よろしくお願いします。
数回前に中ツ道を巡った記録をお伝えしましたが、その道の西側には並行するかのように、点在になった集落を結ぶ道が田原本町を通って橿原市へと続いています。特に○○街道と言ったような名前はついてない道ですが、以前走った時にはその町並の雰囲気の良さに惹かれてしまい、今回取り上げることにしました。田原本町の環濠集落巡り、2回に渡ってのお送りで橿原市での町巡りへとつなげて行ってみようと思います。
まずは天理市の西部、市域からぴょこんと出た感じの所にある国道24号線の庵治交差点、ここから東へ県道36号線を入って行くと間もなく田原本町へと入る。この道に寄り添うようにやって来てすぐ横を流れるのが大和川、この川については別の項、多分天理市を流れる川を巡るテーマの時にまた取り上げることになると思います。やがて写真4枚目~6枚目にあるように道の右手側に沿うようにして集落が現れる、その集落の入口となる見過ごしてしまいそうな細い道を入って行く。入ってすぐの所には小さな寺院があり、先へと進むと地元の集会場、更にいくつかの曲がり角をカクカクと進んで集落の中をお邪魔しますよろしくな感じで進んで行く。ちょっとでも立ち止まってカメラを構えていると不審者に間違われてしまいそう、狭い集落には横のつながりが強い、環濠集落が城廓を持たない城だと言われる由縁が、今もその地に住んでいる人の意識にあるのだろうか。
最初の集落を抜けると田園風景の中の道、走ったのは4月の初め頃の穏やかな陽気の日、まるで朝ドラ『ちりとてちん』の落語に出てきた「その道中の陽気なこと」・・・ああ~渡瀬恒彦の声で脳内再生されてきそう・・・あんな感じの陽気かな。畑の隅には菜の花が、さあ~これからが見頃やで~、ってな感じで咲いている、ちなみにこの日の目的は藤原宮跡の菜の花を見に行くこと、その模様については「No.1306 菜の花」にて公開させてもらいました。
次にやって来たのは法貴寺と言う集落、大和川に近いこの町並の中には神社や寺院が多い。旧街道の雰囲気が漂う町の中心部には常夜灯と道標、そのすぐそばには町を司るように立派な鳥居の神社がある。そこから回り込むようにある迷路のような道の先、神社の裏側の一角に写真3枚目にあるお堂が現れる、どうやらこのお堂がある一帯がこの集落の町名の由来となった寺院があった所なのだろう。案内の看板には設立は聖徳太子の時代、秦からの賜り物、法隆寺より古く・・・云々と、歴史の古さと重みを感じさせる文面が並んでいる。ここにまつられている不動明王像は国指定の重要文化財とある、それならもっと歴史的にも観光的にもクローズアップされてもいいところ、しかし町は決して観光に走ろうとはせず、今も静かな雰囲気で人の目から逸れたように佇んでいる、まさに知る人ぞ知るのような存在で十分と言ったところなのだろう。
法貴寺の集落を後に南へ、田園風景の中の道を進んで行くと目の前には次の環号集落が見えてくる。まるでその風景が海の上に浮かぶ島を思わせる・・・そうか~、もう1年以上船に乗ってないもんな~、やっぱり奈良県民は海に飢えているからそんな連想してしまうのでしょうか。と言うことで、島に上陸するようにたどり着いたのは西井上の環濠集落、その集落を入ってすぐの所、いい雰囲気の町並の中を縫うように流れる水路を見つけた、こうなるとどうしてもその先を追ってしまいたくなるのが僕の悪い癖。案の定と言った感じでその水路を追って行くとすぐに大和川へと出た、小さな水路の流れも大きな流れへと吸収されてやがては・・・あ、何か前回もこんなこと書いてたかな。さて、田原本町の環濠集落巡りはまだまだ中盤戦、この先橿原市に向かってまたいくつかの集落を巡って行くこととなります。その模様についてはまた次回と言うことで、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。 まちみち
数回前に中ツ道を巡った記録をお伝えしましたが、その道の西側には並行するかのように、点在になった集落を結ぶ道が田原本町を通って橿原市へと続いています。特に○○街道と言ったような名前はついてない道ですが、以前走った時にはその町並の雰囲気の良さに惹かれてしまい、今回取り上げることにしました。田原本町の環濠集落巡り、2回に渡ってのお送りで橿原市での町巡りへとつなげて行ってみようと思います。
まずは天理市の西部、市域からぴょこんと出た感じの所にある国道24号線の庵治交差点、ここから東へ県道36号線を入って行くと間もなく田原本町へと入る。この道に寄り添うようにやって来てすぐ横を流れるのが大和川、この川については別の項、多分天理市を流れる川を巡るテーマの時にまた取り上げることになると思います。やがて写真4枚目~6枚目にあるように道の右手側に沿うようにして集落が現れる、その集落の入口となる見過ごしてしまいそうな細い道を入って行く。入ってすぐの所には小さな寺院があり、先へと進むと地元の集会場、更にいくつかの曲がり角をカクカクと進んで集落の中をお邪魔しますよろしくな感じで進んで行く。ちょっとでも立ち止まってカメラを構えていると不審者に間違われてしまいそう、狭い集落には横のつながりが強い、環濠集落が城廓を持たない城だと言われる由縁が、今もその地に住んでいる人の意識にあるのだろうか。
最初の集落を抜けると田園風景の中の道、走ったのは4月の初め頃の穏やかな陽気の日、まるで朝ドラ『ちりとてちん』の落語に出てきた「その道中の陽気なこと」・・・ああ~渡瀬恒彦の声で脳内再生されてきそう・・・あんな感じの陽気かな。畑の隅には菜の花が、さあ~これからが見頃やで~、ってな感じで咲いている、ちなみにこの日の目的は藤原宮跡の菜の花を見に行くこと、その模様については「No.1306 菜の花」にて公開させてもらいました。
次にやって来たのは法貴寺と言う集落、大和川に近いこの町並の中には神社や寺院が多い。旧街道の雰囲気が漂う町の中心部には常夜灯と道標、そのすぐそばには町を司るように立派な鳥居の神社がある。そこから回り込むようにある迷路のような道の先、神社の裏側の一角に写真3枚目にあるお堂が現れる、どうやらこのお堂がある一帯がこの集落の町名の由来となった寺院があった所なのだろう。案内の看板には設立は聖徳太子の時代、秦からの賜り物、法隆寺より古く・・・云々と、歴史の古さと重みを感じさせる文面が並んでいる。ここにまつられている不動明王像は国指定の重要文化財とある、それならもっと歴史的にも観光的にもクローズアップされてもいいところ、しかし町は決して観光に走ろうとはせず、今も静かな雰囲気で人の目から逸れたように佇んでいる、まさに知る人ぞ知るのような存在で十分と言ったところなのだろう。
法貴寺の集落を後に南へ、田園風景の中の道を進んで行くと目の前には次の環号集落が見えてくる。まるでその風景が海の上に浮かぶ島を思わせる・・・そうか~、もう1年以上船に乗ってないもんな~、やっぱり奈良県民は海に飢えているからそんな連想してしまうのでしょうか。と言うことで、島に上陸するようにたどり着いたのは西井上の環濠集落、その集落を入ってすぐの所、いい雰囲気の町並の中を縫うように流れる水路を見つけた、こうなるとどうしてもその先を追ってしまいたくなるのが僕の悪い癖。案の定と言った感じでその水路を追って行くとすぐに大和川へと出た、小さな水路の流れも大きな流れへと吸収されてやがては・・・あ、何か前回もこんなこと書いてたかな。さて、田原本町の環濠集落巡りはまだまだ中盤戦、この先橿原市に向かってまたいくつかの集落を巡って行くこととなります。その模様についてはまた次回と言うことで、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。 まちみち
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