まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.778 二条通

2017-07-14 11:14:16 | みち
おはようございます。














今回は京都の道シリーズ、二条通を走って行くことにします。京都の○条通と言うと京都駅の南にある十条、九条、八条・・・四条、三条と順に北へと向かってカウントダウン、六条通りは例外としてここまではどの道も京都市内を東西に貫くメインルートとなっています。さて、今回走る二条通はどんな道なのでしょう、と言うことで走り始めはたくさんの車が行き来する白川通から、写真1枚目にある交差点にはここがスタート地点と言う感じで通りを示す看板が立っている。案外狭い道なのに車やバスが多い、気をつけて行かなければならない所だがそれもそのはず、この辺りは岡崎公園の一角にあって道はそのまま平安神宮を突っ切っている。走ったのはGW3連休のど真ん中だが、この辺りはもうたくさんの観光客や家族連れで賑わっている、さすがに世界に名の知れた京都を代表する大神宮だ、と言っても自分(一人称)は神社には興味はなし。岡崎公園の一角には球場があって中学生の野球大会が行われている、今風の応援歌(ここでもロッテ)もブラスバンドはないから選手たちが大声で歌っている。車の往来が激しい交差点だがその一角には写真3枚目にある市電が展示されている、自分(一人称)は京都に市電が走っていた時代は知っているし乗ったこともあるが、その記憶ももうはるか昔のことになってしまっている。










鴨川を渡ってすぐの所で文化財レーダーが発動した、場所は木屋町通が分岐する所、交差点の一角に古い建物が目についた。木屋町通と言うと高瀬川、1本西側を通る河原町通は京都市内を南北に貫くメインルートで車も人も多く賑やかな所だが、そこから一歩入った道はこの小さな川が沿うだけで都会の喧騒を忘れさせてくれる雰囲気の道と・・・はならないか、四条辺りは人いっぱいだし狭い通りに車も平気な顔して入ってくるから、まあこの道については近々走る予定を考えているのでまた改めての紹介としておきましょう。写真3枚目、高瀬川の始まりはここからなのか、その石橋の前にあるのが島津製作所創業記念館、その門の前にはここが創業の地であることを示す石碑が立っている。写真5枚目、6枚目にある建物は登録有形文化財、京都市内ではこれまでいろいろと文化財を巡って来ていたしこの辺りもほとんど巡ったと思っていたがここはチェックし忘れてた・・・












河原町通を過ぎて1本向こうの寺町通、真っ直ぐ進むはずの道はここで突然終わりを迎える、さて、二条通の続きはと言うと・・・ありました、ほんの少しだけ北に行った所に西へと伸びる道が。しかしこれまではバスが通るほどの広い道だったのが、ここからはいかにも京都の町家が建ち並んでそうな感じの狭い道となる。○条通りと言うここまでは大きな通りのイメージがあったし二条通りもここまでは道幅が広かったのが、寺町通を境にしてこの落差、三条通や千本通など京都にはこう言った感じで急に様相が変わってしまう道が多い。上の写真にあるようにそれほど道幅があるわけではないが、格的にはやはり京都のメインルートのひとつと言うこともあって車の通りは普通に多い、ごく普通の人々が生活を送っている場所でもあるが、所々には京都らしい古い町家や時代を感じる建物を見ることもできる。
烏丸通を越えてやがて堀川通へ、二条通はここで再び途切れてしまう、それもそのはず、この通りの真正面にあるのが通りの名前と同じ御存知二条城、もう世界的にも名の知れた観光名所は一番下の写真を見てもお分かりの通り、たくさんの人で、特に外国人で賑わっている。さて、途切れてしまった二条通だが、この城の向こう側となると付近には二条を名乗った建物やJR二条駅などがあるが、これまでの続きとなる道は見当たらない、と言うことで二条通の走りはここまでとなってしまった、二条を冠した施設は二条城が近いことから取られたのだろう。そんなわけで城や駅で名前の知られた二条も通りとしてはイマイチ影の薄い存在と言った感じ、それでも今回走ってみていろいろな様変わりしていく風景を見るのはなかなか楽しかった。京都にはまだまだ東西南北各所を結ぶいろいろな道があります、歴史の流れを思わせる風景から現代の今風な風景まで、いろいろな時代の要素を取り込んだ風景をまたこのような道から巡って行ってみたいと思っております、またその時にお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。         まちみち