F老人の気ままな島暮らし日記

尾道市生口島で気ままな島暮らしの日々。

うどん亀さん・F老人・紀伊半島・ウロウロ・キャラバン・3日目

2014年03月17日 14時51分17秒 | 旅行記

2014年3月9日(日)

岬全体が石灰岩でできている白崎海岸で目が覚めました。白崎海岸は「日本の渚100選」、読売新聞の「平成百景」のひとつになっています。

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食堂が開店する午前9時まで付近を見学しました。バンガローで宿泊できるようになっており、また、利用者はいませんでしたが、100v電源が使えるオートキャンプ場がありました。

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階段を登って、海に面した石灰石の岩の上に行くことができます。

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方位板です。紀伊水道を隔てて向かいは徳島県小松島です。

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白い岩は、半島を囲む塀のようになっています。よく見ると侵食されており、穴が開いてるところもあります。

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昭和20年、この地に回天の出撃基地(第22突撃隊)が作られました。大きな穴が掘られており、そのほかにも人工物があります。

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左側の穴はトンネルにつながっています。

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道端にある洞窟をのぞいてみると明らかに基地の跡である工作物がありました。

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当地に回天が配備される前に終戦となりました。道の駅の売店、食堂のある建物の横にささやかな説明板がありました。

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9時になり食堂で「しらす丼」をいただきました。やわらかいしらすでおいしくいただきました。

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白崎海洋公園を出発し、梅林を見たいと思って探しましたが、すでに時期は終わっていたようで、道の駅「みなべ町うめ振興館」に到達。食事をしようと思いましたが食堂はないとのこと。「食事ができる」という条件は道の駅にはないようです。

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梅干の種の観音様がありました。

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まわりの梅林はすでに花が終わっていました。有田のみかんといい、当地方の梅といい、集中的で山の上まで植えられているのには感心します。

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その後、昼飯を求めて42号線を海岸沿いに南下。みなべ町の海に突き出したところにある「もとや」という店に入りました。

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活魚や干物が並んでおり、購入後、店で刺身にしてもらったり、干物を焼いてもらって店の奥のテーブル席でいただく、ご飯、味噌汁を注文することもできます。さば1本の干物が500円ぐらいと良心的な店です。

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われわれは土日限定のにぎり寿司(1000円)を注文しました。おいしくいただきました。

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その後、白浜町の半島の突端にある「南方熊楠記念館」へ行きました。なぜ、ここにあるのかは分かりませんでしたが、「和歌山県が生んだ博物学の巨星」ということで、南方ワールドを堪能しました。

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博物館としてはこじんまりしたものですが、熊楠の一生がよく分かりました。

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浴衣で山に入っていく・・・想像ができません。

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屋上から見た白浜と神島(かしま)。昭和4年、熊楠は行幸中の昭和天皇に対し、御進講されたそうです。場所は、神島沖に停泊中の軍艦「長門」でした。隋伴艦は6隻いたそうです。

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昭和天皇とは粘菌つながりで、陛下にとっても至福の一日であったということです。33年後、南紀を行幸された昭和天皇は白浜から神島を見て歌を詠まれました。個人の名前の入った御製は珍しいのではないでしょうか。

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南紀白浜空港が近くにありました。約10年前、この空港を飛び立った高校の同級生夫婦が事故で亡くなりました。空港の方向に手を合わせました。

午後4時半、停泊地、道の駅「椿はなの湯」に到着しました。こじんまりした温泉のある道の駅でゆっくりお湯に入ることができました。残念だったのは地デジがまったく入らなかったことです。インターネットラジオと読書で過ごしました。

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道の駅の食事は終了しました。ネットで検索するとすぐ近くに居酒屋がありました。「若竹」さんで地元のお酒とおいしい料理を楽しみました。

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A:白崎海洋公園

B:道の駅みなべ町うめ振興館

C:もとや

D:南方熊楠記念館

E:道の駅「椿はなの湯」