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・・・☔ 21日「梅雨入り」宣言 🌂

常念岳

2014年06月06日 | 日本百名山

2010年9月3日、夜行・1泊2日で常念岳へ行ってきた。

 常念小屋泊~常念岳~蝶が岳~長塀山~徳沢園~上高地と歩く。

■9月3日(金)

 23:00 新宿からⓂ毎日アルペン号を利用して、一ノ沢登山口へ。

▲9月4日(土)

 一ノ沢登山口~烏帽子沢~常念乗越~常念小屋

 4:30 バスは一ノ沢登山口へ、ゆっくり準備し、

 5:00 ヘッドライトを点灯しスタート、登山者はボチボチといったところか。

 5:15 山の神(鳥居のみ)通過

 5:30を過ぎると日が差し、ヘッドライトも外した。

 6:00 「大滝」と標示板に書かれている、沢沿いだが滝らしきものは見つけられなかった。

 6:25 烏帽子沢で一休みして朝食をとる、すでに日は上り、樹林の緑が眼にやさしい。

  ここから沢沿いの急登「胸突き八丁」へ。

  お花畑が続く、すでに秋の花だがハクサンボウフウが目立つ、キオン・サラシナショウマも。

      

:ハクサンボウフウ     :キオン            :サラシナショウマ

 

海です。

 すでに樹林は抜けているので強い日差しを浴び汗が出る。

 足場を不安定にするザレ、急な斜面には梯子が、乾いて滑る岩と、まさに「胸突き八丁」だ。

 8:00 最後の水場の標示板には(常念乗越まで)”あと1km”の文字 、約1時間?

 先行した若い連中もここで休んでいる、かなり汗をかいていた。

 「どこまで」と聞くと。

 「常念岳を経て蝶ケ岳まで、15:00には蝶ケ岳ヒュッテに入りたいと」

 実は登りはじめてから考えていたのは常念小屋(宿泊予定)に着いてからどうするのか?

 今日は楽だが、明日その分負担になる行程になっているからだ。

 (余裕があれば横通岳から東天井岳まで足を伸ばしてもいいかという腹案もあった)

 ジグザグの登り道を、ユックリ・ユックリ進む。

 8:25 ベンチと書かれた場所で汗をふく、これがいくつ続くのかと考えていると、

  視界が開けた。 8:45 常念乗越しへ、視界が・・・・・。

:常念岳

:横通岳・東天井岳

槍ヶ岳

:大キレット

「眼の醒めるような」とはこんな経験を表現するときに使う言葉だろう。

しばし、絶景を撮った後、涼を求め、フラフラと常念小屋へ向かう。

晴天の横通岳を見て、登る元気はなくなった。

5時間かかる行程を、4時間弱で登った疲れなのか?

9:15 小屋へ入れてもらい、10:30に部屋へ、雑誌を読んだり、ウトウトしたり

 長い時間を過ごした。

**

            行程:標高差1200m、約9km、3.5時間 

         5:00 一ノ沢登山口 ⇒5:15 山ノ神 ⇒6:00 大滝 ⇒6:25 烏帽子沢

          ⇒8:00 水場 ⇒8:25 ベンチ ⇒8:45 常念乗越 ⇒9:15 常念小屋

***

▲9月5日(土)

  常念小屋~常念岳~蝶槍~蝶ケ岳~長塀山~徳沢園~上高地

今日は長い、上高地まで約20kmを歩く

4:00起床、5:00出発、朝食は弁当(パンの非常食)に変えた。

夜明け、遠く八ヶ岳か?

5:00でもヘッドランプはいらない明るさ、夜明けも近い。

すでに夜明けを山頂で迎える人の動きがヘッドランプの灯りで確認できる。

スケールの大きな絵ですよ。

雲海の上に「影常念」だ。

御嶽山(左奥)乗鞍岳(右奥)

:常念岳山頂

6:00 常念岳山頂へ、岩の上に”祠”これが信仰の対象である「証左」になる。

 昔は常念岳とは呼ばれず、常念坊と言われていた。 昔、密猟者がこの谷間で野営

していると、頂上から風に乗って夕べの勤行のお経と鐘の音が聞こえてきた。

それが夜通し続くので、密猟者は良心の呵責にあい、再びこの山に近ずこうとしなかった。

それを聞き伝えた麓の人々は、この山に常念坊という名前を付けたという。

常に念じている僧のいる山の意である。    (深田久弥著:日本百名山より抜粋)

晴天なので360度の眺望はいうまでもない。

馬岳が後立山連峰に一部かけて見えないが、槍・穂高連峰は前穂高まで見える。

朝食後、蝶ケ岳への縦走路へ足を踏み入れる。

長~い

見通しのきく縦走路、1~2人先行しているのが見える。

岩の続く、歩きづらい登山道、滑らないように慎重を期し歩く。

いい絵でしょう。

大キレットです、いつ行けるのかな?

:オブジェ

前穂も近づいてきた。

炎天下のお稜線歩きでだが、心地よい風が歩を進めてくれました。

 7:35 岩場を下り、樹林帯に入る。 

ここからアップダウンがある、蝶ケ岳~常念岳をめざす人と出会う。 

樹林帯を抜け、お花畑の登り、汗が出る。

 登り切って休憩も考えていたが、日陰がないのでそのまま下る。

   

:イワツメクサ        :ミヤマシシウド 

:影蝶槍です

8:30 「蝶槍」への鞍部、最後の登りを前に休憩、パンを食べる。

蝶槍への登りは標高差200m、約30分で登りきった。

:蝶槍

トップの岩が槍の穂先に見えるからこの名がある。

:常念岳

振り返ると常念岳、”でかい”

蝶ケ岳ヒュッテは確実に近づいているが、緩やかな起伏をもった稜線の先だ。

:蝶ケ岳ヒュッテ

9:17 横尾分岐へ、ここから30分とある。

9:40 蝶ケ岳ヒュッテへ、バッジを購入し山頂へ向かう

9:45 山頂、休むまもなく、長塀尾根を徳沢へ下る。

殆どが樹林帯、北アルプスの眺望はまったく望めない。

涼しいし、花も楽しめる。

       

:ウメバチソウ        :ハクサンフウロ  :タケシマラン  

10:25 長塀山(2565m)へ、

ここで後を追ってきた常念小屋で同室だった一つ上の先輩に出会う。

日本百高山をやっていて、昨日は赤沢岳(ルートは破線)を登ってきたという強者だ。

沢渡に車を置いてあり、その足で群馬まで帰るという、健脚猛者。

ここからは二人旅、世間話をしながら松林を下った。

:名物

12:20 沢の音が聞こえると徳沢園だ。

名物ソフトクリームを食べて、ジュースで喉を潤し、沢で顔を洗いゆっくり過ごした。

14:20 無事上高地へ下山、山菜うどんをつまみに生ビールを飲んだ。

**

       行程:登り標高差600m、21.5km、約9時間 

       5:00 常念小屋 ⇒6:00 常念岳 ⇒9:00 蝶槍 ⇒9:17 横尾分岐

        ⇒9:45 蝶ケ岳 ⇒10:25 長塀山 ⇒12:20 徳沢園 ⇒14:20 上高地

                日本百名山 常念岳 58完登

***

  twins  

寝起きです、New Balance ですよ。 しかもお気に入り・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       

 



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
思い出の合戦尾根 (can't)
2014-06-15 20:47:04
8月24~26日燕岳(燕山荘)東天井岳(常念小屋)
常念岳と行く予定です。
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