まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1113 平城京廃寺巡り(1)・・・左京南部編

2019-04-18 10:29:24 | 
おはようございます。





もう10回ほど前に久しぶりに平城京巡りを再開してその時は平城京右京を・・・あ、今回はもうあの人は出しません、何か今度は2回目の監督作品が上映されるとのことで、また見に行こうと思っています、ありゃりゃ、最初から話が逸れてる・・・と言うことで、今度こそはシリーズを順調に展開していこうと思っております。

平城京に遷都されたのが710年、現在から考えるとそれほど広いエリアではなく北から南まで自転車でも15分程で走り切れてしまう程・・・東西は割と長い・・・ですが、その中にはもうあまりにも有名過ぎる寺院もあれば、名前も知られていない寺院もありました。このシリーズではそんな寺院があった場所が現在ではどうなっているのかを紹介していってみようと思っています、まああくまでも手元にある本と地図を参考にした他力本願なのですが、まあそれは言いっこなしと言うことで。

今回は左京南部、まあ自分(一人称)の家から一番近いエリアになりますが場所的にはこの辺り↓↓↓





平城京のジオラマでは上の写真にある辺りがその部分に当たります、ちょっと見にくいかも知れないが分かるかな~?色付きの丸で囲んでいるのが今回巡った寺院です、あの~、これが○色とはっきり言ってしまうと「いや、それは×色に見える」と言ったように、色の見え方は人それぞれです、だからここでは上から何番目、右から何番目と言う方で進めて行きます。ちなみに上から3番目の丸は自分たちの世代では「肌色」と言ったのですが、最近はこの言い方はしないらしいですね、ニュースにもなっていました、何か差別的なことを連想してしまうからでしょうか、今の子らは虎が気の周りをグルグルと廻ってバターになった話なんか知らないだろうね、で、なんでバターなんだろうね?これ、今の子らに話したらじゃれ合ってるニャンコさんを見てもバターになるとか思ってしまったりして・・・何の話してんねん!!












まず最初に訪れたのは大安寺、めっさ地元です、もう歩いて何分の世界、町の中の狭い範囲にあるポツンとある寺院ですがそれでも世間では名の通った観光地らしく毎日たくさんの人が参拝しています。地図やジオラマを見ると往時は大きな寺院だったことが分かると思いますが、今はその場所は県道が通り古い町並が軒を為している、写真2枚目~5枚目にある風景が往時の大安寺の境内だった場所、それを示す碑が写真5枚目にあります。写真6枚目にあるのが山門でそこに面して通っているのが六条大路、一番上のジオラマの写真では真ん中に通っている道がそれに当たります、山門の向かいにあるのは2つの塔、今はどうなっているかと言うと上の写真にある通り、その塔があった2つの場所には碑が立っていてだけ、3年ほど前にはイベントで塔の模型みたいなものは建てられたのですがそれもすぐに壊されてしまい、今は平原に風に吹きさらしの状態です。寺院の西側を通る東三坊大路から撮った一番下の写真では、森の向こう側にチラリと若草山が見えているのですが、往時は今よりも建物が並んでいたはず、こんなふうに若草山が見えていたのでしょうか?












東三坊大路を南へと進んで行くとジオラマでは2つの小さな寺院が並んでいるのが分かると思います、まずは上から2番目の丸にある「姫寺」、七条大路と八条大路の間路の通りにあった寺院、何と1400年の時を越えてそんなマイナーな寺院の名が駐車場に使われていました。寺院のあった場所は今は住宅地の横に畑が広がる所、その一角には東九条天満宮との碑がある目立たない小さな神社があります、姫寺との関りがあったのかどうかは不明です。更にもう少し進んだ所にあったのが「穂積寺」、ジオラマでは立派な三重塔が建っていた寺院があった場所は今は住宅地、その一角にも神社がありました、もちろん関りについては分かりません。平城京の一番南を通る九条大路に出て西へと折れて東二坊大路との交差点にあったのが「服寺」、ここにも三重塔があったみたいです、さて、そんな塔が建っていた寺院があった場所が現在ではどうなっているかと言えば、それが一番下の2枚の写真にある風景、今は工事中の柵で覆われて何もありません。この3つの寺院についてはwikiでもほとんど説明はなく、穂積寺、服寺はそれぞれ有力氏族の穂積氏、服部氏の氏寺であったと言うことくらいしか分からない、でも姫寺の名前が今でも残っていたのはちょっと時代の流れのロマンを感じましたね。この先もこの廃寺巡りシリーズ、お送りしていく予定ですがそのためにはいろいろと勉強が必要なんだよね~、中途半端なままではお送りできませんからね、とは言ってもほとんどが門前の小僧さん程度のものですが。次回は九条大路を西へと進んで右京にあった寺院を巡ってみたいと思っています、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。          まちみち