まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.434 岐阜の旅・プロローグ編

2016-03-25 09:02:32 | 旅行記
おはようございます。









先日走って来た岐阜方面の旅の記録を、また例の如くと言う感じですが数回に渡ってのお送りとしていこうと思います。
JR奈良駅から朝一番の京都行に乗車、東海道本線を乗り継いで大垣駅で下車、駅前で相棒君を立ち上げて今回の旅はここから始まる。まずは近鉄養老線・・・じゃなかった、養老鉄道の大垣~揖斐間を各駅巡りと言うことで北へと向かうことに。名前は変わってしまってもここを走っている電車は昔の近鉄電車の濃い赤色のまんまの車両で何となく懐かしい気分にさせられる、朝日を浴びたその色一色の車体はきれいに輝いていた。時間はAM9時になりここからはラジオのイヤホンで高校野球の開会式を聞きながら走ることに、その開会式が終わると同時に終点揖斐駅にたどり着いた。







揖斐川町はその名の通り揖斐川が流れる町、古い町並のあってなかなか趣深い所、町の中心地へと入ってここからは方向を変えて元名鉄揖斐線が走っていた跡をたどって岐阜市へと向かうことに。耳にしているイヤホンからは開幕試合の智辯学園vs福井工大福井の試合、智辯学園はピンチの連続でイライラな展開、途中までは順調だった廃線跡巡りもその試合に合わせるかのように・・・この模様はまた詳しくお伝えするとして、何とか岐阜市内へとたどり着く。






岐阜市内では主に文化財巡り、前回大阪市内を文化財巡りした時は頼りにしなければならないはずの携帯サイトがトラブルで開けなくなり消化不良な結果に。今回はそのことを踏まえて文化財のある場所の繊細を前以てパソコンからメールで送信して、受信メールの画面からその場所を探ることにした、とは言っても時間に余裕のない旅ではなかなか画面を開く間もなく、本当にそれが役に立ったかと言うと・・・。ただ場所と繊細を打ち込んだ時の記憶は結構役に立った面もあったので、この方法は次回以降もうまく生かしていきたいと思う。







岐阜市内からは元名鉄美濃町線廃線跡巡りで関、美濃方面へ。最初の予定では美濃まで行ってから美濃加茂~鵜沼~犬山方面までと考えていたが、さすがに自分(一人称)の脚力からしたら到底無理なこと。時間も午後の半ばに差し掛かってそろそろ帰りの時間も気にしなければならないところ、さてどこで終わりにするかも決めながら先へと進んで行くことにする。
関市は時間の関係で町をゆっくりと巡ることができなかったのが心残り、実はここは以前1度だけ走ったことがあるのだがその時も通り過ぎただけでほとんど記憶に残っていない。ずっと朝から走って来て息も途切れ途切れ、足にもかなり来てる状態、そして走っている途中で最終目標は美濃市と決めていたので、結局通り過ぎるだけとなってしまった。今回の旅では宿題もいっぱい残ってしまったので、またいずれ機会を設けて再訪したい所であった。










美濃市は関西の人間にとってはほとんどその存在は知られていないと言ってもいい所、自分(一人称)も名前は知っているくらいで特に何の知識もないくらい。しかし前以ていろいろ調べていくと古い町並があって、その一帯は観光地としても有名だとか。うだつのある家は奈良に住んでいては特に何とも思わないが、この辺りの軒を連ねるうだつはなかなかなものだった。そしてこの町並の北側に流れるのは長良川、なぜか五木ひろしを思い出してしまう大きな川だが、町並を外れた所に流れる川はここでも威圧感たっぷり、短い時間しかいることができなかったがいろいろと見所はあったのでその辺りはポイントを押さえて、再び美濃市の中心地へと戻ることに。
今回の走りはここで終了、さすがにこれ以上走ると奈良に帰れなくなってしまう。長良川鉄道美濃駅前で相棒をたたんで、結局一番遠い場所からの輪行になってしまったが初めての長良川鉄道に乗車、ここはお金を惜しむことはしないで、ローカル私鉄の情緒漂う風景を楽しみながら帰ることにする。しかし奈良までは遠い道のり、幸か不幸か岐阜市内には新幹線が通っていないのでここは在来線の乗継で時間にまかせてゆっくりと帰ることに。その途中、朝に立ち寄った大垣駅で電車待ちする機会があったが、ここで電車待ちをしているとあの頃のことを思い出してしまう。あの頃のこととは何のこと?まあ鉄道好きの人にはお馴染みなことだと思いますが、それもまた追憶話として機会を設けてお送りしたいと思っています。
そんなわけで今回は岐阜の旅プロローグ編をお送りしてきました。またこの話で長いお付き合いとなってしまいそうですが、各駅巡り、廃線跡巡り、文化財巡り、古い町並巡りと結構贅沢に走って来た旅でした。当然くどくどとした文章でのお送りとなると思いますが、その辺りは毎度のことだと言うことでご了承ください、今回は是にて終了としておきます。        まちみち


No.433 富士を追って(6)・駅と富士山

2016-03-24 09:53:24 | 旅行記
おはようございます。


昨日の『あさが来た』、突然の外国人建築家の登場にはびっくりポンでした。時期的にはそこまでの話は展開させないだろうと思ったのですが、保険会社絡みで出してくるとはNHKにはしてやられたと言う感じでした。最近文化財に凝っている自分(一人称)としては近江八幡や高島に行くフラグを立てられてしまった感じです、まあ時間と予算に余裕があったら行こうとは思っているところなのですが。しかしヴォリンガーと言う名前だけはどうにかならなかったんかなあ、まるでウルトラセブンに出てくる怪獣みたいじゃないですか。





大晦日の静岡県での走りも三島市から沼津市を通り過ぎて富士市へ、富士山は少しずつ姿を現してきているもののまだ全容は見せてくれず、そんな中を岳南電車各駅巡りを始めて行ってます。まずは前回、岳南江尾駅へと立ち寄りました、新幹線が間近に通る駅はひっそりとしていて、たった1両しかない電車はその高架を超高速で走り抜けて行く新幹線の車両など眼中にないよってな感じでトコトコとホームから走り去って行きました。さて、自分(一人称)の方も先へと進んで行くこととしましょう。






岳南江尾駅を後にして、さっき走って来た県道22号線へと出る。しばらく走って前以て携帯の地図サイトで目当てをつけておいた所で曲がって次の神谷駅へとたどり着く。民家の中にある駅はホーム1面だけの無人駅、ただよくあるローカル私鉄の野ざらしにされたような感じではなく、ホームに渡る部分はスロープになっていて、ベンチには少し洒落た感じの雨除けが設えられている。写真2枚目はホームから見る富士山、さっきよりは姿は見えてきているが上空に雲が多いのが気にかかるところ、この先岳南電車にあるすべての駅から富士山を見ることができるとのことだから、何とか希望を持って進んで行きたいものだ。時刻表を見るとついさっき岳南江尾駅方面への電車が行ったばかりで、その電車が折り返してくるまでにはまだ少し時間があるので先へと進むことにする。








写真の場所は上の地図の印を記している所、川が通っていて民家が途切れた所で富士山が見渡せる橋の上、一方反対側には岳南線の鉄橋があり、間もなく電車が通り過ぎる時間なのでここで待ち受けることにした。富士山の方は相変わらずの不機嫌っさぷりで頂上の姿を見せてくれない、空の雲も取れることがなくまさかずっとこのまま・・・。あ、近くで踏切の音が聞こえてきた、そろそろ電車がやってくる頃だ、と言うことで今度は線路の方にカメラを向ける。やがて1両だけの短い車両がゆっくりと鉄橋を通り過ぎて行った、1両と言ってもあっと言う間だ、でも何とかその姿はカメラに収めることが出来た、さて、次の駅へと向かうべく、ここは民家が建ち並ぶ狭い道を通り抜けていくこととする。写真5枚目、普通の民家の前に無人販売所、ほんの何気ない風景だがこの辺りも地域の信用がつながりとなっているのだと言うことが感じられる所である。










次の駅は須津駅、「すどえき」と入力してちゃんと変換できる辺りはこの駅名が世間に認知されていると言うことか。駅は小さな駅舎らしき建物に島式ホームが1面、そのホームのほぼ全体をカバーする雨除けの屋根が何ともクラシックでいい感じ、所々錆びて赤茶げた箇所のある鉄柱が銀杏の葉のような形で、こちらもまた古ぼけた感じで丸く波打ったトタンの屋根を支えている。周辺は民家が建ち並んでいて、ホームからはその民家の隙間をつくような感じで富士山の姿を臨むことができる。
須津駅を後にして再び県道22号線へ、この辺りはこの道とはつかず離れずの形で走っている。最後の2枚の写真はその道に架かる橋の上から撮った富士山の写真、ここんところずっとこんな感じの富士山の写真ばかり、雲が多くて再びその雲が見えかかってきている姿を隠しはしないかと心配になってくる。頂上を覆っている雲はかすかに動いているかのようで、流れはしないものの頂上付近を渦巻いているかのように見える、何とももどかしいと言うか意地悪と言うか・・・毎回こんな富士山の話で申し訳ないです、スカッと晴れ晴れな姿を見せてくれるのはもう少し先のことになるのかどうか、果たしてその結末は・・・次回は岳南電車沿線のひとつの見所である工場群にある各駅を巡って行きたいと思います、そんなわけで今回は是にて終了としておきます。         まちみち
     

No.432 春を待つ風景・大和民族公園にて

2016-03-23 09:59:20 | 
おはようございます。


ああ~、やってしまいました、人生2度目の骨折です。右手の薬指を詰めてしまって、その後痛みが引かずに病院へ、レントゲンを撮ってもらったのですがどうやら軽く骨折していたようで、今は薬指を固定されたまんま、とっても不便なのはもう仕方のないことです、しばらくはこのままでの生活となりそうです。34年ぶり2度めの骨折・・・と高校野球の出場校みたいな書き方をするのは不謹慎な話ですが、それよりも不謹慎なのはそんな高校野球に現金を賭けていたプロ野球チームがあったとのこと。野球は素晴らしいものであってほしいことを願うばかりの時にこんな話ばかり浮かび上がってくるのは何とも悲しいこと。自分たちのプレーにプロが金を賭けていることを知らされた球児たちはどんな気持ちになるだろう、しかし今はそんなことは考えずにどの高校も頂点を目指して頑張ってほしい、と願うばかりです。








2月最後の日曜日に大和郡山市の矢田山丘陵にある大和民族公園に行って来ました。最近文化財に凝り始めていろいろと調べていくうちに、大和郡山のある一帯に有形文化財の家屋が集中していることに気づきました。更に調べてみるとそれは今回お送りする大和民族公園に保存されていて、一般に公開もされているとのこと、ならば見に行ってみようと思って足を向けたわけであります。もちろん目当てはそちらだと言っても、公園内にはいろいろと見所もありました。文化財の方はまた次回でのお送りとさせてもらうこととして、今回は公園内を歩き回って見つけた風景の写真を中心にお送りして行きたいと思います。











2月と言っても今年は暖冬だったせいか季節が前倒しになってしまったかのよう。写真1枚目~3枚目は菜の花を撮ったものですが、もう春を待ちきれないと言った感じの咲き誇り様です。写真では分からないのですが、花を囲むように虫(蜜蜂?)が飛んでいました、季節を勘違いして早起きしてしまったのでしょうか。

写真3枚目以降は公園内にある施設、水車小屋を撮ったもの、残念ながら水車は動いてませんでした。小屋の窓の隙間から内部を見ることができたので写真に撮らせてもらったのですが、何ともシンプルな造り、手前にあるホースは展示用で水を流すために用意されたものらしく、少し興醒めな気分になってしまいました。よく田舎に行ったら水車を見かけますが、自分(一人称)らは物珍しさで見る施設も、その地方の人たちにとっては実生活に役立たせるための大事な資産、その思いを伝えるためにもこれからも残していってほしい物です。










公園内には博物館などの施設もあるのですが、有料だし興味もないのでそちらには立ち寄らず、梅林を眺めて進んで行くことにします。赤、白、ピンクの梅の花が、青と白が交ざり合った空をバックに映えるように咲き誇っています。人は皆、春になって桜が咲くのを待ちわびるわけですが、2月~3月にかけての空白の期間は梅の花が人の目を楽しませてくれます。その存在は桜の派手さとは比べ物にならないが、どことなく冬のグレーなイメージの風景に映える赤や白の花模様は決して桜に劣るものではありません、自分(一人称)は桜の華麗さよりは梅のささやかぶりな咲き具合の方が好きだなあ、いかにも春はそこまで来てるで~と言った感じで。ああ~、キーボードを叩いてたら指が痛くてしゃーないわ・・・と言っても、このブログは休まず続けていく所存です、またのお付き合いをよろしくお願いします。そんなわけで今回は是にて終了としておきます。         まちみち

No.431 岬町(後編)

2016-03-22 09:38:14 | 旅行記
おはようございます。











写真は岬町から見る海の風景です。時間は14時を過ぎた辺りでこれまで耳にしていた箱根駅伝往路の放送もとっくに終わっていました。北の歩行にはうっすらと見える関空島、西には淡路島の姿が白みがかった空に浮かんだように見えている。正月休みで穏やかな様子の岬町漁港、赤と白の灯台、そしてその向こう側には厳つい感じで建つ鉄塔までもが港の風景に演出を加えてくれている。一応今日の走りの最終目標はここ岬町まで、日は西に傾いてきているとは言えまだ夕暮れにはあまりにも早過ぎる時間、ここから見る夕日はなかなかなものだと『なるみ岡村』で紹介されていたが、それを見ることはできないままそろそろ帰りのことを考えて先へと進んで行くことにする。









写真1枚目は南海多奈川線の終点多奈川駅、今回の走りでは時間の都合でそこまで行けなかったので写真は以前に撮ったものを貼りました。2枚目は深日港駅、駅からすぐの所には深日港があるが、淡路島行のフェリーで賑わっていた港も今はひっそりと寂れてしまったもの、自分(一人称)は町内会の観光バスツアーで淡路島に行った時にこの港からフェリーに乗ったことがあるが、その時の記憶はもうほとんどなくなっている。
駅前から線路沿いにある道を進んで行くと写真3枚目にあるような寂れた旅館後の建物が軒を連ねている。港の衰退とともに寂れていったのだろうか、淡路島が明石海峡大橋ができて陸続きになって久しいが、それに伴ってか不景気のあおりもあってかで、深日、泉佐野から淡路島へ渡るフェリーがなくなってもまた久しい。淡路島は自転車で何度か走ったことがあるが、今は明石からの高速艇でしか、それも載せられる数にも制限があるので気安く行くことができない時もある。泉南方面からも自転車で簡単に淡路島に行けるように、何とかフェリー復活を考えてほしいところだ、ねえ、ニャンコさんもそう思うでしょ?






南海多奈川線に沿う道が国道26号線と合流する所に深日町駅がある。多奈川線はみさき公園方面に向かうのに、この駅を出ると国道に沿って和歌山方面へと向かうからすこしややこしい感覚にとらわれてくる。和歌山からの二つの主要な道が合流して国道26号線は北へと向かうが、ここは道が狭くてもう渋滞必至の場所だ。今もみさき公園駅方面にズラリと車が並んでいる、運転手さんも皆イライラとしていることだろう、一方の自分(一人称)の方はその列を為している車の横の狭いスペースを気を使いながら進んで行く。時間に余裕があったら和歌山まで行っても良かったのだが、今回の走りの最終目標はここ岬町の町並だったので、ここは予定通りみさき公園駅へと向かいそこから輪行で帰ることにする。この時間で戻れば夜の『ローカル路線バス乗継の旅』に間に合うはずだ。







南海みさき公園駅、岬町の中心駅だが大阪市の中心地からはあまりにも遠い印象がある、だからこそ『なるみ岡村』でも大阪では田舎過ぎる町だと紹介されたのだろう。自分(一人称)は前の仕事の時には毎週1回この駅まで来ていた、もう今となってはいい思い出である。今回の走りでは朝早い時間に堺市の三国ケ丘駅から紀州街道をたどって、途中水間鉄道各駅巡りをはさんで最終的にはここまで走って来ました。箱作から先は海を見ながらの走り、前にも書きましたがこの辺りは冬のこの時期よりはやっぱり夏の暑い太陽の光がギラギラと差し込んでくる中を汗タラタラになりながら走るのがいいな。そんなわけで夏にまたこの辺りを走るかどうかは別として、何回かに渡ってお伝えしてきました今回の走りはここみさき公園駅で終了と言うこととなりました。久しぶりの南海本線の特急『サザン』、ただし自由席なので座れるかどうかが心配、出来たら眠りたいからいい場所が取れたらいいんやけど・・・と言うことで今回は是にて終了としておきます。       まちみち


No.430 高校野球は素晴らしいものであってほしいからこそ言いたいこと

2016-03-21 21:51:46 | 日記
おはようございます。


春の選抜高校野球が始まりました。自分(一人称)は昨日の開会式は旅先でラジオのイヤホンを耳にして聴いていました。今年は何か始まりが早いですねえ、で順調に行けば決勝は31日になるとかで、3月のうちに終わってしまうのも何か寂しい気もしますがとにかく始まってしまいました。

開会式はAM9時に始まり、早速各校の入場行進、今年の入場行進曲はこれ↓↓↓



正直言って自分(一人称)この曲のこと全然知りません、歌ってる人も知りません、ラジオの実況では彼女は三重高校出身だとかで、一昨年準優勝した名門じゃないですか。でも曲は全然知らない、と言うか何でこの曲が入場行進曲なん?何でAKBじゃないんや・・・と思いながら聞いていたら、サビの16分♪の刻みがやけに印象に残る、はて、どこかで聞いたことあるメロディーだな・・・多分松屋のエンタメステーションのコーナーだと思う。



帰ってからyoutubeで見たのですが、結構直線的なストレートな歌詞だなと思った。曲のインパクトもあるだろうけど、この歌詞が今回の入場行進曲の決め手になったんではないだろうか・・・って考え過ぎか。開会式をラジオで聞いていて少し嫌な気分になったのは、実況のアナウンスも式でのお偉いさんの言葉の中にも震災の話が出てきたこと。今回は震災の被害が大きかった所からの出場が2校、21世紀枠であっても選抜されたのはもちろん実力を考慮されてのことだろうが、それ以上に震災を絡めたエピソードを紹介していて人の気持ちをそちらへ向けよう向けようと意図している感じがどうも嫌な気分にさせられた。この場合の「そちらへ」と言うのは例えば1990年に天理が2度目の優勝をした時に自分(一人称)が感じていたのと同じものだとか、例えば去年の夏の決勝で東海大相模が感じていたようなもの思っていただければよろしいかと。被災地からの出場はハンデでも何でもなく他の高校と同じ条件、しかし相手になる学校がハンデにされるような流れはいただけない、高校野球は変な思想や風流に左右されないで、今回の入場行進曲の歌詞にあるようなストレートな表現で地元校、ひいき校を声高に応援してもいいと思う。


と言うことで開会式が終わると試合が始まるわけで、しょうもない感情に流されないでどの高校も頑張っていい試合を見せてほしいものだ・・・と言いたいところだが開幕試合でいきなり奈良県代表が出てくるとなると話は別だ。しかも相手は福井代表、開幕戦の福井代表と言うと何年か前の天理vs敦賀気比であっさり消されてしまったことを思い出す。去年の奈良大附も1安打完封負け、ここは智辯学園に何としても雪辱を果たしてもらわなければ、福井県勢に3連敗は是非とも回避してもらわなければ・・・。
っていきなり初回から満塁のピンチかよ、続く2回も3回もピンチの連続、こちらはラジオを聞きながらの走りだが、耳は試合に目は風景にとせわしない。これだけ毎回ピンチが続くと走りのペースも乱れてくる、案の定道を間違えてしまったやないかい、こんな時だけ天理と同じ病気出さないでよ~。



試合は4-0で智辯学園の勝利、10安打打たれて完封と言うのはさすがに守りに力を入れてきたと言うこともあってまずはその評価通りの試合だった、ってどこがやねん、しょーもないミスが多すぎ、相手が攻めあぐんだだけやないかい、それにできれば攻撃にもうちょっとインパクトがほしかったなあ。勝つには勝ったが次回に不安が残る試合だった、次の相手は鹿児島実、もちろん常総学院との試合は聞いていたがそつのない攻撃はさすがと言った感じ、2回に点は入らなかったが相手投手に11球投げさせてペースを乱れさせたあのしつこさはまさに脅威だ。相手としては厳しい感じだが何としても勝ってほしいなあ、明徳義塾もいなくなったことやし。そんなわけで智辯学園何とか勝った記念として画像をいくつか↓↓↓





写真1枚目はvs智辯和歌山戦、同じユニホームだから選手同士は間違えたりしないか心配だった、ってわけあるか!しかし同じ智辯なのになんでこんなに差がついてしまったんやろう、高島監督あのまま残ってくれていたら智辯学園も帝京や明徳を倒せるチームになってたかもしれなかったのに。でもめげることはない、2枚目はvs仙台育英戦、相手は評判の好投手だったがそれを見事に倒しての勝利、3枚目はもうここではお馴染みのvs横浜戦、よう言うわと思われそうだが自分(一人称)は9回で3点差でも絶対逆転すると信じていた。それがもうお釣が来るくらいの1イニング8点を取っての大逆転、やあ~気分良かったですねえ~。

奈良県vs神奈川県の対戦成績

↑↑↑をご覧いただいての通り奈良県勢は智辯学園が横浜に勝つまでは11連敗、天理は春は松井の星稜を倒した後、夏は藤本のエラーで逆転負けと2回も決勝進出を阻まれている。智辯学園が横浜に勝った時には「これはもう優勝できるやろ」と思ったが、準々決勝の作新学院戦では9回に逆転されて敗戦、その後も智辯が岡本のいた時には佐野日大にサヨナラ負け、桜井は作新学院に17-5とボロンチョ負け、栃木県勢は今や奈良の天敵苦手県となってしまった。ちなみに次回対戦となる鹿児島県勢とは1勝2敗、しかしその1勝は天理が初めて準決勝を突破した鹿児島商戦、ここはその時のゲンの良さと勢いを智辯学園も引き継いで欲しいところです。もひとつちなみに神奈川県は去年の優勝もあって強豪県のはずなのに、優勝経験のない岩手県勢には1勝5敗と分が悪く夏は5戦全敗、ついでに『ドカベン』の明訓高校も甲子園唯一の敗戦は夏で岩手県代表の弁慶高校、何とも奇遇な話であります。


さて、今日は昨日の疲れもあって家で1日ゆっくりと甲子園をテレビ観戦、第1試合は釜石vs小豆島と21世紀枠同士の対決。先にちょっと触れましたが震災だ被災地だとか言う言葉がどうしてもつきまとってくる岩手の学校だけに、自分(一人称)は小豆島を応援してしまっていたのですが、そんな余計な感情は関係なしにいい試合でしたねえ。大味な試合が好きな人にとってはちょっと退屈だったかも知れないが、自分(一人称)はこう言ったロースコア―の投げ合い、守り合いの方が好きです。試合が始まってしまえばもうしょうもない形容詞は関係なく、息詰まる試合を楽しませてもらいました。結果は2-1で釜石が勝利、小豆島も最後まで粘ったがもう一歩及ばなかった、でも明日になれば新聞やスポーツニュースには震災だ、被災地だと言う言葉がまたズラリと並ぶんだろうな。前にも触れた映画『KANO』のように外国からのチームでも強ければ決勝まで進出できるわけだし、沖縄県も北海道も今や奈良県を凌ぐほどの強豪県だ、東北のチームでも強い所は強いし、この先もっと強くなることもできる。これからはしょ~もない形容詞や感情で飾られることのない高校野球を期待したいところです、今回は是にて終了としておきます。      まちみち