ヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデー最新情報

カーフリーデージャパンによるカーフリーデーに関わる最新の動きの紹介

ベトナムでの持続可能な交通まちづくり支援活動のお知らせ

2018年07月12日 10時00分08秒 | そのほかの普及活動
一般社団法人カーフリーデージャパンでは、ヨーロッパモビリティウィーク&モビリティウィークの日本での普及活動(日本担当事務局)のほか、持続可能な交通まちづくりの推進にむけて、他団体と協働して、様々な活動を行っております。

中でも、2012年からは、途上国(ベトナム)での交通まちづくり支援を行っています。

現在は、昨年から実施している以下の活動に取り組んでおります。

1)公共交通(バス)導入に向けた取り組み~コミュニティバスの試運行(1週間)
「ベトナム初のコミュニティバス運行を目指したバスの試運行と啓発活動」トヨタ環境活動助成プログラム2016年度

2)個人交通の推進にむけた取組み~住民・観光客への電動アシスト自転車の利用体験・貸出(3年間予定)
 「ベトナム・ホイアン市におけるエコシティ実現に向けた電動アシスト自転車等の普及活動」地球環境基金助成事業2017年・2018年度


どちらも、ベトナムの中部にある世界遺産のまちホイアン市を対象地とした取組みです。現地の環境系NGO「Action for the City 」をカウンターパートとして協働しております。

バス試運行については、昨年末に実施し、現在はその結果の分析・まとめを行いながら、ベトナムの他の都市へのプロモーションを計画しております。電動自転車の利用体験・貸出については、現在18台を住民・宿泊施設に貸出し、広く利用してもらい、利用状況をみているところでおります。

今後、随時、当ブログにて、活動報告を行っていきたいと思います。


ホイアン(Hoi An)ってどんなところ?


ベトナム中部にある世界遺産をもつ古い港町です。かつては東南アジアの中継貿易の拠点として栄えました。
現在は、世界遺産の街並みや市場から、ビーチ、農村まで広く楽しめる観光地として大変人気があります。
移動手段は、ベトナム他の都市同様、バイクですが、昔ながらの自転車もまだ多く使われています。公共交通は、ダナン空港からホイアンを結ぶ中距離バスはありますが、市内循環バスなどはなく、市民の足の確保が求めらます。
一方で、市としては、世界遺産となっている旧市街を車両通行禁止としたりなど先進的なとりくみが行われ、エコタウンを標榜し、環境政策を推進しています。