さらば! 関東. あばよ! 原発.・・・(飯山一郎)より
千葉県の東京湾沿岸には,製鉄各社の巨大な高炉が12~13基も点在している.
高炉とは,鉄鉱石やクズ鉄を溶かす溶鉱炉のことで,電力をガンガン使う.
いま,この高炉のほとんどが停止してしまっている.
理由は,放射能だ.
完成した鉄鋼製品を出荷しようと放射能を計測すると,高濃度で検査が通らない.
何とか検査を通過した鉄鋼製品も,千葉県産のモノは買い手がない!のだ.
放射能汚染の風評被害は,農産物だけでなく鉄鋼製品にまで及んできている.
このように,関東平野では経済活動がストップしてしまっている.
これは,日本経済にとっても非常に深刻な事態である.
大量の電力を使う高炉がストップしているのに,東電は計画停電をやめようとしない.
これは,原子力発電所の有り難さを国民に想起させる戦略なのであるが,致命傷だ.
なぜなら,東電の計画停電で,関東地方の産業が日に日に衰退しているからだ.
実際,関東地方の電力需要は,火力発電だけで充分! もう原発なんて不要なのだ.
ハッキリ言おう.
日本最大の経済地盤=関東平野の経済は,瀕死の状態である.再起不能に近い.
さらに…,
人間の生存に絶対必要な農産物が放射能汚染のため,収穫が見込めなくなった.
いよいよ,日本民族全体のサバイバルを本気で考えねばならない事態になった.
しかし東京は,盛り場に脳天気な客が戻ってきて,そこそこの賑わいだという.
憂さ晴らしであろう.忘れたいのであろう.考えたくないのであろう.
これは,「末世」に往々あらわれる「末期現象」である.
◆2011/03/31(木) 原発が不要になる事態
サルコジの来日は,原発事故の決定的な解決策をたずさえての訪問ではなかった.
サルコジが記者会見で最も強調したことは,安全な原発が絶対に必要!ということ.
ようするに,サルコジの来日は…,
「今後,原発事故処理の過程で,原発そのものを否定するような言動は許さない!」
と菅直人にクギを刺すための訪問だったのだ.
サルコジの来日に合わせるように,オバマも原発の必要性を強調する演説をしたし,
日本原燃のトップも「原発推進の方針は変わらない」と本日改めて演説している.
日本のTVも,御用学者や毒まんじゅう教授を総動員して原発必要論の大合唱だ.
いっぽう…,
トーデン・フクシマは,収束の見通しが全く立たないどころか,状況は悪化の一途.
こういう状況下,大声で原発必要論を叫ぶ感覚は,異常というより,「狂」の字だ.
ここまで狂ってくると,さらにボロがでてくる.
もんじゅ,福島第二,浜岡.女川などもボロボロだが,問題は,福島の事故処理だ.
つまり…,
311の事故発生以降,効果的だった方策が,皆無! 一つもないのだ.
のみならず,後手後手で打った手が,すべて悪手悪手の連続になってしまっている.
恐いのは,悪手が悪手を呼ぶことだ.
これまでも先手必勝は一個もなく,後手必敗の悪手が悪手を招来してきた.
もっとも痛烈な悪手は,人命軽視だ.
飯舘村の人命は,もう取り返しがつかない.
いわき市も,福島市も,体内被曝・放射能の蓄積が限界に来ている….
しかし…,
政府は,手なし,策なし,知らん顔である.
あたり一面が「腐海」と化し,原発など全く不要な「風の谷」が,とおくに,見える….
千葉県の東京湾沿岸には,製鉄各社の巨大な高炉が12~13基も点在している.
高炉とは,鉄鉱石やクズ鉄を溶かす溶鉱炉のことで,電力をガンガン使う.
いま,この高炉のほとんどが停止してしまっている.
理由は,放射能だ.
完成した鉄鋼製品を出荷しようと放射能を計測すると,高濃度で検査が通らない.
何とか検査を通過した鉄鋼製品も,千葉県産のモノは買い手がない!のだ.
放射能汚染の風評被害は,農産物だけでなく鉄鋼製品にまで及んできている.
このように,関東平野では経済活動がストップしてしまっている.
これは,日本経済にとっても非常に深刻な事態である.
大量の電力を使う高炉がストップしているのに,東電は計画停電をやめようとしない.
これは,原子力発電所の有り難さを国民に想起させる戦略なのであるが,致命傷だ.
なぜなら,東電の計画停電で,関東地方の産業が日に日に衰退しているからだ.
実際,関東地方の電力需要は,火力発電だけで充分! もう原発なんて不要なのだ.
ハッキリ言おう.
日本最大の経済地盤=関東平野の経済は,瀕死の状態である.再起不能に近い.
さらに…,
人間の生存に絶対必要な農産物が放射能汚染のため,収穫が見込めなくなった.
いよいよ,日本民族全体のサバイバルを本気で考えねばならない事態になった.
しかし東京は,盛り場に脳天気な客が戻ってきて,そこそこの賑わいだという.
憂さ晴らしであろう.忘れたいのであろう.考えたくないのであろう.
これは,「末世」に往々あらわれる「末期現象」である.
◆2011/03/31(木) 原発が不要になる事態
サルコジの来日は,原発事故の決定的な解決策をたずさえての訪問ではなかった.
サルコジが記者会見で最も強調したことは,安全な原発が絶対に必要!ということ.
ようするに,サルコジの来日は…,
「今後,原発事故処理の過程で,原発そのものを否定するような言動は許さない!」
と菅直人にクギを刺すための訪問だったのだ.
サルコジの来日に合わせるように,オバマも原発の必要性を強調する演説をしたし,
日本原燃のトップも「原発推進の方針は変わらない」と本日改めて演説している.
日本のTVも,御用学者や毒まんじゅう教授を総動員して原発必要論の大合唱だ.
いっぽう…,
トーデン・フクシマは,収束の見通しが全く立たないどころか,状況は悪化の一途.
こういう状況下,大声で原発必要論を叫ぶ感覚は,異常というより,「狂」の字だ.
ここまで狂ってくると,さらにボロがでてくる.
もんじゅ,福島第二,浜岡.女川などもボロボロだが,問題は,福島の事故処理だ.
つまり…,
311の事故発生以降,効果的だった方策が,皆無! 一つもないのだ.
のみならず,後手後手で打った手が,すべて悪手悪手の連続になってしまっている.
恐いのは,悪手が悪手を呼ぶことだ.
これまでも先手必勝は一個もなく,後手必敗の悪手が悪手を招来してきた.
もっとも痛烈な悪手は,人命軽視だ.
飯舘村の人命は,もう取り返しがつかない.
いわき市も,福島市も,体内被曝・放射能の蓄積が限界に来ている….
しかし…,
政府は,手なし,策なし,知らん顔である.
あたり一面が「腐海」と化し,原発など全く不要な「風の谷」が,とおくに,見える….
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