ぶつぶつ地蔵

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西日の町

2005-10-27 19:59:20 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
湯本香樹実さんの新刊が本屋に並んでいた。
『西日の町』
「てこじい」と「僕」と「お母さん」の人生の接点を描いたもの。

湯本さんの作品との出会いは随分前。
『夏の庭』という作品だった。
映画化もされていたので、ご存じの方も多いかもしれない。
おじいさんと僕らのひと夏を綴った物語。
面白かった。すぐに湯本さんの次の作品を探した。
そうして次に見つけたのは『ポプラの秋』である。
私と大家のおばぁさんとの奇妙な関係を描いたお話。
いろいろな想像を掻き立ててくれる湯本さんのワールドに引込まれる。

児童文学に分類されておられるようだが、湯本さんの作品は、大人の方が感じる部分が多いのではないかと思う。

全体的に、ノスタルジックな印象がある。
時代が古い設定な訳でも、昔の話を描いている訳でもない。
でも、どこかホコリの香を感じる文章が、えも言われずよいのである。

西日の町も、そう。
斜陽の差し込む部屋の片隅に、てこじいが見える、そんな気がする。

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4 コメント

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たしかに・・・ (こずこず)
2005-10-28 03:49:09
>どこかホコリの香を感じる文章が、えも言われずよいのである。



文章にはその人のセンスが表れる気がします。



こーやって何気なく書いてるコメントにも、

その人それぞれのセンスがありますよね



僕はちょっと違うかもしれないけど、

ほんとにホコリかぶったような本が好きです。



あの黄ばんだ紙と、タイプで打ったような文字。。。

なによりあの独特な”匂い”が本に重みを感じさせてくれるような気がします
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お返事 (ひー)
2005-10-28 11:24:12
>こずさん

そうだよね、コメントにもセンスって出るよね。うんうん。

本当にホコリを・・・って、わかる気がする!ちょっと陽に焼けたホコリっぽいのような本の香りって、重みがあるよね。(くしゃみも出そうになるけど

こずさん繋がりの人は、みんな研究者肌の人ばかりだから、本のホコリの香りにまみれていそうだ。いや、まみれているに違いない
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夏の庭! ()
2005-10-28 23:25:55
今の今まで忘れてたけど、

「夏の庭」ってなんか聞き覚えあるなぁ・・・って思ったら、

7~8年前に、近鉄劇場でお芝居を見ました。

そのときに湯本さんの原作を読んだはず。

なんで忘れてたんやろ・・・



確か、西田ひかるさんとか、久世星佳さんとかが出てたかな。

なつかしいぞっ。



ホコリっぽい香りって・・・

古本屋さんみたいな感じかな?

あれ、結構好きなんだよねー。

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お返事2 (nao)
2005-10-31 10:29:03
>雪さん

お芝居にもなっていたんだ!夏の庭。知らなかったよ。。。ってか、西田ひかるさんとか久世さんは誰の役だったんだろう・・・おじいちゃんと少年3人しか記憶に無いよ

読み返してみるべ



古本屋さんも好きや~
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