我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「思案の夏」

2016年08月23日 | 日記

蝉も、愛犬も、私も皆、
「死にたくない」ともがいてみたって、

生まれた瞬間から、
死へのカウントダウンが始まっている。

早かれ遅かれ、
いつかは必ず、死んでいく。

その確率、100%。


老いて死ぬ、幸せな人いれば、

戦(いくさ)に狩り出され、
はたまた事故に遭遇し、
不慮の死を遂げる人もいる。

同じ死でも、
出来れば後者に該当するのは
ご遠慮したいものだが、

既に思考力も尽き果て、
もう随分とベッドに横たわったまま、
点滴で生かされるような、

「無駄に長生き」も、
私、ご遠慮願いたい。


ここは死を素直にを受け入れて、
「生きていることを享受する」
と開き直るが賢明。

ただし、「享受する」とは
楽しいことばかりではないはず、

嫌いなことや、苦手なことでも、
社会や生活の務めであれば、
これも素直に受け入れ、黙して従うが、

願わくば、それ以外は
「極力、排他したい」と思う。


己自身の思考で活動できる間は、
果たされた務めを背負いながらも、

何よりも

好きなこと、楽しいこと、美しいことに、
満たされた日々を送りたいと考えるが、

「楽」を目指すそこはいつも、
傍(かたわ)らに「苦」が存在する。


汗をかいた後の、旨い冷えた酒が待つ
我が家のゴールを目指して、
今日も、短足大股歩行、時速5Kmで
一時間半ほど歩いた。

一つ、苦しいことを片づければ、
一つ、楽しいことが待っている。

また「楽あれば、苦あり」の
その逆もある。

私は、自身の人生において、
「楽」と「苦」の二つを交互に
幾度、繰り返したことか。

兎角「苦と楽」、
あるいは「成功と失敗」は
常に、対をなすものである。
 

黒沢作品、映画「生きる」の中で、
志村僑さん演じる市役所の課長さんが

雪降る中、ブランコを漕ぎながら
唄う歌が「ゴンドラの歌」



いのち短し 恋せよ乙女 

黒髪の色 褪せぬ間に 

心のほのお 消えぬ間に 

今日はふたたび 来ぬものを 

 

「人生終了日」までの
カウントダウンの刻む針音が
刻々と高まりゆく昨今、

「これから、どう愉しく生きるか」

しばし、思案する夏である。


「来年の熱い夏も、スージィーと共に
今年以上に愉しく過ごせますように」

とその思案は、願うことから
始めるのです。


 

ビリー・フィールド

「Since I Found Out」
( 私が悟ってからずっと)

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2 コメント

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Unknown (山女魚小僧)
2016-08-24 14:14:33
  んだぁー 同感、楽しく生きよようよ!

 立秋は暦だけで 暑さ酣ですな
「たけなわ」とは酒が甘くなると書くんだなー
それだけで、なんとなくだけど嬉しい

 ところで
 これだけ暑くて夏休みとなると、プールは大繁盛
若者と爺のコース争いの会話
「試合があるので・・・・」
「じゃからどうした、わしゃ三途の川を渡る練習
しとるんじゃー!」

 この爺を「真田の旗」で応援したい気持ち






 
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Unknown (ロバ)
2016-08-24 21:00:07
小僧へ

今日も一日、みんなに聞かれた恥ずかしい賃金で
働いた後は、みんなに見れたら恥ずかしい格好で
一時間半ほど、歩きました。

家に帰れば、私には勿体ない嫁が、私には勿体ない
料理と酒で、夕餉の膳をもうけてくれます。

上を見ればきりがなし、下を見ればきりがなし」。

我が家が、「上を見れば」の最上の暮らしと信じ、
今夜も幸福感に浸っておる次第です。


こんな毎日を過ごせるアタシャ、幸せ者です。

返す返すも、酔って、ご免!
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