まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.334 ベタ踏み坂に挑む

2015-12-08 11:50:51 | みち
おはようございます。




この前の日曜日は特に予定もなく、最近疲れ気味なので家でゆっくりしていてもいいかな、とか思っていたのですが、目が覚めると脳内で天使と悪魔が決闘していた。あかん!昨夜の『AKB48SHOW』のコントの影響か・・・「このまま家でまったりしているか?」or「自転車でどっかに走りに行くか」この場合どっちが悪魔でどっちが天使なのかは分からないが、結局自転車で走りに行くことにした。で、行先は・・・日帰り、短時間、近辺と言うことで、王寺方面へ向けて走ることにした。


いつも大阪へ向かう時のルート、大和郡山を通り過ぎて県道を斑鳩方面へ、途中慈光院から緩やかに上りとなって峠を越えるがその下りの途中にあるのが、



前から気にはなっていたが、坂の途中にあり信号の手前なのでいつもスルーしていたが、今回は車も少なかったので止まって写真に収めておいた。石碑には『小白水』とありその横には井戸がある、この辺りは小泉と言う地名だが、その地名を分解すると小白水となるから、多分それが地名の由来となっているのだろう。







法隆寺前から斑鳩の町並を抜けて三郷町へ、近鉄信貴山下駅へと向かう途中の三郷町役場近くの公園でトイレ休憩。写真にあるようにここに立つ樹は真っ赤に色づいている、今年は紅葉のペースが遅い感じがしたが、これくらいの色づきが一番いい具合だ。さて、その公園から信貴山方向を見てみると、山の中腹に西和清陵高校の校舎が見える。実は今回の走りの目的地はそこなのであるが、ここから見ると結構高い所にある、さすがにそこまで行けるかどうか不安な気持ちになってくる。


今年も新語、流行語大賞の発表が行われたが、去年、箱根駅伝の間に流れたCMで話題になった『ベタ踏み坂』がノミネートされなかったのには結構不満があった。あまりにも年の初めで忘れ去られてしまったのかも知れないが、あのCMで映った橋は結構インパクトがあった。そしてある日の夕刊に奈良にもベタ踏み坂があると言う記事が載った、その場所は近鉄信貴山下駅から西和清陵高校まで続く坂道。





今回の目的地はこのベタ踏み坂を走ること、で近鉄信貴山下駅までやって来たが、いざ、その坂道を目にすると「何や、これ!」である。きれいで広くて住宅地を貫いているこの道は、元はこの駅と信貴山を結んでいたケーブルカーが廃線となった跡なのでその斜度がもう半端ない、西和清陵の学生さんはこの坂を上って行っているのか、いや、学生さんばかりでなくこの付近に住んでる人たちも。自転車もこれでは一苦労だろうがここは躊躇している暇はない、早速上って行くことにする。


最初はギアを5段で走り始めるが坂道は見るからに急、すぐに4段、更に3段へと下げて行く、坂道はほとんど同じ斜度で上っているがこちらのスピードはますます落ちてくるばかり。両側はニュータウン風な住宅街だが住んでいる人たちは自転車でこの坂を上っているのだろうか、としても多分電アシだろうな、すれ違う車が「こいつ何一生懸命になって上ってんねん」という感じの目で通り過ぎて行く。やがて住宅街は途切れ付近は森になっていて、少しだけカーブになったその先に西和清陵高校の看板が見えてきた。さっきは下から、こんな高い所にあるのか・・・と眺めていた看板、しかしその前は通り過ぎ上りはまだまだ続く、変速を2段に落として最後の最後、もう力尽きそうだ、と言うことで車も少ないのでここは奥の手、右へ左へとジグザグに進みながら高さを稼ぐ走法で上って行く。








そしてたどり着いた所はT字になった交差点、汗はダラダラ、足はガクガク、自転車を下りて周辺を歩いてみるがもうフラフラな状態、ただ曇り空なので汗がすぐに引いてしまって寒さが半端なく襲ってくる。ここを左へ行くと奈良産業大学改め奈良学園大学前を通り過ぎてJR三郷駅へ、右へは西和清陵の正門前とその前にバス停、更にその先はカーブで上り坂となっている。さあ、どちらへ進む?またまた天使と悪魔の葛藤が始まるが、せっかくここまで上って来たんだから、そのまま上って信貴山方面へ行くことに決めた。ただ信貴山は前に行っているし道は多分これ以上に急な上りだろうから、その途中で平群方面へと分かれている農免道路を走ることにした。そのくだりについてはまたの機会にお送りすることにして、今回はここまでとしておきましょう。       まちみち