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密室で東電処理を話し合っているおぞましいメンメン

2012年02月22日 21時08分57秒 | Weblog
密室で東電処理を話し合っているおぞましいメンメン・・・(日刊ゲンダイ)

国有化をめぐり、怪しい綱引き

1兆円の公的資金を投入する東京電力の処理方法をめぐって、ワケの分からない攻防が続いている。

国が議決権付きの東電株を3分の2以上取得して、「実質国有化すべし」とか、「いや、過半数でいい」とかだ。被災者にしてみれば、どんな形態でもきちんと補償交渉が進めばいいし、何よりも議論を急いでもらいたい。

国民はなるべく税金を使わず、東電を解体し、責任を明確にして欲しい。

で、こういうときはすべてをオープンにして、国民監視の中で議論をすればいいのである。

「道路公団民営化の時に猪瀬直樹委員(当時=現・東京都副知事)がやったような手法です。

そうすれば、国民も議論の中身、問題点がよく分かる。

東電を国有化すべきか否かは、発送電分離が関わってくる。当然、さまざまな圧力がかかる。

それをはね返すためにもオープンな議論にすべきです」(ジャーナリスト・横田一氏)

ところが、東電の場合、限られたインナーメンバーがああだこうだとやっている。

そんな密室によそから圧力がかかり、ますます、ワケが分からなくなっている。

魑魅魍魎の世界なのだ。

まず、密室のメンバーがおぞましい。

政治家は枝野経産相、仙谷政調会長代行、細野原発担当相が中心だ。

事務方は資源エネルギー庁の今井尚哉次長、原子力損害賠償支援機構の嶋田隆事務局長、国家戦略室の日下部聡審議官。ともに82年入省の経産官僚で「三羽ガラス」と呼ばれるやり手だ。

今井は安倍元首相の秘書官だったし、嶋田は与謝野前経財相の懐刀として知られる。

日下部は菅前首相の知恵袋で、発送電分離派だ。

仙谷は昨年夏、「地域独占の電力供給のゆがみを是正し、東電の体制を見直す」という内部文書を主導した。

枝野も東電の勝手な値上げ計画を突っぱねるなど、反東電色が強い。

だとすると、密室チームで「東電解体」「実質国有化」を決めそうなものだが、そこに財務省や経団連が横ヤリを入れて、話がややこしくなっている。

「加えて、密室チームが実質国有化に肩入れするのは選挙目当ての側面も強いのです。

3分の2の株を押さえれば、人事や組織改革、資産売却など、すべてが意のままになる。

選挙前に派手な解体ショーを見せて、国民受けを狙う。

実質国有化で経営再建できるかどうかなんて二の次。

そんな見方をする関係者も多いのです」(霞が関事情通)

そこにはもちろん、権益を拡大したい経済産業省の思惑も複雑に絡む。

こうなると、何が何だか分からない。

だから、密室談合はダメなのだ。

最後はグロテスクな妥協案で、東電がゾンビになる恐れもある。

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