まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.784 各駅巡り・養老鉄道(6)

2017-07-25 09:58:56 | 鉄道
おはようございます。


夏の甲子園を目指して奈良県予選もいよいよ準々決勝までやって来ました、昨日(24日)は天理、智辯学園が揃って出場、共に相手を圧倒する戦いぶりでコールドで降しました。準決勝はこの2強の対決となりました、去年は決勝での対戦、その時は「天理の涙雨や~」だったのですが今回はどうなることでしょうか。2回戦、3回戦は少し苦戦した天理とただいま県内29連勝中の智辯学園、当たり前の話ですが最後に残るのは1校だけ、準決勝ではこのどちらかが消えます、さあ、どちらになるんでしょうかね~ってもう一方のブロックには高田商と奈良大附が残っていて、こちらも虎視眈々と頂点を目指しています。いよいよ佳境と言った感じの奈良県予選、まあ他県の人にとってはどうでもいい話でしょうが、奈良県民としては非常に楽しみと言ったところです。さて、本文と行くのですが、夏の予選真っ盛りなこの時にまだセンバツの話・・・↓↓↓











春のセンバツ開幕試合、市呉vs至学館の試合が終わりました、延長12回までもつれて6-5で市呉が勝ったのですが、12回裏2点を追う至学館は1点を返してなおもチャンス、しかし最後は打球がランナーに当たってしまい守備妨害で試合終了、至学館にとってはあまりにも気の毒過ぎる終わり、不可抗力とは言えこれはルールなので仕方ない。さあ、次の試合は履正社vs日大三、この2強がいきなり対戦と言うのももったいない気がするが・・・さて、走りの方は養老鉄道各駅巡りももう後半戦、試合が最後まで聴けるかどうかは分かりませんが今は先へと進んで行くだけです。
と言うわけで今回まず最初の駅は美濃松山駅、前の駅からずっと線路沿いの道を進んできたのですぐに見つかった。線路の向こう側には国道が通っていて駅前は割と賑やかな所、ホームは2面2線、無人駅で駅舎はなく直接ホームに入ることができる形となっている。更にそのまま線路沿いの道を進んで行くとやがて写真3枚目にある岐阜県と三重県との県境へと差し掛かる、ここでも電車が走って来たのでカメラを向ける、この路線内では何度も見た単一色の3両編成の電車、春の陽光に照らされて車体には景色がはね返るように映っている、やっぱりきれいやな~。














三重県に入って最初の駅が多度駅、多度大社の最寄り駅と言うことで駅もなかなか立派な感じ、駅前も広くコミュニティバスの発着地点となっている。駅舎やホームを撮ろうとカメラを向けると、その後ろに白い大きな鳥居が立っている、鳥居は写真に入れない主義なのでここは角度に気をつけて写真を撮る。すみません、これはもう自分(一人称)の決め事なので、寺院はいいんですが神社にはどうも畏敬の念があって、特に鳥居は写真に入れたくないんだよなあ・・・。
多度駅を後にその鳥居の下をくぐって町中の道を縫うように進んで行くと次の下野代駅、ホーム1面だけの無人駅で山がすぐ横にあり日陰になってしまっている。ホームは山側にあって集落のある方から駅に行くには駅の前後にある踏切を渡らなければならないので少々不便、特に何もない駅なのですぐに走り始めるが、山の裾野には写真下から4枚目にある寺院やその後にも古い町並などがあってこの区間はなかなか趣深い所、この道も桑名から養老を結ぶ旧街道の一部なのか?さあ、そろそろラジオの方では履正社vs日大三の試合が始まるところ、注目の履正社3番打者の安田選手、初戦から大物らしい活躍を見せてくれるでしょうか。








と思ったら最初の打席は三振、履正社1回表の攻撃は3者凡退、対して日大三はいきなり速攻で2点を先取、さすが強豪校同士の対決、これはもつれそうな予感も。さて、走りの方はつかず離れずな感じで線路に沿って続いている道を進んで行く、やっぱりこの道は旧街道なのだろうけど調べてみても詳しいことはどうも分からなかった。やがて次の下深谷駅へとたどり着く、そう言えばさっきの駅も駅名に「下」に付いていたな~としょ~もないことが気になってしまう、僕の悪い癖。なかなか立派な構えの駅舎、写真1枚目にあるようにその前には自転車がズラリと並んでいる、ホームは島式ホームで列車の行き違い可能な造り、ちょうど自分(一人称)が立ち寄った時には高校生たちが駅舎の中で電車を待っていた。近くに高校があるのと桑名に近いとのことで通勤通学に利用される駅らしく、乗降客数も養老鉄道線内では上位に位置している。さあ、養老鉄道各駅巡りも残すは2駅のみ、続きは次回、このシリーズの最終回と言うことにしておきます、またお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。        まちみち

No.783 西国街道(1)・その道中の陽気なこと!

2017-07-25 01:32:28 | みち
おはようございます。











GW連休中日、気ままに京都方面を走っているわけですが、京都市内中心部では二条通を走り二条城前から堀川通を経て国道171号線へとやって来ました。気ままにとは言っても気持ちのどこかでは今回は西国街道を走ろうと考えていたので、まずは順調に来ているとでも言ったところでしょうか。このまま大阪方面へ向けて走って時間が許す限り行ける所まで行ってみようと思っています、最終目標は・・・まだ決めてません、いずれは輪行で奈良へ帰らなければならないはずだから電車代のことも考えて・・・とそれは追々として、とりあえず走って行くことにしましょう。
東寺から西へ少し行った所に羅城門跡があり、西国街道はそこから始まることとなる、まずは国道171号線の歩道を進んで行くが途中で細い道へと入り国道を沿うようにして進んで行く。写真2枚目にあるのは吉祥院界隈の風景、それほど旧街道の雰囲気を感じることはない、ごく普通のどこにでもあるような町並、ここを通り抜けて行くと桂川に架かる久世橋へとたどり着く。









久世橋を渡った後旧街道を見逃してしまい仕方なく国道を進み、途中で駅へと向かう道へと入りJR東海道本線を跨ぐ跨線橋を渡ってJR向日町駅へとたどり着く。市の境界線は跨線橋上にありそこは自転車で走るには危なすぎる所、もちろん止まることもできず境界を示す表示の写真を撮ることはできなかった。駅前には旧街道を示す地図があったが、歩行者はこの線路を地下道で渡ることとなりその道が西国街道の経路となっているらしい、自転車も通れるらしいから怖い思いをしなくても良かったわけである、これはしたり・・・。市名は向日市だがJRの駅名は向日町、競輪は向日町競輪と言った具合で「向日町」と言う呼び名が一般的になっている分、「向日市」と言うのはイマイチ影が薄いイメージがある。ちなみにこの向日市、日本では3番目に狭い市だとか、都心に近くて面積が狭いと言うことは是即ち人口密度が高いと言うこと、もちろん京都府内の市ではダントツの1位である。ちなみに隣接する市が長岡京市だが都としての長岡京があったのはこの市だったとのこと、地図で確認すると西国街道の東側に長岡京跡を示す表示とその付近に大極殿と言う地名が存在している。長岡京については今までほとんど知らないことばかりなので、これから掘り下げていきたいところ、またいずれ走りに行くこととしておきましょう。














JR向日町駅はもちろん向日市の代表駅でJTB時刻表でも◎で記されているが、付近はそれほど賑わいを感じるほどの場所と言う感じではない。市の中心部は阪急線側にあると言うことで、旧街道はJRの駅から南西方向へと伸びていて、やがて賑わいを感じることができる阪急京都線の踏切へとたどり着く。その踏切のすぐ近くにあるのが東向日駅、周辺にはショッピングセンターがあり人や車の行き来が多い、この踏切前から分かれる道が物集女街道へと伸びていて、樫原を経て嵐山方面へと道が続いている。西国街道は踏切を渡ったすぐの所、写真2枚目にある常夜燈が立つ所で府道から左へと分岐する細い道へと入って行くことになる。この道は緩やかな上り坂で旧街道の雰囲気が漂う町並がその坂道に軒を連ねている、途中には道標や常夜燈、お地蔵様などこれぞ旧街道の風景と言ったものが目に付くようにあり、緩やかな上りも左程苦にはならない。道はやがて上り詰めた所で踏切の所で分かれた府道と再び合流する、その場所には写真下から3枚目にあるように向日町の道路元標、下2枚目にある文化財っぽい建物とその横には平べったい道標が立っている。この写真では分かりにくいが道標には

「右 西国街道  中 あたごみち  左 たんばみち」

とある。自分(一人称)が来た方向からこの道標の示す行先には合わないから、多分西の方から見た道順になるのだろう、左へ行くと物集女街道を経て丹波街道、中の「あたごみち」とは愛宕山へと通じる道と言うことだろうか。「愛宕山」と言うと思い出すのが『ちりとてちん』で草若師匠が謳い文句のように話していた「その道中の陽気なこと!」、師匠は地獄へもそう言いながら旅立って行った。自分(一人称)の走りも5月の暖かさに誘われてこの先も~その道中の陽気なこと~と行きたいところ、旅はまだまだ途中です、この先西国街道はどんな風景を繰り広げてくれるでしょうか、この続きもまたお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。        まちみち