まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.347 竹内街道(5)・竹内の町並

2015-12-24 11:39:35 | ふうけい
おはようございます。





今回は竹内街道、年末に向けて続き物になっている各シリーズを収束させていかなければならないのですが、このシリーズも今回で完結させることができそうです。早速走って行くこととしましょう。







国道166号線を竹内峠から下ってきて、道沿いに古い家屋が建つその先の場所で国道は左へ曲がって行き、そのまま真っ直ぐ進む下り坂が竹内街道、旧街道の雰囲気が漂う古い町並が狭い通りに軒を為している。ここは急な下り坂なのでブレーキを調節しながら慎重に下りて行かなければならない、しかし趣のある町並もゆっくりと見て走って行きたい、所々で相棒を止めて写真を撮ってみるが、両足をうまく踏ん張っていなければバランスを崩してしまう。写真4枚目にあるようにここがこの旧街道の名前となっている竹内の町並、急な坂道はこの先もまだまだ続いている。








この町並の中に溶け込むような感じで建っているのが綿弓塚(詳細はここ『綿弓塚』にて)、特にこの建物に興味があるわけでもなかったが、古い井戸が見えたのでそれに惹かれるようにして建物の内側へと進んでみる。その建物の内部は上の写真にある通り、どれほどの耐震構造かは分からないが、多分釘は1本も使うことなく単調ながらも組み込まれた柱や木に頑丈な造りをうかがわせている感じがする。






古い町並はまだまだ坂道に面して軒を為しており、その途中には地蔵堂や常夜燈を見かけることもできる。やがて旧街道は五條方面へと続く県道との交差点へ、この辺りでは急な下りも大方落ち着いて、後ろを振り向くと金剛葛城の山並がド~ンと構えている。自分(一人称)はいまこの山を越えてきたわけだが、昔ここから大阪に向かう人たちにとっては、この山がどれほど大きく見えたことだろう。旧街道はもう少しだけ緩やかな下り道を進んで写真3枚目の葛城古道との交差点へとたどり着く、道標が立つその場所の一角にある自動販売機は街道仕様のラッピングになっていて、なかなか洒落た感じも。竹内街道はこの先にある長尾神社で大阪堺から出発してきた長尾街道と合流した所で一応終わりとなるが、その後は横大路として大和高田から橿原八木を経て、桜井で初瀬街道となって伊勢へと通じる道となる。5回に渡ってお送りしてきた竹内街道の走りはこれにて終了となります。


2015年備忘録、7月分です。

7月4日 近江鉄道


7月5日 高の原


7月11日 平城京朱雀大路
 
7月12日 清滝峠


7月19日 三岐鉄道


7月20日 奈良公園


7月26日 田原本周辺コミュニティバス巡り


梅雨時だったのですが天気には結構恵まれたようで、休みの日は毎回どこかに走りに行ってました。高の原、平城京はチョイ走りで「奈良あるある」のネタ探しに走ったときのもの、奈良公園はNHK『ブラタモリ』の奈良を特集してくれた後で走ったもので、近場ばかりでしたが結構ネタには困らない頃でした。この頃は体調もパソコンの調子もイマイチで更新のペースが遅くなってしまっていますが、この備忘録は年末までに何とかまとめ上げたいと思っております、今回はここまでとしておきましょう。      まちみち