F老人の気ままな島暮らし日記

尾道市生口島で気ままな島暮らしの日々。

サンディエゴの日系人殺人事件

2015年03月13日 13時26分04秒 | 日記・エッセイ・コラム
2007年、サンディエゴの近郊、アンザ・ボレゴ砂漠州立公園で発見された遺体が、2011年、DNA検査の結果米国人と結婚し、サンディエゴのポイント・ローマ地区に住んでいた島根県出身の日系人と判明しました。2014年ハワイに住んでいた元夫が殺人容疑で逮捕され、自供、昨日、裁判で有罪が決定しました。



故人が夫とともに住んでいたポイント・ローマは景勝地で高級住宅地、私立女子大学、海軍の研究所などが点在し、F老人もここで勤務していました。遺体が発見されたアンザ・ボレゴ砂漠州立公園は約100kmのところにあります。



砂漠好きの日本人を日帰りで案内できる都合のよいところでした。



「San Diego Tribune」という新聞のHPを見てみると、法廷での元夫の抗弁は"sudden quarrel"-突然のけんかで"heat of passion"-かっとなって殺したというものでした。日本でも殺人、過失致死などで区別されるように、米国では殺意があった場合は"murder"(殺人:予謀があった場合第1級、なかった場合第2級)、殺意がなかった場合は"Manslaughter"となり、けんかなどのかっとなっての場合は"voluntary manslaughter"(故殺と訳されるようです。)と偶発的な全く殺意のない場合の"involuntary manslaughter"(過失致死)に分けられます。新聞によりますと、検察は「殺人」で立件できる証拠はありましたが遺族が早く結審したいと望んだので司法取引のように「故殺で11年の懲役」で妥協したようでした。

「The Finest City」と呼ばれるきれいですごしやすいSan Diegoで幸せに暮らしていたであろう日系人が悲運な結末を迎えたこと・・納得できない気持ちです。

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