まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1448 天理市の川巡り(8)・・・高瀬川、その1

2020-10-16 10:02:26 | ふうけい
よろしくお願いします。



















天理市の川巡りは前回までは天理市の中心部を流れる川を7回に渡ってお送りしてきました、天理市内を東に西に行ったり来たりでしたが最後は天理ダムで終わりました。今回からは新シリーズで天理市の北部を流れる3本の河川についてお送りしていこうと思います、その辺りは自分(一人称)が昔住んでいた所なのでかなり土地勘もあります、まずは高瀬川を追って上流部から佐保川の合流点まで巡って行ってみることとしましょう。
高瀬川と言うと京都、と言うのがまずは普通なのですが、自分(一人称)にとっては高瀬川はここだけや~!と言うことで京都の方には結構反発がありました、今もちょっとその気持ちはあるかな・・・。川の始まりは天理市の東の山の奥、地図では県道192号線に沿って流れていますが、県道とあってもこの道は車も走れないほどの急勾配の細い道、さすがにその始まりからとなると骨が折れるので、巡りは集落が途切れる部分から始めて行くこととします。その場所が写真1枚目、2枚目にある所、そこに見えているのが高瀬川、近くには名阪国道が通っていて車の音は途切れなく聞こえている。ここから川に沿ってくねくねと蛇行している県道192号線を櫟本方面へと下っていく、途中で県道から外れて集落の中の道へと入るとそこは旧街道の雰囲気が漂う町並、付近には新興住宅地も進出してきているがこの辺りは昔からの風景が残っている、この日はちょうど町内会の掃除で人がたくさん出てきている、地元の繋がりは今でも強そうだ。













この辺りはもうずっと下りなので自転車をほとんど漕ぐことなく・・・と言ってもこの巡りは最初の地点からの折り返しなので、初めはこの道をずっと上って来たわけだが・・・進んで行ける。高瀬川はまだまだ小さな川で水は急だが涼やかな雰囲気で流れている、この日は自分(一人称)の走りを再開させて間もない頃で、まだ梅雨も明けていなくて蒸し暑さも半端ない頃、しかも天気も思わしくなくいつ降りだしてもおかしくないところ、先を急ぎたい気持ちはあるが巡りはゆっくり行きたい、もう雨に降られるのは覚悟の上だ。自分(一人称)が知っている高瀬川は中流から下流部分・・・その辺りは次回以降でのお伝えとなります・・・にかけての部分だが、 水の流れはダラダラでゴミも無造作に捨てられたりしていてちょっと汚れた印象のある川だった。この辺りは自然が多く水もきれいだ、途中では一番下の写真にあるようにゲンジボタル飼育中の看板も見かける、櫟本界隈では考えられないような看板だが、これが普通なんだよなあ~。ホタルなんてもう何十年も見ていない、川が整備されてきれいになると同時に住む所を追われていってしまったのだろう。この場所も緑は多く残っているものの名阪国道が近くを通っていて排気ガスはがたくさん流れてくる所、近くには振興住宅地の開発も迫ってきている、そうなるとホタルもまた追われていくこととなるのだろうか、この風景がいつまで残ることになるだろうか・・・。




















集落を抜けると名阪国道には天理東インター、ここがこの町並の玄関口となっている、自然が多く残る所とは言っても人の流れはあるわけだからこの名阪国道はこの辺りの人たちにとっては大事な足である。高瀬川にはこの先に水門が見えている、右手側には山があり、その切れ目には水路が通っていてその向こうにあるのが白川溜池、この池とそこにある白川ダムについてはいずれまたの機会でのお伝えとなると思うので今回はスルーして前へ進みます。この水門は白川池から流れてくる水が合流する所なのですが、ちょっとゴミが溜まっていて水の色も濁っていてあまりいい風景ではない。高瀬川はここから先は名阪国道に沿っての流れになるのですが、排気ガスの臭いが嫌なのでしょうか、だんだんと右手側にある山の方へと向きを変えてやがて姿を消してしまう、とここで心配していた雨が降り出してきた、しかしここで川巡りを断念するわけにはいかない。このまま名阪国道沿いを下って行くと天理インター、国道169号線の櫟本バス停へとたどり着く、すぐ近くには和邇下神社の鳥居があり高瀬川はその横で姿を表してくれた。ここから先はかつて知ったる場所、快調に川巡りを進めて行きたいところだが雨がだんだんきつくなってきた、さあ、この先どうする・・・、と言うことで次回へと続きます、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。・・・・・・・・・・・・・まちみち