15年ぶり超円高 東京でも84円台 (日刊ゲンダイ)
円高も株安も止まらず、日本経済はひどいことになってきた。
11日のロンドン市場では一時1ドル=84円72銭をつけ、15年ぶりの超円高水準になったが、12日午前、東京市場も84台に突入した。
輸出が主力の日本の自動車や電機メーカーは、今期の想定為替レートを1ドル=90円に据え置いているが、1円の円高で300億円の営業減益になるから深刻だ。
それでも動かぬグズ野田財務相
しかし、それ以上に深刻なのは菅内閣の対応だろう。
打つ手なし。無能野田財務相は「注意深く見守っていきたい」と言うだけで、何をするでもない。
「消費不況にもがく米オバマ政権は国内産業の輸出拡大のために、ドル安を進めている。
経済危機のEUも同じで、ユーロ安でかなり業績が持ち直している。
つまり円の独歩高だけが続く構造ができてしまっている。
日本政府が何もしなければ、限りなく1ドル=80円突破に近づくのです」(経済ジャーナリストの山本伸氏)
財務省や日銀は「日本単独で為替介入しても効果は限定的」などと言って手をこまねいているが、それは米欧の思うツボだ。
日本の輸出産業だけがツケを背負う必要はない。
ノロマでグズといわれる野田財務相だが、「断固たる措置を取る」くらいの強い発言をして、為替介入したらどうなのか。言うはタダだ。
円高が急ピッチに進むのを嫌気して11日の東京株式市場は250円の急落だった。
それに米国の景気先行き不安が加わって11日のNY株も265ドル安で終わった。
株安がグルグル地球を回っている。
12日午前の東京市場は、NY株急落を受けて平均株価は187円65銭安の9105円20銭となった。
9000円割れは時間の問題だ。
菅政権の無策によって日本経済は大ピンチだ。
(日刊ゲンダイ)
円高も株安も止まらず、日本経済はひどいことになってきた。
11日のロンドン市場では一時1ドル=84円72銭をつけ、15年ぶりの超円高水準になったが、12日午前、東京市場も84台に突入した。
輸出が主力の日本の自動車や電機メーカーは、今期の想定為替レートを1ドル=90円に据え置いているが、1円の円高で300億円の営業減益になるから深刻だ。
それでも動かぬグズ野田財務相
しかし、それ以上に深刻なのは菅内閣の対応だろう。
打つ手なし。無能野田財務相は「注意深く見守っていきたい」と言うだけで、何をするでもない。
「消費不況にもがく米オバマ政権は国内産業の輸出拡大のために、ドル安を進めている。
経済危機のEUも同じで、ユーロ安でかなり業績が持ち直している。
つまり円の独歩高だけが続く構造ができてしまっている。
日本政府が何もしなければ、限りなく1ドル=80円突破に近づくのです」(経済ジャーナリストの山本伸氏)
財務省や日銀は「日本単独で為替介入しても効果は限定的」などと言って手をこまねいているが、それは米欧の思うツボだ。
日本の輸出産業だけがツケを背負う必要はない。
ノロマでグズといわれる野田財務相だが、「断固たる措置を取る」くらいの強い発言をして、為替介入したらどうなのか。言うはタダだ。
円高が急ピッチに進むのを嫌気して11日の東京株式市場は250円の急落だった。
それに米国の景気先行き不安が加わって11日のNY株も265ドル安で終わった。
株安がグルグル地球を回っている。
12日午前の東京市場は、NY株急落を受けて平均株価は187円65銭安の9105円20銭となった。
9000円割れは時間の問題だ。
菅政権の無策によって日本経済は大ピンチだ。
(日刊ゲンダイ)