんの『ボーイズ・ビー』を買ったのは1ヶ月ほど前だった。
他の本をタラタラと読んでいたので、手付かずでいたんだけど。
ようやく昨日のお風呂から読み始めた次第。

読み始めたのはいいんだけれど、今度は止まらなくなってしまい一気に読み切ってしまった。
気づくと午前3時40分になっていた・・・(がびーん)


なかなかオイラ好みのお話で、途中ホロリと来る場面もあるんだけれど、ラストの明るい感じの終わり方がとっても好き。
出だしで「ババア」と主人公の一人が言ってるのを読んだときには、最後まで読めないかも・・・とも思ったんだけどね^^;
ジジイとかババアって言い方があんまり好きじゃないので、書き方次第では読む気をそがれちゃうんだよね^^;
読みすすめていくウチに、早い次点でこの表現も気にならなくなったから。ってか、この言葉遣いを選んだわけが解るから、納得できたし。

少年とおじいさんの交流がギクシャクしたところから徐々に打ち解けていく。そんな自然な文章の流れがよかったなぁ。
湯本香樹実さんの『夏の庭』にも少し似た匂いのするお話。(湯木さんのより明るいけれど^^)

それと、マイスターの仕事っぷりも良い。


今回の本で、桂さんの物語を始めて読んだ。
本の表紙の絵がね、手招きしてたんだ。読んで~って(笑)
感が当たったなって感じで、この物語を読めて嬉しかった^^

読書の秋ではないけれど、最近ちょっと読書波が来てる感じ。
読まずに積読してる本を引っ張り出しておこう^^;

知りませんでしたの。

2008-04-14 12:32:07 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
最近、少しづつ読んでいる本がある。
その中で知ったこと。


何かの原因で、足を切断した場合(多分その他の部位でも同じだと思う)・・・

切断した部位を、
「処分する」と「お弔いする」と選択できるらしい。

「処分する」を選択すると、文字通りゴミとして廃棄処分になるそうな。
「お弔いをする」を選んだ場合、しかるべきところでお骨にしていただき、小さな骨壷でその部分を保管し、本人が亡くなった時にその他のお骨と一緒に一体となって骨壷に入れるんだそうな。

本に書かれていた方は(作者の知人の方。既に故人)、処分を選択されたらしい。
オイラだったら・・・やっぱりお弔いを選ぶなぁ・・・なんて思いながら読んだのでした。


※すみません。正確には「処分」と「お弔い」ではなく、「処理」と「お葬式」でした。意味的には一緒だけど、一応、訂正いたします。

かたあしだちょうのエルフ

2008-04-04 15:56:05 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
とあるブログで久々にみたタイトル。
詳しいストーリーは忘れちゃったけれど、すんごく感動した記憶がある。

絵本なのに、切り絵だったのかな~?
華やかだったり、可愛いかったりの要素がなく、ずしんと重いイメージ。
自分の身を挺して大切なものを守る・・・ってのかな。
とにかく小学生のときに読んで、すんごく感動したわけです。

久々に思い出して懐かしく思ったので書き留めた次第。



ちなみに、オイラはにはかなり間抜けなところがありまして。
横綱千代の富士のことを『ウルフ』と呼んでいたじゃありませんか。
あれね、ずっと「あ~、千代の富士ってダチョウなんだ。きっとエルフみたいに忍耐強くって優しいからなんだ~。でも、もっとカッコイイ動物にしたらいいのに・・・」って思ってたんです。

・・・・・ね?
ウルフとエルフ・・・似てるでしょ?



関係ないけど、明日、結願を迎える薬師寺は花会式に行ってまいります。
初めて鬼追い式に参加しようと思ってます。
整理券もらえるかなぁ・・・ドキドキ。

逆行

2008-03-28 11:52:29 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
最近、気持ちが逆行していっている。
そう、中・高校生くらいまで一気に・・・^^;


雨トーークで『昭和のアニソン芸人』の終わりのほうをちょっと見たのも、この逆行に拍車をかけている。

石ノ森章太郎特集の最終日にしていた『幻魔大戦』の後半を見ちゃったのも、更に拍車をかけた。(特集自体は見ていないけど。)


でも一番の原因は雨トーークや石ノ森さん特集の少し前に『ダークグリーン』と再び出会ったことかな。
『ダークグリーン』と出会っちゃったら、なし崩しに一連作品を追い求めて・・・
すでに絶版になってるのかな~?
当時持ってた分とその後発行された分と・・・とりあえず、古本のオークションで一気に揃えてしまいましたさ^^;(当時、シリーズは全部持ってたのに、友達にお勧めだからって貸したら、全部借りパクされたんだよね^^;)

佐々木淳子さんの『ダークグリーン』(と、その他の短編などなど)
オイラの世界観のベースを固めたお話だと思う。
もともと持ってたぼんやりとした感覚を、絵と言葉で説明してくれて、腑に落ちたって言うのかもしれない。(もちろん、オイラが持っていたぼんやりとした考えは、こんなにしっかりハッキリしたものではなかったので、だからこそ、この人の話を読んで納得行く部分が多かったのだと思う。)

当時、本当にこういったパラレルワールド的なお話が好きで、めっちゃのめりこんでいたのを覚えている。


さて、今読み返してみて・・・


やっぱ、面白いわ~♪
(*^o^*)ホクトー☆

ほかの作品も読んでみたけど、それも面白かった~^^

そうそう人の思考や嗜好はかわらんっちゅー事やね。


ナツカシー作品。
むかし好きだったお話。
時間の経過とともに過去に置いてきたもの達・・・
でも本当は、心の中の小さな箱に収納しているだけで、蓋を開けると案外現在進行形だったりするんだ。


そんな訳で、最近お風呂の鼻歌はナツカシのアニソンだったりする訳だ。(忘れている歌詞も多いけど^^;)
そうして、空間になにかが潜んではしないかと、目を凝らしてみたりするんだな。(かなーり妄想はいってるけど^^;)




・・・・・ん?
やっぱり、オイラが成長してないだけなのか?

なぎさと多恵子

2008-03-18 17:40:50 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
中学生の頃に読んでいた本を読み返している。

まぁ、当時のオイラは、活字嫌い(今でもあんまり好きじゃないが^^;)だったので漫画しか読んでいなかったんだけどね^^;
この本は珍しく、小説なのだ(笑)

で・も!コバルト文庫(爆!)
おいらが持ってる唯一のコバルト文庫である^^;(二冊だけど)

確か友達に借りて読んで、面白かったので自分でも買ったんだと思う。

氷室冴子さんの『なぎさボーイ』 『多恵子ガール』

いかにも~・・なタイトルでしょ?

物語の内容は、中学生から高校1年までのラブコメ。
なぎさくん視線で描かれている『なぎさボーイ』と多恵子ちゃん目線で描かれている『多恵子ガール』。
受験のこと、クラブのこと、放課後の時間。。。何から何まで、学生の目線である。
もちろんそれらは、今時の中学生の目線の受験や時間ではなく、オイラの当時にリンクしてて懐かしい香がするのだ。

でもね、今読み返してもなかなか面白い。


・・・・ってか、なんだか中学生の頃を思い出す*^・^*ポ


中一の頃は、まだちょっと小学生の延長なんだけど、学ランのせいか男子との接し方がぎこちなくなってくる。
そのうち、距離が開いちゃうんだよね。

ウチの中学は、めっちゃ不良(授業にはでないし、学校にもほとんど来ない)とちょっと不良(学校には比較的来るけど授業はちゃんと受けない)とがいた。あ、もちろん大多数は真面目な子だよ。
たまに見かけるめっちゃ不良さんは、マジで怖かった・・・。(もし今、あの当時の状態のめっちゃ不良さんに会っても怖いと思う^^;ってか、教育実習の時は怖かった。)

女子の話の大半は、誰が誰を好きだ。とか、アイドルの話。
オイラも一応好きな子なんか・・・

・・・あれ?
いたっけかな?
小学生の頃にはいたんだけど・・・中学生の時には「これぞ」という人はいなかった気がするなぁ。。。

とにかく、多恵子ちゃんみたいに好きな人を『想って』、なぎさくんみたいに自分を『想って』くれる誰かが現れるんだ(確信)と信じて憧れていた純なオイラ(笑)

昔の本を引っ張り出して読んでいると、その頃の気持ちがちょっぴり甦って、ドキドキした。

あの頃は今よりも、人に対してドキドキしていたし、ワクワクしていたし、友達と一緒に笑って一緒に怒って・・・支離滅裂だったけど感情豊かだったなぁ・・・なんて思う。


『なぎさボーイ』『多恵子ガール』は単なるラブコメではなく、相手を思いやっている芯の部分が面白い。
しかも、なぎさくんから見た多恵子ちゃんは大人びて、頑固だけれども物分りのよい女性に写っていてる。逆に、多恵子ちゃんから見たなぎさくんも、自分をしっかり持った人。子供っぽいところを残していても、やっぱり憧れの君。
男の子・女の子と視点を分けて描かれているけれども、中身は同じ中学生。憧れている相手に対しては自分は常に子供なんだよね。相手にどう写っていようとも。
そのギャップも面白い。

『好き』だからかもしれないけれど、この二人は自分の気持ちを相手に与えている。
私を好きになって!・・・ではなく、自らが『好き』だから、考えて行動をする。
実はかなりいい事書かれてたんだな、って今頃気づいた(笑)当時は、その部分がなんだか判らないけど、すごいなーって思っていた憧れだったのかも。


なんだかねー中学生の頃を思い出しつつ、今の陰湿な感情を反省しつつ、この年になってもこの二人のように与え合える恋がしたいな・・・なんて乙女になって読んでしまった。


昔の本には、その時に感じた思いが詰まっている。
その時には漠然としていたものが、新たな発見となることもある。
最近は読まなくなっている懐かしい本を、読み返してみるのも面白いね。

てるてるあした

2008-03-03 15:31:28 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
先日、久々に大き目の本屋を徘徊してみた。

すっかり買い忘れていた本が目に留まった。
加納朋子さんの『てるてるあした』である。

『ささらさや』の続編ともなる作品で、即買い→即読みであった。

うーーーん。泣けた。

『さや』の時は泣かなかった記憶があるけれど、これはボロ泣きだった。
途中、いろいろ反感を感じながらも、ラストはボロボロ。

言葉は跳ね返る。
気持ちは跳ね返る。
行いは跳ね返る。

良くも、悪くも、跳ね返る。

そんなことを反芻してみる。


ちょっと前に、深夜ドラマ(?大阪は深夜放送だったけど^^;)でやってたみたい。
ドラマは見てなかったけれど、見ておけばよかったなぁ~なんて思ったりする。
キャラメルボックスの成井豊さんと真柴あずきさんが脚本だったんだって・・・絶対面白かったはずや~



ちなみに、この中に出てくる「さやさん」という女性は(『ささらさや』では主人公なんだけど)、観劇友達のたけこ姉のイメージと重なるのだ。


久々に、『ささらさや』を読み返してみよう。
きっと、新たな発見があるような気がする。


やっぱりなぁ。
加納さんのお話、めっちゃ好きやわ~

修行と妖魔

2007-09-04 16:25:19 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
最近読んだ本&読んでいる本をちょっぴり紹介。


つい二日ほど前まで電車の中で読んでいた本は、小栗左多里さんの『プチ修行』という本。
あまたの積読のなかからこれをチョイスしたのは、単純に一番上に乗っていたから(笑)
買うとき、本屋でちょっぴり悩んだんだけど、面白かった。
小栗さんのされた修行の数々が、エッセイと漫画とで綴られている。
小栗さんの修行への動機や感じ方がちょっぴり自分に似ているようで楽しく読めた。(でも、自分、修行してませんから。小栗さんよりヘタレです。)
修行内容は、座禅・滝行・遍路・内観などなど。
エッセイと漫画といっても実践レポなので、へぇ~ほぉ~ふぅぅぅぅ~~~ん、と思えるものばかり。
オイラも途中で放りだしているお遍路の続きをチマチマとやって行かなきゃなぁ・・・なんて思いつつ読んでいた。


もう一冊(?)。
毎晩一冊づつ読んでいるため、寝不足の原因となっているのが、今市子さんの『百鬼夜行抄』
んとねー。これは妖魔のお話。
人の領域と妖の領域と霊の領域が交錯するお話で、個人的にスゴク好きな分野の話。
ホラーは嫌いだけど、妖は好き。
物語りも、はかなげで美しいと思うのですよ。笑いもちゃんとあるしね。
この本を知るきっかけは、花組芝居の舞台『百鬼夜行抄2』だったんだけど。
花組の舞台が観たくて行って、百鬼~にハマったって感じかも(笑)


さて次は、かなり積読状態で止めたままの水滸伝でも読みますか・・・(溜まっていく一方なのでねぇ。。。遠い目)

チョコレートとぶらんこ

2006-08-22 10:16:56 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
あまり新たな著者を開拓しないオイラである。
なぜなら、活字を読むのはトロイから。そんなに沢山の本を読破できないんだよね。

そんなオイラなのですが、最近2人ほど新たな著者の本を読んだ。


1冊は森絵都さんの『アーモンド入りチョコレートのワルツ』である。
もう、タイトルの甘さだけで選んだようなモンなんですがね、コレがなかなか良いお話だった。
3人の作曲家の曲を副題として描かれた3本のお話。
個人的には一つ目のシューマンの「子供の場景」を副題とした「子供は眠る」が一番好きなんだよね。ってか、この曲は知らないんだけど
ともかく、読むと、副題の曲を聴きたくなる。少年・少女の時代を音色に乗せて描いたような、そんな3本のお話なのだ。


そうして、もう1冊はいしいしんじさんの『ぶらんこ乗り』である。
小タイトルの中に「さるの踊り」だったかな?そんなようなタイトルを見つけ、「買いだな。」と即決した一冊だったのだが
今はいない「弟」の書き残したノートを開いた「私」。そこから零れ落ちた弟の言葉から紡ぎだされる物語なのだ。
動物の不思議な習性をベースに、人との繋がりの距離を描いた作品。
途中、ちょっとダレたストーリーもあったし、個人的に未消化な出来事も物語の中にあるんだけど、ラストは泣いてしまったよ。
大切なもの、大切な人。その人たちとの距離を感じる事の出来るお話だったと思う。


どっちの本も、短編なので、読みやすい。

ちなみにただ今、平岩弓枝版『南総里見八犬伝』を読んでいるんですがね・・・うーーーん。あんまり面白くないの・・・ようやく八犬士が登場したところなんだけど、コレから面白くなるかしら?

コッペリア

2006-08-18 13:32:15 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
お気に入りの作家さんは誰?と聞かれると、『加納朋子さん』と答える。だろう。
もちろん、梨木果歩さんとか湯本香樹実さんとかいろいろいるんだけれど。ここ数年のオイラのブームは、加納さんなのだ。

一番最初に読んだのは、『沙羅は和子の名を呼ぶ』ってのだったんだけど。そっから一気に全部集めたね。うん。

一番最近に読んだのが『コッペリア』
イワユル、推理小説って分野なのかな~?←イマイチよく解ってない
三章からなる物語。
バレエのコッペリアは見たことないんだけど、要は、そのコッペリアの精神ってかそういうのがベースって訳なのだ。ちなみにバレエのコッペリアは人形に恋した若者の物語みたい。

こちらのコッペリアは、別にバレエの物語とはまったく関係がないんだけれど。お人形が出てくるってところは同じ。コッペリアの引用もしてる部分はある。

この作品の中の人形のイメージは、ビスクドール。中でも恋月姫さんという方のお人形たちを思い浮かべながら読んでいた。多分、かなりイメージは近いと思う。同じビスクドールでも、この方のお人形はちょっと雰囲気が違うと思うんだよね。(←個人的意見)実物は見たことはないけれど、写真集を店頭でチラッと見た事がある。ので。

ともかく、加納さんのコッペリアでは、すっかり文章マジックに引っかかってしまった。
第一章では、登場する人物とその生い立ちが幾つかの場面に分けられて描かれてて、どう結びつくんだろう?と思いつつ読んだ。
第二章では、登場人物たちの関係の絡まり、もつれが難しく、何で?何で?と思いつつ読み進め、二章の最期に混乱しつつも、そうだったのかッ!という展開。
最終章では、その混乱した糸を分解し、あるべきところへ導くって感じかな。
途中、結構おんどろどろ~・・とした雰囲気をかもし出していたのに、ラストはなかなかに爽やか。オイラ好みの終わり方だった。

加納さんの文章は、ミステリアスで好き。どこがどんな風にってわからないんだけど、いつもの風景の中に隠れたミステリアスって感じがするのだ。