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葛飾区の公園でチェルノブイリ最高レベルホットスポットの衝撃

2012年02月22日 21時13分34秒 | Weblog
葛飾区の公園でチェルノブイリ最高レベルホットスポットの衝撃・・・(日刊ゲンダイ)

東京都はすぐに徹底調査と除染しろ!

東京・葛飾区の「水元公園」の土壌から、1キロ当たり2万ベクレルを超える高濃度の放射性セシウムが検出された。

葛飾区や江戸川区など首都圏東部は「ホットスポット」地域として知られているが、事故から1年が経とうとしているのに、今なお、こんな危険地域があったのはショックだ。

日本共産党都議団が調査し、きのう(21日)、会見で明らかにした。

それによると、調査したのは「水元公園」内にある「メタセコイアの森」「駐車場植え込み」「ドッグラン」「野鳥観察舎」――の4カ所で、土壌や落ち葉を採取し、ドイツ製の測定器で放射性セシウムの濃度を測定。

精度を高めるため、今月15日以降、複数回に分けて測ったという。

その結果が別表なのだが、仰天なのは、最も高かった「野鳥観察舎」入り口の土壌、落ち葉のセシウム濃度だ。

原子力安全委員会によると「Bq/㎏」を「Bq/㎡」に換算するには65をかける。

単純計算で1平方メートル当たり約140万~150万ベクレルになる値だ。

これはチェルノブイリ事故の際、土壌の汚染濃度に応じて居住区域が制限された最高レベル「居住禁止区域」(1平方メートル当たり148万ベクレル以上)に相当する。

「水元公園」の全ての土壌や落ち葉が高濃度汚染されているワケではないだろうが、誰でも自由に出入りできる公園内に、「居住禁止区域」レベルに近い放射能汚染場所が存在していることになる。

「今回の調査で『水元公園』の汚染は判明したが、近隣場所にもこうしたスポットが存在する可能性がある。

そもそも、1キロ当たり2万1700~2万3300ベクレルというのは、国が放射性廃棄物を直轄処理する基準として設けた『8000ベクレル』を3倍近く上回っているのだから、都は早急に対処するべきです」(共産党都議団関係者)


日本環境学会土壌汚染問題WG長の坂巻幸雄氏はこう言う。

「東京は世界で初めて人工放射線の被(ひ)曝(ばく)をこうむった首都だといえます。

東部はもちろんのこと、都庁周辺でも事故後の空間線量率は事故前の2~3倍に高まっている。

多くの人が行き交う都心部で、無視してよい数字ではありません。

行政当局を含めた諸機関の努力が求められてしかるべきです」

老害の石原知事は、「五輪招致」などと寝言を唱えていないで、そのカネを一刻も早く汚染の調査と除染対策に回すべきだ。

◆「水元公園」土壌、落ち葉の放射能汚染調査結果
[サンプル]
[採取日]
[測定日]
[測定値(Bq/kg)]
[合計]
[Cs134]
[Cs137]
駐車場南側の落ち葉
2月15日
2月15日
1930
3390
5320
2月16日
2590
4670
7260
2月17日
3080
5210
8290
2月19日
2100
3730
5830
2月20日
2420
4460
6880
「メタセコイアの森」の表面土壌
2月15日
2月16日
3020
4750
7770
2月17日
3590
5750
9340
2月18日
3240
6000
9240
「メタセコイアの森」の落ち葉
2月15日
2月16日
373
806
1179
2月17日
536
946
1482
2月18日
806
1530
2336
ドッグラン南東側の土壌
2月15日
2月16日
5270
8090
13360
2月17日
5330
8700
14030
2月18日
5050
8280
13330
野鳥観察舎入り口の落ち葉、土壌
2月15日
2月16日
8710
13000
21710
2月17日
8690
13100
21790
2月18日
8950
14300
23250
※Cs134=セシウム134、Cs137=セシウム137

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