屋根を斜めから叩きつけるような
大粒の雨音が、三晩続いた。
今朝は連日の雨も降り止み、
灰色の空にほんの少しばかり
青を滲ませたような空が広がり、
時折、淡い陽が差している。
やっと雨音から解放されたが、
台風の近づきを報せるかのように、
午後になって風が強くなってきた。
すっかり、身体の凝りや疲れも抜け、
昨日は雨雲の合間を縫って
ウォーキングに出掛けたが、
案の定、また、雨に降られ、
びしょ濡れで家に辿り着く始末。
こんな日は、「晴耕雨読」
といきたいところだが、
物臭(ものぐさ)者は近年、
活字を追いかけるのが億劫になり、
もっぱら、YouTubeで、
音楽探訪を楽しんでいる、
楽しむと言うよりも、
せっせと勤(いそ)しんでいるが、
一昨日の雨の午後も、
細野晴臣先生の番組で、
ゲストの久保田麻琴氏が紹介した
凄いミュージシャンを知ることに。
それで今日は、何が何でも
この凄いお方のことを取り上げるのが、
我が勤めではなかろうかと、
勝手な老婆心で、異例の3曲を。
彼の名は、濱口祐自。
(年齢は、63歳ぐらい)
熊野那智勝浦(和歌山)生まれで、
永年、この地で音楽を楽しむ、
キャッチフレーズは、
「奇跡のギタリスト」。
しかし、兎に角、驚いた。
ライ・クーダーも高く評価するほどの
こんなミュージシャンが、
日本にいたとは!
「前置きはそのくらいで良いから、
どのくらい凄いか、早く聴かせろよ」
仰る通り、それでは。
その「テネシー・ワルツ」