我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「先輩へ、後輩より」

2018年07月19日 | 日記

「郷土愛」とは、
生まれ育った土地への敬(うやま)いや、
愛着を表す言葉であり、
柔和な韻を持つ言葉である。

「郷土愛」は、例えば、
故郷から遠く離れた街の飲み屋で、
お互いの素性も知らぬ者同士が、
隣の席に座るとする。

何かの拍子で、
お互いの郷が同じであると判ると、
それまでは、全くの見知らぬ者同士が、
いきなりの意気投合も
稀(まれ)ではないように、

同じ
郷で生まれ育った人同士を
いとも容易く引き寄せる力も
郷土愛は、持っている。


大好きだった役者、
常田富士男さんが、
昨日、亡くなられた。

常田さんを好きな理由は、

役者として、
黒沢明監督、今村昌平監督、市川崑監督等々、
多くの監督から重用されるほどの演技で
脇役ながらも数多くの作品で好演し、

声優としても
「まんが日本昔ばなし」の、

「むかーし、むかし、ある村でのことじゃった」

あの朴訥(ぼくとつ)とした、
温かみ、親しみのある語り口は
日本国中の子供にも大人にも、
永年にわたり愛されてきたこと。


もう一つの大好きな理由は、

常田さんは、我が故郷の
先輩であったこと。


常田さんは長野県生まれで、
小学校3年生の時に南小国町に住まわれ、
中学校を卒業し、済々黌夜間部に入学。

卒業後は東京で演技者の道に進まれ、
以来、多くの人たちに愛されて、
18日に亡くなられた。


子供の頃、常田さんは
南小国町の人(生まれ)と
聞かされていたが、

随分昔に、長野の生まれだと知ったが、
例え、他所の生まれと判っても、
我が故郷の誇りある先輩として
ずっと慕ってきた。

 

ニット・キャップの常田先輩、

いい顔、してるなぁ!



常田先輩へ、

心より、ご冥福をお祈り申し上げます。

後輩より。


随分と昔のこと、
鈴木慶一のムーン・ライダースが
常田さんのことを歌った曲があり、
先ほど調べたら見つかったので、
この曲を今日の曲にした。

常田先輩の写真もニット・キャップなら
今日の曲も、
「ニット・キャップマン」

選曲にあたり、
歌詩にある一部の内容については、
郷土愛に免じて、ご容赦願います。

歌は、左から
ムーンライダース・鈴木慶一、宮沢和史、
矢野顕子、大貫妙子、奥田民生の面々。

 

コメント
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