まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.163 大仏鉄道遺構巡り(後編)

2015-06-18 10:01:01 | みち
おはようございます。前回の続きです。






まずは大仏鉄道遺構巡りの案内図、今回も貼っておきます。思えばこの案内図が載っているパンフレットさえ手にしていれば道を間違えることなどなかったのに、と言ってもこれは自分の責任だから仕方がない。さあ、気を取り直して先へ進んで行ってみましょう。






正規のルートはこの先薄暗い森の中を進んで行くと、二つに道が分かれている。右の道は上り坂、左の道は下り坂、その分岐点には雨が降った後は左の道へ進んでください、との表示がある。坂道は昨日の雨で少し濡れている部分はあるものの走れないことはなさそうなので右の上りへと進んで行く。しばらくは薄暗い森の中の道を走るが、やがて展望が開けた所で人の声が聞こえてきた。さっきのハイキングの団体だろうか、その人たちが立ち止まっている所が鹿背山橋台跡、さっきの二つの橋台と同じような造りである。






ここを少し行くと写真1枚目にある道が分かれる場所へとたどり着く、この写真は今走って来たのとは逆方向から撮ったもので、行きはここを左側へと入って加茂方面へ向かって行った。ここから少し行くと道が三方に分かれている、遺構巡りコースは左へと曲がって行くが、そちらの道は広くて先はニュータウンが造成中の広々とした風景が見えるだけで、このまま進んでも鉄道遺構がありそうな雰囲気ではない。真ん中の道はJR関西本線が沿っている行きしなに通った道、ここは線路の向こうに見える集落へと向かう右への道へと入って行くことにする。坂道を下って行くと写真2枚目にある道標が立つ地点へとたどり着く。






その道標がある所で道が左に分れていて、その道はさっきの三叉路を左へと分かれた道を見上げる様に沿っているが、緩いカーブになった所で突然のように次の遺構ポイントが現れた。写真1枚目にある梶ヶ谷隧道、赤煉瓦がアーチ状に組まれていて、自転車で行くにしても頭上に気をつけなければならないほどの小さなトンネルだ。まさかここを列車が走っていた、なんてことはないよな。
ここからほんの少し進んだ所にあるのが赤橋、道はこの橋のすっきりとした長方形の中をくぐって先へと続いているが、そのまま行ってしまうとまたとんでもない所へと向かいそうなので、橋の横にある上り坂を相棒を押し歩いて橋が通っている道へと出る。




その道はさっきの三叉路から左へ分かれた広い道の途中で分かれた旧道、今までの遺構はどれも列車が走っていた所を下から見上げた形だったが、この道に赤橋が架かっているということは、この旧道が大仏鉄道の廃線跡になると言うことか。
やがて道はさっきの広い道と合流するが、ニュータウンの造成地を過ぎると山の中の下り坂の道となり、やがて奈良と加茂を結ぶ府道44号線の梅谷交差点へとたどり着く。中途半端になってしまうが大仏鉄道遺構巡りはここで終了、この先奈良までにもいくつか遺構ポイントはあるのだが、それを巡るのはまた日を改めて別の機会にとする。まあ奈良から近いので行こうと思えばすぐに行けるので・・・今回はここまでとしておきます。     まちみち

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